☆金曜日の日記 12月18日

 真っ先にするのがメガネ外しである

手乗りの金太郎、ときどき思い出したように甘噛みする

この空は毎朝見る風景だ。当たり前だが毎朝異なる空でもある。

 甲山方面を見る

こうやって下をノソノソ歩くときは要注意だ。悪さをする。不意に足の指をつつかれる?

 病院に行くのはこの日何度目だろう‥途中に甲山が見える

 病院通いのとき私は運転がうまい方ではないので、かなり慎重に走った。早朝は15分、普通で25分、混んでいると35分くらいだろうか。

 私は病院がきらいでなくて、昔からいるだけで、行くだけで安心感がある‥何度か入院はしたが、それだけ健康でいられたのだろうなあと思う。

 普通の日常とは違う時間を過ごすのは、時間を止めて今までの人生の日々を回顧しながら、自分と向き合う機会にもなる気がした‥

 生まれて死んでいくのは自然の摂理なので、どういう形であれ受け入れるのもやむなしで、自然なことではあるが、普段なら触れないでいる面もあるので‥曖昧で心許ないが生きるということの意味を考える時間を持つのかもしれない‥

 私は頑固だが意外に信念は薄いので、金言みたいなものが苦手である。人間は単純なようでいて深いし、深いようでいて単純な面もあると思っているので、むしろ泥々とした矛盾や葛藤、疑心暗鬼や虚偽、自己不信、罪意識にさいなまれることが多く、どちらかいうとカッコ悪さに安らぎを得るので、合理的で役立つきれいな言葉がにが手なのだろう‥