今日は誕生日だった。妻からのプレゼントは「サボテン」とクラシックの「CD」だった。ありがとう。昨年は我が家に「源さん」が来た日だった。今年はサボテンの「サボ子」である。

 子ども土曜コースの対局風景。妻がピアノのレッスンで忙しそうだったので、指導対局の合間に珍しく私が撮った。

真剣な表情のI君、でも、角道が開いていないぞ。

N君、頭を抱えながら駒もゆがんできたよ。

今日は途中で私がバテ気味だった。目がショボショボ、些細な傷口の指先が膿んできて少し痛む。冴えない誕生日だ。<後半二枚はルンルン撮影、うまいカットです>

 午後からは一般の「土曜教室」だった。いつもは四面指しだが、今日は三面指しにする。昼休みは二階で休む。

 教室が終わって、喫茶「キヨ」に行く。1時間近く、将棋のことや趣味のことなど話題は尽きない。終わって帰宅して、川西から帰った妻から誕生日のお祝いをもらう。そのとき今日が誕生日なのを思い出した。教室のお客さんのTさんと同じ日なのだ。

居残り組の阪上4級とI君とで夕食にする。終わってT君を待って、喫茶「HIRO」に行く。ささやかな誕生日のイベントだ。(いつも行っているが)

 年齢とともに積み重ねるものは、人生の見切りと人の見切りと、ささやかな楽しみを味わう糧だろうか。それでよい。私は悲観的な考えをすることが多い割りに、いざとなると少々のことでは動じない鈍さがある。楽観的ではないが、めげないしつこさが持ち味だろうか。状況が激しくなればなるほど、醒めてしまうものを持ち合わせている。自分でも不思議だった。子どもの頃から、そんなひねた精神があった。怒りに任せて、復讐したり殴るのでなくて、もういいや、なのである。トコトン舐められても、余計にもうういいや、なのだ。戦闘意欲のない戦士である。