日曜コースAB

 今日は午前中「子ども日曜コースAB」で合同だった。見学を含めて21名で、今日も指導は西田初段と阪上3級で、私が手合いをつけたが、てんてこ舞いだった。いつもと違う顔合わせでも手合いを付けてみた。将棋を見て回ったが、入門~初級者は①指し手が早すぎる子と遅すぎる子が極端にわかれる②やはり駒組みができていないので、悪手で決着がつく。③勝勢でも駒をいっぱい貯めて使わない、これが特徴である。

 中級からは①駒組みが出来ているが、終盤が非力②善悪よりも目に付いた手を指す③攻めと受けのメリハリがない(攻めているのか受けているのかはっきりしない手が多い)ようである。しかし子どもの棋力を自分で見ていると、もっと個々の特徴をつかめそうに思った。将棋の強さとな何か?の謎が面白い・・

 

 午後からは「第2回夏休み子ども特訓教室」で、結局18名参加で講師が三名で空き番が多くなった(反省点だ)連敗すると手合いを下げる(二枚落ち⇒三枚落ち⇒四枚落ち)で、連勝すると手合いを上げるシステムで、5分30秒(段は10分30秒)の持ち時間だった。

西田初段 ここからはルンルン撮影

阪上3級の指導

 

 途中から騒がしくなり、もてあまし気味だったが、特訓については、子ども達は負けても負けても面白かったようだ。効果がでればいいなあと思う。西田初段、阪上3級、そして私もさすがにぐったりだ。私は数えてみると36局指していた。帰りに「今日のみんなの負けは、持ち時間が少ないので、自分の弱点ばかりが出ているということ。普段よりは実力が出ない(上手有利の持ち時間なので)から、こっぴどく負けたことは気にしないで、実力をつけよう!」と励ます。

 片づけをしてPM5時に、奨励会入会のU君のご両親と懇談をする。今は奨励会に入会しても油断できない状況で、仮入会と思ったほうがいいだろう。3級に上るまでは仮入会と見立てていた方がいいかもしれない。問題、課題は多くて、昔と比べて奨励会に入った喜びよりも、心配と激励が主になる・・きつい時代である。

 懇談を終えて、夕食をすませるとどっと疲れて、居眠りをする。その後でダイヤモンドシティーに行くことにした。

 待てども「女流育成会」の最終日の結果の電話がないので、弟子の佐藤陽子は負けたかなという予感がした。実家の方に連絡を取って確認したら、昇級できなかたようである。1勝1敗の成績だが競争相手が連勝で、順位の差で(9-2)頭ハネだったようである。残念だったが、また根性を出してほしい。