久しぶりの日記である。昨晩は車のキーをなくしてしまって、まいった。あれこれ推理したり、懐中電灯を持って探しまくったが出なかった。疲れ果てて寝ながらも必死に考える。迷探偵も冴えない・・

  昨日書店で買った文庫本3冊、「日本ぶらりぶらり」山下清、「一茶俳句集」そして「日本ばちかん巡り」山口文憲、この3冊目を読んだのがよくなかったかな(新宗教についての本)とか、思ったりした。バチが当たったのかなあ・・

 早朝、6時過ぎに起きて外に出て車に向かうが、外は暗いし寒い。いったん引き返し、7時頃に明るくなってきたので、また向かう。私は執念深い方なのだが、さすがにあきらめ半分だった。昨晩から10往復くらいしているのだ。


 「鍵の交換は数万円かかりますね」昨晩担当の人に聞くとそういう返事だったのだ。それよりも、無くしたときのことを推理して、どう考えても3パターンしかないのに、見つけられないのが口惜しかった。

 裏口を出て、隣の庭の草むらに目をやると、鍵があった!何と言うことか!
 これは推理②のパターンで、車をロックして、家に戻るとき、ポケットから家の鍵を出すときに落としたのだ。荷物を背負っていたので、右手が不自由だったので落ちたのだろう。推理①は車の中とそばで、推理③は家の中である。

 この程度のことを論理的に解決できないようでは、探偵稼業は無理だなあ。見つかってみれば、偉そうに言えるのだった。


「自分でなくしておいて、苦労して探す、いつものパターンだね」ほっとしつつも呆れた表情で妻に言われる。私の生き方そのもので、実りなき行動なのである。

 今日は子ども教室のテキストを作成して、ピピアめふに印刷に行く。それから担当のSさんと、4月からの将棋イベントについての相談などをする。

 そこから珍しく、川西の阪急デパートに行く。そこで買い物をして、帰宅する。ちょうど雨も上がり、風景がすっきりしてきたので、「中山寺の梅林に行こうか」と妻を誘った。植木職人の人が作業していたが、4時閉園だったので人はほとんどいなかった。
 梅もまだこれからだったが、今年初めての観梅で、気分はまずまずだ。



 

 


 
 帰るときに、なかなかいい猫がいて立ち止まる。ちょうど年配の男性がいて「いい猫でしょう・・」写真あれこれに掲載した。



 
 
 帰宅して夕食を済ませて、少し仕事をする。それから10:00にテレビドラマ「斉藤さん」を見る。なかなか人気のあるドラマらしい。

 今日のは最後はちょっとできすぎだが、今の世相の中で、何か手ごたえのある展開なのだろう。マイナスイオンの多い中で、いつのまにか何かに媚を売って生きているのが現代人だろうか。

 ストレートに生きられれば、そんな思いは心のどこかにあるが、現実は妥協の日々なのかもしれない。
 やりきれなさを感じることは多いが、それでも継続する選択か、どこかで大きく路線を変えていくか、迷いの中で常に岐路がある。我慢しても爆発しても、耐えていても、悔いは残るものなのだろうなあ。


 私は目をつむって、何かをまっとうしたいという思いは強い。ただそれは激しさを失ったのか、大人になったのか、どっちだろう・・