今日は午前中、ブログの整理をする。早めの昼食の後で、兵庫県立美術館に「ムンク展」を見に行くことにした。以前から行きたかったのだが、今月いっぱいなのでギリギリ間に合った感じだ。

兵庫県立美術館

 宝塚~西宮北口~王子公園まで電車で、そこから徒歩15分とあった。美術館は新装なってからは初めてなのだ。新美術館は安藤忠雄の建築らしいが、私は打ちっぱなし風は苦手である。以前の古風な方が好きだった。

 ムンク展はさすがに人が多かったが、その割りにじっくり回れた。例の「叫び」は以前、京都の美術館で見たときは強烈な印象だったが、私にはムンクは暗いイメージはない。今回はデッサンも展示してあったが、クレヨン画など間じかに見えてよかった。装飾絵画として、リンデ邸に依頼されたものの、子ども部屋の展示にアベックの構図があって変更を依頼されたが、頑として聞き入れなかった逸話も面白かった。結局、返品されたそうである。

 表現は孤独、退廃、象徴、装飾、色彩は赤、白、青、緑が印象的だ。恐そうで不安そうで、覗いてみたくなるような絵画かなあ?画家の持つ色彩は、単純に赤とか青でなくて、うめくような言葉にない色彩の感じがする。私は塗りたくった絵が大好きだが、自分で真っ赤や真っ青な絵の具をキャンパスに、一年中塗りたくりたい心情もある?構図などどうでもよくて、絵でなくてもよいのだ・・

 終わってから、絵葉書などを買ってから、喫茶店に入る。美術館に来ると、足がくたびれるし、神経もくたびれる。解説を読まないで絵だけをさっさと見て回るのがいいのかもしれない。

 阪急の王子公園駅まで、今度は坂道を登り20分くらい歩く。もうダウン寸前で、駅のベンチに腰かける。動物園も近くなので、子ども連れも多かった。西宮北口に着き、いったん下車して、それから宝塚に帰るホームのうどん屋に立ち寄って、早めの夕食にする。

 帰宅して、足を休めながらうたた寝する。源さんが耳元でつつくし、トビオが足の中に割り込んでくる。