金太郎は椅子の下の部分でよく遊ぶ。止まり木の代わりなのだ。この足の太さからすると、大きな止まり木が必要みたいだ。

 私の詰め将棋ノートをかじろうとしている。源さんもここまではしなかった。しかし金太郎のよさは、言えば理解することだ。最近は口ばしでも私の手を甘咬みするようになった。

 あれれ、破けるぞ・・大丈夫、遊んでいるのだ。

 金太郎の時間が終わると、大人の時間だ。トビオはいつもいちばんいい場所を探して昼寝する。よく眠る。チビはしょっちゅう部屋の中をのぞく。呼びかけると、すぐに去っていくのは変わりない。

 昼前からドライブに出かけた。秋になると、絶好のドライブ日和である。いつのまにかコスモスが咲いていた。

 三田市の郊外、稲刈りも盛りだ。黄金色が美しい。

 彼岸花が毒を秘めた美しさ

 稲刈り後の光景は秋そのものだ

 山里の風景、心が和む。

 すすきの穂が微妙な日差しに映えている。私の好きな光景だ。

 帰宅して、夕食を終えて、HIROに向かう。夕暮れもきれいだった。

 夕暮れて 心さみしい 秋の刻

 帰宅して、21時頃まで金太郎を遊ばす。幼児のようである。

 夜は宮部みゆき原作の「長い長い殺人」をDVDで観た。やや不気味な犯人やとりまく設定だが、展開は面白かった。今度は本を読んでみようか。

 最近は当日の日記をかけなくて(眠くなってしまう)翌日に書く日記が多くなったようだ。写真を取り込むのに時間がかかるのも理由だ。何のかんの後回しにしていることも多い。不義理をしているが、自分の余力(余日々)を考えると、好き放題路線に入りつつあるかもしれない。

 混沌混迷不安狼藉?の時代に、かすかでも確実なものを掴むことすら不可能に近いかもしれない。手探りの中で、心のどこかでけなげさが(無邪気さが)大切な時代のように思う。