★入門教室① 7月31日木曜日

 朝、対局の福崎九段に会う。「金太郎の写真は同じに見えるのですが?}「いいや、微妙に違うのやから」と説明しながらそうやなあ同じやなあ‥

 金太郎はここに来るとついついクロの足を噛もうとする。

 この日は関西将棋会館の「しょうちゃん入門教室」の一日目だった。初めに「駒の動かし方」からスタートする。

 例えば歩の動かし方も例題でしないで、歩だけの初形の配置から、歩を動かしてもらう。将棋の難点は初形から駒が割と動かしにくい‥ことである。歩の動かし方でも子どもによってみんな異なるのが面白い。二手目に後手の歩を動かすと、すでに未知なる局面?が出現する。

 次に香を置くが一か所しか動かせない。桂馬だと初めは動かせない。角や桂などの駒を動かすには、歩を動かすしかない。

 この初期の駒の不自由さが将棋の特徴かもしれない。

 帰宅して個人指導をする。金太郎は出られないので、終わると「ハイ、サヨナラー」と挨拶するが、これは(早く帰ってよ、遊べないよー)の意味がふくまれてもいる?