昨日(5月24日日曜)は、阪神競馬場に行った。普段の週末はほとんど将棋教室などの仕事なので、違和感があったがやはり楽しい気分である。インフルエンザの影響で観客は少なく感じた。一日たっぷりあるので指定席に入る。

 今日はオークスがあり、ブエナビスタの登場だ。場外馬券なのだが、やはりブエナのレースは注目である。

 阪神競馬場は「仁川駅」で降りるのだが、エスカレーターを降り始めるとこのダイワスカーレットのパネルが目を引く。どの分野でもプロの世界は華やかなスターが必要のようだ。昔で言う映画スター(古い表現だが)である。夢を見させてくれる存在だ。

 入り口の前でポニーが眠そうな表情で待ち受けている。ほとんど面倒臭そうな表情がかわいい・・愛想なんかいらないのだ。自然でいいのだ。

 まだ早いので人もまばらだが、場内はすでに多い。仕事はつらそうでも遊びとなると朝早くから元気いっぱい・・の人が多いのだろうなあ。私もそうである。

 指定席の中なので割とゆったりしている。席にはテレビも付いていて、オッズやパドックを見ながら予想できる。しかし東京、中京、新潟と3箇所の競馬場でやっているので、全部やろうとするとクタクタになる。今日は前半調子がよかったが、パタリと止まる。

 競馬場の達人という番組があって、いろんな人が一日挑戦するのだが、なかなか面白い。買い方にもいろんなタイプがあり、数十年というベテランの経験を聞いていると感心する。競馬はマイペースタイプが多いようだ。

 私はいまだに馬が入り乱れると、どの馬がどこを走っているのか、さっぱりわらない。大型スクリーンを双眼鏡で覗いて、ようやく半分くらいわかる。

 私はもともと競輪が好きだったのだが競輪場が減ってしまってどこも遠いのだ。最近は億劫なのでやはり距離が近いのがいい。ギャンブルはレジャー化させるのが今の課題だろうか?どの分野も今は大変な時代で、ファンへのアピールの営業努力が大きい。社会全体の低落傾向と必死さが伝わってくる。

 今日は全部で16レースの馬券を勝って、5勝11敗だったのが(本来は優秀なのだが)配当が安いのもあったので収支はトントンだった。

 オークスは私は外れだった。ブエナビスタは冷や汗の勝利で、ブエナビスタは強い。このきわどい鼻差の勝利が、勝利の女神も味方している煌きを感じるのだ。勝負事に絶対はないのだから、ドキドキワクワクするのがいい・・ゴール前のブエナビスタを見ていると、鞍馬天狗を思い出した。ギリギリのところで馬に乗って正義の味方が現れる・・

 馬券は何ともつまらない配当で、強い馬が勝つとき特有の素っ気ない結果であるが、しょうがない。こういう結果を想定すれば買わなければいいのはわかっているのだが、買ってしまうのだ。負け組の定番心理なのである?

 一日競馬を堪能した。帰宅して昨日の奨励会の結果を(関西将棋会館HP)であらためて見る。勝ち負けの世界はある意味で単純明快だが、ひとつの負けをくつがえそうとすると、思っている以上の膨大なエネルギーが必要なのだろう。そんな気がする。先に先に投資して、緩めることなく取り組んでいかないと結果が出ない・・

 夜、妻のデジカメが壊れたので、この際、私のと同じカメラを買うことにした。(妻が私のお古で、私が新品だ)「競馬に負けた日はやめよう」と言ったのを無視してk-ズ電気に入る。私にはそういうこだわりや節操が全くない。今のカメラが気に入っているので妻にも同じカメラで撮ってほしいのだ。

 それからマツダのTさんからの中古の車の件と保険の更新の件で電話があった。すでに乗っている距離数を考えて乗換えを奨められたのだ。今の車に愛着もあり、躊躇するが・・HIROまで持って来てくれた車を見て、結局エエイと買うことにした。私は後先を考えないで決断が早いのが取り柄で?、自分なりのせっかちな生き方である。

 生きている間のすべての後悔は、まとめて100年後にしよう・・そうはいかんかな。