今日は朝のうちに仕事を片付けたので、久しぶりに「園田競馬」に行くことにした。道順を忘れたのでカーナビに頼ると、次第に思い出してきた。カーナビの信用は半分くらいにしていないと、とんでもない遠回りがあるのだ。

 

 園田競馬は伊丹の空港に近くて、ときどき着陸の飛行機が大きく見える。電車だと宝塚~園田はかなり不便なのだ。一周を回る円があって、真ん中に行くのにグルリと回っていくような感触だ。直線距離は短いはずだ。

 

 

 

 園田競馬に着いて、競馬○ンキを買って入場する。今日はたっぷり時間もあるので、腰が据えられそうだ。遊びで頭を空っぽにするのがいい、と言い訳をする。

 

 2レースから馬券を買ったが、本命が入る。この後もそうだったが、見ていると先行馬軍団が強くて、逃げ残るパターンが多いみたいだった。直線が長そうに思うのだが、意外に差せない展開だった。こういうときは強い馬2頭と、注意印の馬1頭がからむケースも多いのかもしれない。やや重馬場のせいもあるのだろうなあ。頭が混乱して何を買っても入る気がしない状態だ。

 

 

 私は馬の名前を覚えるのはダメで(人の名前もダメ)特に横文字のカタカナは大の苦手だ。いつも間違えて妻に笑われている。まず正確に覚えたことがない。でもこれは漢字ならイメージが湧くが、カタカナはイメージが湧かないせいである。私の感性の方が健全なのである。(空しい主張だが)

 

 ギャンブルで1着3着4着とか、2着3着4着とかは、一見惜しいなあと見えるが、案外こういうときはダメであるように思う。近そうなほど要注意なのである。囲碁で急所の石の隣は大悪手(私はこれが多い)というのに似ている。

 今日もその展開になりそうだったので、あせる。

 

 競馬もそうだが、私のような初級者(初心者は卒業させてほしい)にとっては、情報が多すぎると逆にパニックになるし、スポーツ紙や専門紙の予想を真似るしかないのだ。それでも人情として、あまり配当の安いのは気が引ける。(こんな予想なら自分でも書けるわい?と思うときもあるだろう)馬券の種類もそうだが(未だに私はボックスやワイドの意味が正確にわかっていない)多すぎて、どの種類の馬券がいいのか難しい。

   今日のレースを見ていて感じたのは、先行して前を走っている馬の方がやや有利ではないか(今日の馬場の条件に限って言えるのかもしれない)と思った。勝負は単純ではないが、馬場の状態もあったろうが、意外に差しが届かない展開が多かったようだ。

 最後に抜かれてしまって損なときもあるが、やはり前に前にという積極さは大事なのかなあ・・これは戦術の問題だろうが、案外、序盤のフォームみたいなもので、大方勝負がつく展開が多いのかもしれない。

 

 あれこれ頭を絞るが、私の実力では判断材料が間違っているので、結局は運次第である。何を材料として「読み」を入れるのか、競馬通の人ならどうなのだろう?興味がある。将棋もそうだが、不要な読みは読まない方がいいのだ。大切なのは少ない情報でも、「確実なもの」である。

 今日は園田競馬場の中をあちこち回りながら、初めて体験することばかりで面白かった。考えたり楽しめる材料もいっぱいあるのだが、キリがなさそうだ。どの世界でもそうだが、マニアになると、いくら時間をかけても足りないだろうなあ。

 帰宅してC級2組順位戦最終局を見る。不謹慎だが競馬のレースに重複して見えて困った。将棋は長丁場の戦いで、深夜にかけてヤマ場がくるのだが、どこが勝負どころなのか、観戦の見所などの説明があればもっとおもしろいかもしれない。

 

 

 勝負事全般に言えるが、意外に肝心な説明がなくて、漠然とした心もとない浅い思慮で取り組んでいるケースが多いような気がする。競馬のブログを観ていると、凄い集中力と根気で分析している人もいる。感心しきりである。どの分野でもネットのよさはそういうところにあるのだろう。

 コクがあるというのか、そういう世界がいいなあと思う。

 最後に、トータルで今日は勝ち!だった。