☆木曜入門コース 8月27日 [日記]
☆木曜入門コース 8月27日
紙を食いちぎるのが得意技
実は駒をねらっている
やはりそうだった!
今度は携帯電話の充電器で遊ぶ
遊びの集中力は抜群だ!
この日は開店早々のラーメン屋さんに行く。
万代で買い物をして帰る。夏も終盤だが暑い。
この日は夕方から「木曜入門コース」だった。今年の奨励会試験で合格したF君がお父さんと一緒に助っ人に来てくれた。
将棋はなかなか上達しない要素があるが、子どもは意志、根気、継続の積み重ねで、ある日突如成果が出ることも多い気がする。
壁にぶつかったときあきらめないで継続するのがいいのだが、ワンステップ上がりたいときは、普段よりひとつ自分で何かを変えていかないといけない‥たとえば攻める前にもう一手待つとか、逆に一手早く攻めるとかである。
将棋上達のひとつのコツは「確実さ」を大事にすることかなあと思う。確実に玉を囲う、確実な攻めをねらう、確実に詰ます‥などである。確実さの内容は自分の棋力の範囲でよい。
夜は19時が金太郎の寝る目安の時間である。
夜はまた「チビ」に会いに行った。
対局負け 8月26日水曜日 [日記]
☆対局負け 8月26日水曜日
猫の手パン?
これはまずい話だが、以前、矢倉七段と遊んで?いて、「明日は何」と聞いたら「対局です」「それはまずいなあ‥早く帰らないと‥相手は誰?」矢倉君はエッという表情で「あのう、森先生ですが‥」
福島に来たときは毎回ビッグイシューを買っているので、販売の人とは顔なじみになっている。困るのは何度も来る時で、同じ本なのだが?まあいいかで買ってしまう。
糸谷竜王の就位式のときに羽生名人から「大阪の福島の駅で毎回ビッグイシュ―を買っている棋士がいると聞いたのですが、多分、森先生でしょうね?」と訊かれて驚いた。カンがいいなあ‥ただし真相は不明でほかにもいるのかもしれない?
王位戦より島本亮五段戦である。
観戦記と携帯中継があったので驚いたが、思い当たる節はあった。島本五段にとってフリークラスで規定の成績を上げて順位戦復帰の大一番だったのだ。
相振り飛車の戦いで少ししくじったのだが、終盤にはいってチャンスが訪れた。ここから(▲森△島本)▲7三歩成△同銀▲7五金△3四飛▲7四金打と手厚く指したつもりだったが△8四銀打で混乱してしまった。
図では露骨に▲7三金△同桂▲同歩成△同銀▲8五桂が厳しかったようである。
この後は▲6四歩△9四角で逆転されてしまった。
やや重い気持ちで帰宅したら、一つ大きな懸念事項が解決しそうでほっとする‥いいことときついことの波が激しくて、タフな私も?バテ気味であるが、めげないで暮らしていくのが生きる証かなあ‥
深夜まで「将棋世界の三手詰め」と次回の新刊用の詰将棋「三手五手」をいっぱい作った。遅れているのでおおあわてである。
火曜研究会 8月25日 [日記]
☆火曜研究会 8月25日
ルンルンピアノ発表会の手伝い‥テーブルの上は散乱?
夏休みなので「火曜研究会」も昼間から開始にした。欠席もいて少な目だった。それぞれの立場で気分新たにスタートである。
最近はなすべきことが多くて、その割に自分の時間も少なくて、そしてあわただしく過ぎていく‥朦朧としていることも多いのだが、「考えることなく歩き、考えながら止まり、考え込まないで進んでいく‥」そんな心情だろうか。
昨日も今日も明日も明後日も、日々悔いを噛みしめ過ぎていく
夕方から研究会と並行してSさんの個人指導だった。
角落ち戦、受け身すぎて上手のペースかな?攻め味が必要だ。
飛落ち戦でこれはいい勝負か。6三金、6五歩、7三銀、7七桂、4六歩と進んだ。
翔龍坊 8月24日月曜日 [日記]
☆翔龍坊 8月24日月曜日
箕面の方面に行ってから、ふと思い出したのがこの店で入るのは初めてだった。妻の誕生日月間の序奏である?
毎年夏は奨励会受験が中心のサイクルだが、今年はひときわひとりひとりと向き合ったつもりなので、いろんな意味で自分も試験されている気分だったのと‥そしていつもながら何かと家の中は落ち着かない日々なのである‥
11時30分開店なので少し待つ。
初めに説明してもらったが、不慣れなのでやや面食らう・‥人気の注文バイキング方式を選んだのだが、初めに10品(個数は多くてもよい)それを食べつくすと次の注文をするようだ‥自信がないので少なめに注文したが、どれもおいしかった!
慣れてきてわかってきたが、いろんな中国料理があって、おなかの具合を見ながら注文していけばよいのだ!
点心類は私はもともと苦手なのだが、これはおいしい‥うれしくなってきた。ラストオーダーの頃にすでに満腹で(貧乏性ゆえに)食べ急ぎすぎたかなあ?
店の前で何時ものように、セルフタイマーを使って記念撮影をする。母にハガキで来る場合が多いので笑顔になる?(おなかが出ていたり、笑顔でないと母が追及するらしいからである!)
奨励会試験が終わり、たまっていた自分の仕事に目を向け始める‥今回は奨励会の例会の成績も全体でまずまずだった(年に何回あるだろう?)のも大きい。
弟子の成績が私の暮らしのサイクル満足度指数なので?揺らいでしまうことが多いのだろうなあ。
最近はどちらかいうと(心の中で噛みしめて)空を眺めることも多いのだが、しっかりと日々の暮らしを(残りの自分の人生を)黙々と淡々と平然とこなしていかないといけないとも思っている。
日曜コース 8月23日 [日記]
★日曜コース、保護者懇談 8月23日
午前中は「日曜コースA」だった。この日も多くて写真を撮り忘れてしまった・‥最近は「どう指導するか」で頭がいっぱいだ‥
将棋は明快な指導法があるようでなくて、なさそうであるのかもしれない‥私は常に一人一人と向き合うのが好きなので、どうアドバイスすると上達するかなあと考えながら指している。
まずはリラックスしてのびのびと勝つパターンを覚える、勝つ体験を身に着けることだと思う。それからスンナリとは負けないように指す‥初心者から初級者では受けを知らないで負けるパターンがほとんどだ。
午後からは「日曜コースB」だった。こちらは少人数だが、じっくり指す雰囲気があるのが特徴だ。
将棋は形勢の波が揺らいでいるはずだが?大きく揺れる瞬間がある。それ以外ではミスも緩和されるが、ミスが許されない局面では致命的だ。①駒がぶつかった瞬間②相手の駒の射程距離に入ったとき③王手がかかっている瞬間、などである。
これを察知するのが難しいのかもしれない。初級者ほど自分の駒の効きの方しか見えないからである。この辺で明快な理論が必要か‥
その金ナイターのときにもらった色紙、笑福亭喬楽さん。
今週は精神の揺れの激しい日々だった。気持ちの波の揺れも大きかった‥
夕方から夜は奨励会入会試験の合格者(正式ではないが3名)の保護者との懇談だった。新たな始まりでもある‥気持ちをゆるめずにがんばってほしいと思う‥
土曜コース、土曜教室、三段リーグラス前 8月22日 [日記]
★土曜コース、土曜教室、三段リーグラス前 8月22日
午前中は「土曜コース」だった。夏休みだが普段と変わらない参加だった。この日は三段リーグノラス前なので指導は佐和田初段だった。
六枚落ちで上手の9二歩まで。受けるなら8二銀、攻めるなら6七成香である。どちらを教えるのか難しい?
こういうあいまいな局面だと指し手が難しい。攻めるなら6九竜、守るなら4二玉だろうか。終盤の寄せの前あたりの漠然としたあたりである‥急所は「大駒の活用」と「玉の安全」だろうか。
七枚落ちで上手の5四歩までの局面だ。これも次の手が難しい。6四歩、同銀、5四飛の反撃をねらうのは難しすぎる?案外、5六金、同銀、同歩と教えるのがいいか?
午後からは「土曜教室」だった。終わってから三段リーグの報告が入ってくる。今までもそうだが、三段陣の結果報告は勝ちよりも負け数が勝負の要素があると思っている。ある意味では負け数がすべてなのである‥
どういう結果でも淡々と受け止めるしかないものだが‥ひときわ重いものを感じる日でもある‥
H君が遊びに来てくれた。早めにいっぱいやりながら雑談する。
この日は大事な電話が何回かあって、微妙な心境だった。
土曜教室にも参加してくれたTさんとPさんも一緒にH君を見送る。楽しい時間はあっという間で過ぎるものだ‥
めまぐるしい夏が過ぎていくのだが、いつしか心の涙が目の前をよぎり、そして奥の方に遠のいていく気もした。
その金ナイター 8月21日 [日記]
★その金ナイター 8月21日
新聞のチラシの上でごちゃごちゃ
金太郎も一緒に早起きだ
のぞきみする
はしゃぎすぎだが‥ブドーをエサ入れに入れると一発でケージに戻る「キンチャン、ブドー」
ハンガー落としの終わりごろ
モーニング珈琲に行く。
チビに似た犬
初めはやや警戒気味だったが
右手をペロペロなめられた
金太郎も日向ぼっこさせる
明るいと目が細くなる。夜中は目が真っ黒で幼い表情になる
トカゲがいた。
私はやや苦手
毛づくろい
この日もその金ナイター
芦毛の馬は応援する?
この日は初めから馬券の調子が良かったが、配当はやや低い?
ナイタ―競馬も夜が涼しくなって、ますます心地よい季節である。
ここ数日はあれこれとめまぐるしくて、頭の中で整理がつかないことばかりだが、流されていく中で次のステップに進んでいく‥この繰り返しだろうか。
競馬の時は馬券ゲットに集中する! 最終レース馬単ゲットで気分よく帰れた。3連単も惜しかったなあ‥
奨励会例会と二次試験 8月20日木曜日 [日記]
★奨励会例会と二次試験 8月20日木曜日
こうやってシャツを噛まれるので、金太郎用のが必要だ?
この日は奨励会の例会だが、入会の二次試験も兼ねている。毎年二次試験も難関で胃が痛むほどやきもきさせられる‥じっと待つのもきついので、この日はトビオ、チビ、ラッキー、クロの眠っている動物霊園にお参りに行くことにした。
いろんな人の愛犬や愛猫がいっぱい眠っている霊園に来ると、なぜか癒される気分になる‥思いが伝わってきて、共鳴できるからだろうか‥
近づくでなく、避けるでなく‥微妙な距離感を保つ猫がいた。人間同士も同じで近づくことや遠ざかることも多いのが世の中だろうか‥
私はどちらかいうと本能で生きている動物たちと一緒が向いている?ようで、人間は基本的に昔から苦手である。人の中にいてさみしさを感じ、人の外にいてぬくもりを感じる‥こそこそした精神構造がある?ようだ。
霊園から甲山方面を見渡す
二次試験の結果報告と奨励会員の結果報告と勧誘の電話があって、鳴るたびにドキリとする。正式には奨励会入会はまだなので書けないが、今年の入会試験は終わった。
ぐらつきそうな自分との格闘かもしれないが、受験者全員の家に電話する。結果は明暗が分かれるのがつきものだが、大きな流れの中の結果であり、大切なのはこれからの自分自身が目を向ける指針の方向である。
夜は久しぶりにNさんと会って話し込んだ。伊丹将棋センターの梶井さんが亡くなってから一年が過ぎた‥(8月7日が命日)
昨年の台風のお通夜とお葬式を思い出した。報告をしにいかないといけないなあ‥
奨励会試験2日目 夏休み特訓 8月19日水曜日 [日記]
★奨励会試験2日目 夏休み特訓 8月19日水曜日
金太郎の定位置
奨励会試験の2日目で、一次試験の最終である。結局5名受験で4名(一次免除一名をいれて)が通過した。一次も含めて全員通過を目指していたのだが‥それでもまずはほっとする。明日の二次試験は奨励会員との対戦だが、期待も不安も含めて、あまりあれこれと考えないようにしている‥気にすると胃が痛み始めそうになるからだ‥
午後からの「夏休み特訓」は二名だった。みっちり特訓する。平手と駒落ちだが、指していくうちに弱点が見えてくる‥
平手戦では私はほとんど居飛車である。あまりうまくないのがいいのである?指導対局では戦いを味わう、体験する、それが目的なので、とにかく「駒をぶつける」形に誘導するのが基本だと思う。
駒落ちでは「大駒の働きをよくする」のが基本である。下手を負かしに行くときは、「大駒を抑え込む」のが上手のコツなのである。駒落ちでは駒の損得よりも大切かもしれない。
下手には「大駒を働かす」ことを教えるのがたいてい正しいアドバイスである?ただし働かすのと動かすのは微妙に違うのが指導の難しさでもある。
奨励会試験 夏休み特訓 8月18日火曜日 [日記]
★奨励会試験 夏休み特訓 8月18日火曜日
何でもガリガリかじる‥金太郎
この日は奨励会入会試験の初日だった。以前なら私も緊張したものだが、年数を重ねるごとに‥慣れてはいけないが、私が緊張してもしょうがない‥ことに気づく。
毎朝、金太郎と遊ぶ時間が日課だが、目を離せないのがネックである?
この日は「夏休み特訓の日」だったが、告知が遅かったので午前も午後も個人指導になった?私は一年中毎日でも指導はOKなので、うまくかみ合えばなあ‥
詰将棋や逃れ将棋の創作とともに、それが天職のようでもあると最近特に思う。
受験者5名にはその日の結果を随時早く報告するように言ってある。3日間続くのでリラックスしないと身が持たないが、今年は特に自分なりに心して(今後それほど長くはできないだろうから‥)向き合ってきたつもりではあった。
私の場合は19歳の時に工場を辞めて(あまり役に立たなかった申し訳なさもあったが)奨励会を受験したが、不純な気持ちもあって、将棋がだめでも何かで食っていかないといけないので、将棋の道が絶対ではなかった。まず食っていかないとダメな環境のせいもあっただろう。
プロ意識に目覚めたのは、住み込みの塾生になったとき(拾われた)のように思う。いろんな棋士の先生がいる環境は、斬新で魅力だった。使い走りの得意な私には向いていた(プロの棋士には向いていないかったかなあ‥)つらいと思ったことはない。むしろ修行できることがうれしかった。
勝てないで瀬戸際の体験も多かったが、心身ともに倒れるわけにはいかないので、たくましい私は?やれやれ‥困ったなあ‥次はどんな仕事をしようかな‥そう思い浮かべながら将棋を指していた気がする。‥今も似たような心情かもしれない‥何らかの一念を持ってはいるが、根性や執着心が薄いのが生まれ持った弱点かなあ。