昨日は(6月3日水)一日、家で仕事をする。途中で居眠りするのだが、だいぶん仕事モードになってきた。詰め将棋もそうだが、急には創作用の頭に切りかえれない。割と準備までに時間がかかる。

 チビはウロウロするのだが、ケージには近づかないで、チラリと見てから通って行く。何度も繰り返すのがおかしい。

 私の場合は原稿はパソコンだが、詰め将棋などの創作は寝転んでミニ盤とミニ駒を使うので、デスクワークでなくて寝転びワーク?だろうか。そういうときに金太郎やチビ、トビオ、クロがいると落ち着くのである。動物達を飼い始めたのは、家にいることが多いせいもあるようだ。

 今日はケージごとに日向ぼっこで外に出したのだが、金太郎はケージの中で①オモチャを仮想敵にして遊ぶ②ひとりで発声練習③食事タイム④のんびりくつろぎタイム⑤外の様子をうかがう、そんな過ごし方をしているようだ。音には敏感で、特に小鳥のさえずりには耳を集中させているようだ。

 午後からは子ども教室のテキスト作成もする。最近はまず自分の今後のことや弟子のことが頭にあるが、子ども教室の内容のこともあれこれ考え込むことがある。苦手な分野の「入門篇」の克服と、勝てない子どもの分析と、教室の雰囲気と挨拶や姿勢など、要するに子ども教室でもほとんどの面で課題が山積みである。

 またチビが何事もなかったかのように通り過ぎて行く。こうやってみるとチビは太ったようだ。最近はロールパン、食パンを主食に、エンシュアリキッド、カツオ節、ハム、ドッグフード(病院食)と多彩に少しづつ与えている。

 金太郎はケージの金網をかじる。ぶら下がるのもしょっちゅうである。クリップを挟むこともあるが、見事に外す。

 テキスト作成用に棋譜並べをする。最近の将棋は戦法が多彩で、いろんな指し口があるので付いていけない面もある。自分にあった作戦を選ぶのが大きなテーマになっている気がする。最先端もいいが、いかに自分の個性をいかすか、そちらの方が大切なようだ。序盤の作戦で将棋の作り方が全く違うので、一定の棋力を保つのも難しいし、強い弱いが作戦によっても変動する気がする。

 部屋にケージを戻す。これはバナナを食べている?カボチャだったかな?すぐに下に落とすのだが、逆さに宙吊りになって取り上げてまた口にする。

 今日はピアノのレッスン日だった。金太郎はリズミ感がいいので、案外耳を澄ませて聞いているのかもしれない。ときどき独自のメロディーを口ずさむこともある。

 将棋にとって大切な「考える力」を養う、これは時間のかかることと、大局観、方向性、粘り強さ、地道さも大切な気がする。記憶力も必要で大きいが、記憶は能力ではあっても対応力、打開力?はない。では考える力の中味は何かというと、私にはよくわからない。

 強いなあと感心しながら、棋譜ならべをする。自分の弱さにゲンナリもするのだった。当たり前か・・