昨日の帰省の疲れはあったが、もう一箇所早く行っておきたいところがあった。箕面の勝尾寺である。ここで勝負の祈願だ。神仏に頼るわけではないが、弟子達に心置きなく戦ってほしい、そして勝ちに貪欲になってほしい願いである。

途中で猿の集団に出会って車を脇に止める。

 ごく小さな木の実を落ち葉の中で掻き分けて、一心不乱に食べていた。箕面の猿には①食べ物を与えない②食べ物を見せない③猿に近づかない、そんな鉄則の立て札がある。人間に馴れてしまった猿を自然に戻す試みを行なっているそうだ。

ハイカーに人に「猿に出会ったら声を出して挨拶が大切ですよ」と教えてもらう。

木の上にも猿がいた。近づくのは恐い「人間と同じで?恐い顔の猿は注意したほうがいいですね」

 夢中で木の実を探す

集団らしくて、そっとカメラを望遠にしてのぞく。

この立て札があちこちに立っている。

勝尾寺に行く。その昔、薄っすらと奨励会ハイキングで来た記憶がある。

 ダルマは成就してもしないでも、一年立てば奉納するそうだ。

生まれて初めて絵馬にこう書いた。これも師匠の気合である。

勝つという言葉は意識しようがしまいが、貪欲さと恐怖心に囲まれているものなのである。遠くにありて引き寄せるもの・・なのだ。

勝つカレーを食べる。何だか私が力んで勝ちを意識しているようだが、自分のは普通のカレーでも充分だ。

箕面のサルでなくて、ルンルンいたずら劇場でした。

箕面の大滝に向かう。

店もいっぱいあって、観光とハイキングの名所だ。

ここに座って滝見物である。

帰りの道路沿いにも猿たちがいた。