★奨励会試験2日目 夏休み特訓 8月19日水曜日

 金太郎の定位置

 奨励会試験の2日目で、一次試験の最終である。結局5名受験で4名(一次免除一名をいれて)が通過した。一次も含めて全員通過を目指していたのだが‥それでもまずはほっとする。明日の二次試験は奨励会員との対戦だが、期待も不安も含めて、あまりあれこれと考えないようにしている‥気にすると胃が痛み始めそうになるからだ‥

 午後からの「夏休み特訓」は二名だった。みっちり特訓する。平手と駒落ちだが、指していくうちに弱点が見えてくる‥

 平手戦では私はほとんど居飛車である。あまりうまくないのがいいのである?指導対局では戦いを味わう、体験する、それが目的なので、とにかく「駒をぶつける」形に誘導するのが基本だと思う。

 駒落ちでは「大駒の働きをよくする」のが基本である。下手を負かしに行くときは、「大駒を抑え込む」のが上手のコツなのである。駒落ちでは駒の損得よりも大切かもしれない。

 下手には「大駒を働かす」ことを教えるのがたいてい正しいアドバイスである?ただし働かすのと動かすのは微妙に違うのが指導の難しさでもある。