今日は「棋士総会」があったが、私は欠席した。今回は不在者投票という制度になっていて、数日前に理事選挙の投票は済んでいた。関西将棋会館まで行くのもおっくうなときもあるので、東京はきついのだ。数年前に椎間板ヘルニアで入院してからは、どこかが臆病になっている。もう動けないかと不安を抱えていたが、今は用心のための治療にも、整形外科の「牽引」にも行っていない。喉元を大きく過ぎて、痛みも忘れてしまったようだ。

不気味な色彩の空だった

虹が見える。

デニーズにて、茜色とはこんな色彩か

 夕方、増田五段から電話があり、総会が終わって今から帰りますとのことだった。総会の報告を聞いて「お疲れさん」とお礼を言う。

 夜に珍しく友人のUさんから電話があった。Uさんはバリで結婚して、日本と半分半分の暮らしをしていて、今は日本にいるとのことだった。なつかしい声を聞いてうれしくなった。「今からK七段、I六段、T六段らと麻雀です」うらやましい。

 子ども教室の会報がようやく出来て、コピーをしにいって発送の準備をする。4月は忙しくて出せなかったので、二ヶ月ぶりだった。新入会の子が増えて、顔ぶれが変わってきたようだ。

 たまにネットの将棋関連のページを見ることがある。ずらりと揃っているのは壮観だが、多すぎて何をみればいいのか困るかもしれない。目を細めると私のブログもあった。更新すると掲載されるらしい。便利だなあと思うが、開けるとあれれ?というのもある。私のもそうかもしれないなあ・・幅広くする情報を集めるよりも、正確な情報で狭く絞る方がこれからは大切かもしれない。ふとそう思った。自分にとってできうるものは限られているものだ。うらやんだり、ねたむ気持ちを捨てて、(私がそうというわけではないが)しっかり根を生やした眼差しを持っていないと、見境のない情報や欲望に取り巻かれそうな気がする。

 それなら情報のない世界の方が健全かもしれない。考え込んでしまうのだった。