*木曜入門コース 3月10日

 金太郎はメガネ外しが日課である。じっと目を見るとスグにそらす。見ていないようで見ているのが金太郎の目線である。

遊びも一段落して椅子に腰かけくつろいでいる。

 この日は「木曜入門コース」だった。Sさんに手伝ってもらうようになって気分は楽になったが、子ども達は慣れてきて?やはり後半は騒がしさが消えないようだ‥

 礼儀に厳しいSさんからすると、私の教室は甘いのではがゆいかもしれない?ただし私は基本的に厳しいのは苦手だが、生徒に甘いのも苦手である。淡々と将棋に向き合うのが性に合っている。地声は大きいが声高は苦手である。

 指導対局では励ましながら指していく場合もあるが、基本は淡々と指導する。クセや特徴を見抜くのは早くなったのだが、ではどうすればいいかとなるとうまくない‥将棋の場合は自主性が大きいのである。

 子ども達を伸ばしたい想いは空回りするものだが、将棋は体験と継続と心ばかりの執念が必要なのかもしれない。

 毎回何らかの課題を抱えて終える。まあ基本的には自由放任が私の根底にあるからなあ‥