きょうはふたりともオフなので、早起きして、淡路島の灘黒岩水仙郷に行く。8時過ぎに出発して、中国道、7号神戸線、神戸淡路鳴門道を経由して2時間あまりで着いた。団体客も多くて、寒いながらも賑わっている。

沼島が見える

 水仙の香りを吸い込みながら、急斜面を上っていく。年配の人も多いので、ばてると恥ずかしいのだ。「夫婦連れが多いなあ。どちらが誘うのだろう?」カメラの同好会のメンバーもいて、大きなカメラを持ってワイワイ話し合っている。

 

 上まで登ると、さすがに風当たりもきつくて、ふるえそうだ。狭いところで寄りそっているカップルが、撮影の邪魔?になった。今日はまだましな方で、人数が多くなると、写真を撮るのも大変なのだ。私は人のいないところを選んで撮ることが多い。並んだり、人と同じシーンは苦手なのである。横着して、これでいいや、そんな感じになってしまう。

 沼島が眼前に見える。旅の仙人の水津さんが亡くなる前に「沼島は日本誕生の地で、是非行きたいですわ」でも結局行けなかった。それで亡くなってから、妻と沼島に行ったのだ。胸が熱くなる・・

 黒岩水仙郷のレストランで、水仙うどんの昼食にした。最近は素直にご当地のものを食べることが多い。決してカレーライスを食べてはいけない?

 そこから、立川水仙郷に行くことにした。謎のパラダイス?である。妻のたっての希望である(了承を求めるとクレームがついた)

 2年前と同じで、入り口で怪しげなおばあさんが「ひとり500円です。水仙饅頭をどうぞ」と案内してくれる。下へ下へと急な坂道を車で下っていく。

 水仙はきれいで、真っ白な水仙が咲き誇っていた。何故か、女性だけのグループも来ていて、「キャッーすごいわ」と言いながら資料館に入っていった。いわゆる昔の観光地のあちこちで見られた秘宝館である。それが半端でない資料の揃い方なのだ。もちろん18歳未満は立ち入り禁止である。2年前に知らずに来たときは、唖然として困った。

 土産物を見ていると、おばあさんがいろいろ説明してくれる。「このお茶はいいですよ。お嬢さんならこの飾り物が・・そうそう最近はうちもお酒も減らそうと思ってるんやけどねえ」よくわからない・・つぶやきである。しかしどこか味のある雰囲気で、ノスタルジアの世界なのだ。

 一宮にある温泉「パルシェ」に行くことにした。少し道を間違えたが、ここまで来たからには行かないわけにいかない。遠回りしたが無事着いた。香りの湯というだけあって、ハーブの香りがよかった。(実際は私は鼻が効かない?)露天風呂に日が差し込んで、気持ちがよかった。お湯につかっているのは最高の贅沢だ。

 帰りも神戸淡路鳴門道に乗って、PAで一眠りして、帰宅する。何故か中国道で宝塚を乗り過ごして池田まで行って引き返すハメになる。それでも5時半過ぎに帰れた。

明石海峡大橋