園田競馬

 

　今日はオフで、妻もピアノのレッスンは夕方からなので、園田競馬に行こうかということになった。土日が仕事の私は中央競馬はほとんど見られない。それで平日開催の園田競馬の方が親しみがわくのである。というよりも、園田競馬場の雰囲気が好きなのだ。

　私は子どもの頃から競輪場になじみがある。わりと幼い頃から連れていかれたせいだが、娯楽の少ない時代のせいもあっただろう。最終の鐘がジャンジャンと鳴り出すとワクワクするように育ったのである。

　　園田競馬場について、初めに食堂に入り、カレーライスとおでんのスジを食べる。景気づけである。３レースから投票したが、近くて遠いはずれ券状態になった。こういうときはまずいのである。当たりそうなので、ついついムキになり多く買ってしまうことが多いのだ。妻の方は連単に挑戦しているようで、戦果があるようだった。

　４レースもはずし、５レースもはずし、６レースも惜しいながらはずす。まずいけれど、いい線を行っているのにタイミングが悪い。７レースで作戦を変えて、ボックス買いに挑戦する。買い方をあまり知らないのだが、説明を読みながら何とか理解して買うことにした。３連複の五頭立てのボックスだ。他に馬連単も少し買った。

　レースが始まり、さすがにボックスなら入るだろう（配当はともかく）と思っていたら、５ワクの馬はからんで結局外れてしまった。五頭の馬を選んで、その中でどれかの組み合わせが入ればよいのに・・しかし、ポケットの馬券を見ながら、あれれ確か連単の８－９は買っていたなあ・・ようやく初勝利で３６４０円ついたので負けを少し減らした。園田は本命が強いようで配当の少ないレースもあるが、けっこう楽しめる。

　　☆産経夕刊、エッセイ棋怒哀楽「一門祝賀会」が最終回です。一年間楽しく書かせてもらいました。最後もご覧下さい。