☆バスで帰省 5,25月曜日

 伯父が亡くなったので、急遽、帰省することにした。今回は高速バスを使った。

 車で帰省していたが、そろそろ日帰りはきつくなってきた。

 バスは快適で見晴らしもよい。

 隙間の多い3人席なのでゆったりできる。

 神戸バスターミナルから淡路島を経由して徳島道である。

 吉野川SAで休憩する。もう少しである。

 伯父は私が小学生のころに、日曜日になるとキャッチボールをしに来てくれた思い出がある。おとなしくて静かだった。

 数年前に病院にお見舞いに行ったのが最後になってしまった。

 こちらは先に火葬場でお骨になってからお葬式をする。親戚の集まりはこういう時しかなくなったかもしれない。

 いつものお坊さんのお経を聞きながら、歳月の長さをかみしめる‥時は無常なり・・常にそうなのかもしれない。

 母の家に戻り横になる。母も90歳になり、さすがにあちこち弱くなったようである‥しかし食欲は充分なようでよかった?

 家のサボテンの花が咲いていた。

 帰りも高速バスを使う。家からのタクーシ代が高かったので、バス帰省のときはレンタカーがいるなあと思った?今は生活感のある発想がすぐに出るのである・・

 帰りの車窓からの風景はよかった。

 吉野川と並行して走る。

 夕暮れ時は輝くほどにさみしい

 日が沈む光景は思わず追いかけたくなる

 神戸の街がやけにまぶしくみえた。

 あわただしい帰省だったが、久しぶりに戻ってよかった。普段の暮らしから離れると、日々のことが大きく重なって見える。自分が子どもの頃に戻った部分があるせいだろうか。