CIMG-c1658.JPG

鳥取砂丘 2008,4,8

 休みの日は、まず天気予報を見るのがクセである。それによって、何をするのか考えるのだ。今日は全国的に晴れマークだった「園田競馬に行こうか、それとも尼崎競艇?にする」「天気がいいから丹後半島がいい」意見が分かれたが、結局「コウノトリのいる京都の豊岡に行こう」ということになった。

CIMG-c1313.JPG

 宝塚から中国道を走っているときに、「板井原集落に行ってみようか?」予定変更である。森家のスケジュールは気まぐれである。しかし、佐用ICを降りて373号線を走っていると雲行きが怪しい。次第に小雨になる。狭い山道を越えて板井原集落に着いたときは、すっかり曇り空だった。おまけに雪が残っていて、春の気配が感じられないのだった・・

 

 

 小雨の集落は、以前に来たときよりも静かだった。六尺道を散策しながら、昔そのものが残っている風景に入り込んでいくのだった。あいにく集落の中の喫茶店が休みだった。板井原集落は、ちょうど私が4、5歳の頃の祖母の家も似たような雰囲気だった。懐古ばかりしていてもしょうがないのだが、私は生まれてくる時代を間違えたのだろうなあ。この集落にくると、今の時代とのギャップを感じるのだった。

 帰りはまた逆の方の狭い山道を下る。智頭に出て、鳥取砂丘に向かう。30キロくらいなので行くことにした。53号線を千代川沿いに走る。

 鳥取砂丘に着いたときは、雨は上がっていたが、まだ曇り空だった。観光客を乗せる馬やラクダがいた。砂丘は広い。いつも砂丘の上までが遠く感じて、しかも歩きにくいのでバテるのだ。今日は雨が降っていたせいか、砂ぼこりもなくて歩きやすい。しかし上まで休憩なしでは無理だった。砂丘では人が飯粒の大きさに見える。

 妻が気分が悪くなって(ハリキリすぎだ?)車で休んでいる間に、わたしはひとりで喫茶店に入る。「だからこんなやり方ではダメでしょう」何か会社の運営のことで真面目に議論している二人連れの男の人がいた。今は何処に行っても似たような状況で、少数景気回復、大部分不況突入である。ガソリン代は一時下がっても、他の物価は雪崩のように値上げラッシュらしい。昔ならストやデモがあったように思うが、今はなすがままである。きちんと状況を分析してくれる評論家もいない?このままだと家計に大きく響くはずなのだが・・

 道の駅「あわくランド」で夕食にする。帰るのが遅くなってしまった。

 ぐるぐる写真館 撮影 ルンルン 編集 森 信雄です。どうぞご覧下さい。