岡山県新見市の「にいみ雛まつり」に行った。天気がいいので遠出で高速の中国道を走る。

にいみ雛まつりの中心はこの太池邸である。昔の街並みの通りにあった。

 雛まつり 遠くに出かけ  姫を待つ

<太池邸の雛まつり>

 時が過ぎ 時代のかなたの 雛まつり

 人しずか 足音もなく 雛まつり

  

にいみ雛まつりのポスターが貼られてある

<にいみ雛まつり街中の展示会場>

宝石屋さん

時代がかっている

雑貨屋さん(果物屋さん?)

文具屋さん

 

 

和菓子屋さん

縁起物はすべて意味があるそうだ・・

  珍しい雛段で、何故か私が地元紙の取材を受けた。新見の街の商店街は平日のせいか人通りが少なかったが、歩いて楽しめた・・

 新見は35年前に義兄のスレートの仕事の手伝いで来たことがある。旅館に泊まって数日かかったが、たまの休みに散策した記憶がうっすらとある。

 雛まつりで地元の人が親切に応対してくれてありがたかった。今はどこも人の姿が見えないことが多い。過疎なのか不景気なのか、高齢化なのか、いろんな要素が含まれているようだが、静かに大切なものを守っている風景は胸がジーンとくるものもある。時代の変貌は容赦なく押し寄せているのかもしれないが、心に響いてくるものもある・・雛まつりの人形を見ていると、愛おしくなってくるのだった・・