昨日(9月16日)の朝の写真で、駒をかじる直前のシーンだ。金太郎は結構がんこなので、取り上げるのは大変である。足の先で食い止めようとするが、挟まれるとバラのとげのように痛い。

 昨晩、義父から電話があって、結局ラッキーを昨日(16日)病院に連れていった。白内障(以前もそうで治っていたが、また右目が白濁している)と皮膚病のマラセチアだったようだ。ラッキーは気が小さいので、大袈裟に痛がる。診察台から降ろすときにギャンと言われて困った。年老いていろいろ病気を抱えているとかわいそうになる・・

 ラッキーはもともとは我が家の犬だったが、庭に入るのは10年以上振りである。妻が薬シャンプーで洗ってやる。ラッキーがいた頃は、ニワトリのハッチとポッチもいて、トビオ、クロも含めて戦国時代だった。血みどろの戦いが始まってしまって、結局義父のもとに行ったのがラッキーだ。

 ラッキーを乾かしていると、狭い庭にいるチビが寄ってこない。遠くでこちらをうかがって、あきらかにラッキーを怖がっている様子だった。意外な光景だった。ラッキーが出て行っても戻ってこない。仕方なく呼びに行って、引っ張ってようやく戻った。チビにも苦労があるのだな。

 昨日は(9月16日)王座戦の第2局があった。昼間からネット中継を見て、気になって他に手が付かない。中盤は山崎七段が堂々とした指しっぷりで、今日は勝てそうな気がしたが、羽生王座の壁は厚いようだ。

 夕食休憩後も熱戦が続いたが、結局及ばず、山崎七段の負け。羽生王座に勝つのは大変だなあ・・でも第三局を期待したい。勝負のあと一歩が難関のようだ。余韻が残って、寝床でも王座戦第2局の終盤の局面が浮かんで困った。

 奨励会試験が終わって、保護者懇談の準備にかかる。毎年試験が終わってから、合格者も含めて今後の方針を話し合いするのだ。師匠の私は常に背水の陣と思って向き合っている。結果は概してシビアなものだが、反省しつつも自分の向き合う方向に変わりはない。

 多分、弟子に関しては(カリカリ来たり)我慢していることがほとんどだが?悩ましくとも、弟子と関わるというのはそういうことでもあるのだと思っている。自分が師匠に迷惑をかけっぱなしの弟子だったので余計にその思いが強い。

 結局は弟子自身が将棋も人間も、自分で鍛えて育っていくよりないのである。

 頭の中ではそう割り切っているが、結局私は人間的に甘いので、ほとんど大目にみているような気もする。いい方向に向かってほしい、そういう願望のもとで、弟子に向き合っている・・