きょうは朝から空も晴れていい天気だった。バタバタして10時頃に、堺に出発する。その前に阪急山本駅のパン屋さんで買出しにいくのだが、そばまで行っているのに、駅までの道のりがわからない。ミステリーみたいだが、たどりつけない。軽く考えて迂回すると、狭い道、行き止まりなど散々だった。結局、駅への道は近くで右折しないといけないのがわかった。妻がパン屋さんに走って買出しに行く。

 尼宝線も混んでいて、いつになく運転の神経が疲れた。ようやく湾岸線に乗ったが、これも混んでいた。堺を越えて助松JCから堺泉北道路に乗るが、下りるところが目論見と違ってあわてる。結局、遠回りしたが、赤坂台方面に着く。桑原さんに電話をして迎えにきてもらう。駐車場を予約してもらっていたが、駐車禁止が厳しいそうだ。

コンサートの写真と祝賀会の扇子

桑原ワールド、なんでしょう?

 桑原さん宅は一階で、「座るところもないくらい、ちらかっています」というのは、やはり謙遜だった。(森家のちらかり様は謙遜でなく、そのもの)レッスン室(兼応接室とのこと)に案内してもらう。さっそく置いてあるギターに目がいく。桑原さんは手先の器用な人で、感心をこえて呆れるくらい、自分で工夫したものがいっぱいあるみたいだ。

 ギターの話になると、目がランランと輝き、意外に饒舌になる。聞いていると、私のような初心者でも何となくわかるくらいに説明を挟んでの話をしてくれる。部屋に飾られてあるコンサートの演奏風景の写真はカッコいい。桑原さんはギターとともにあるのがよく似合い、そして表情がゆるやかに且つ厳しくなる・・のがわかる。

 コーヒー通の桑原さんにコーヒーを入れてもらい、持参してきたパンで昼食となった。厚かましく、厚かましくなく、さりげなく、わざとらしく、これがルンルンモードの森家の家風なのである。

 「周辺を散歩しませんか。一周30分くらいですよ」その声に誘われて、「半分のコースだけ散歩しましょう」となった。これは正解で、桑原さんは歩くのが早い。妻と一緒だと私が早くていつも文句を言われるのだが、その私が追いつくのが精一杯だった。写真を撮ろうと先に待っていようとするが、スグに追いつかれてうまく撮れないのだった。(半分でよかった。桑原さんの30分は私の1時間みたいなものだなあ)

 もともとこの辺りは台地みたいで、自然の公園がいっぱいだ。散歩コースも車がいないのと、緑が多くて気持ちがいい。「10年前まで、近くにこんな広い公園があるのもしらなかったのですよ」周りが見えていないくらい、音楽に集中の暮らしのせいでしょうか・・桑原さんにはそんな雰囲気がある。

 

 長居をお詫びして、お暇することにした。一度来れたから、今度からはいつでも来襲できる・・桑原さんくれぐれもご注意下さい。

 

 湾岸線のPAで休憩する。きょうはまた、ひときわきれいな夕陽だった。