宝塚聖天、ミモザ、小林佐兵衛 3,28 [日記]
股旅姿の金太郎、渡世人だ。
買い物をした後で、昼前に宝塚聖天に行く。ミモザが真っ盛りのはずである?坂道を上るコースなのでやや緊張する。
桜の開花ももうすぐだ。長い冬に短い春かなあ。
小林佐兵衛翁の木像。大阪方面を指さしているそうだ。司馬遼太郎の小説「俄」のモデルの人物だが、おおいなる魅力がある。幕末の侠客で、自分がまかせられたところでは、幕府側も倒幕側も逃げ惑う双方の命を助けたといわれる。
この写真を撮るとき、頭をガツンと打った。それから裏に回ったとき、足をゴツンと打撲で痛かった‥佐兵衛翁が叱ったのだろうかなあ‥「足元がフラフラ、頭は仕事のやり過ぎ、佐兵衛翁のお叱りだよ」妻に言われる。
小林佐兵衛翁の木像が安置されている。しっかり頭を下げる。
椿の花も真っ盛りだ。
ゼロ戦墓地を上り、遠望できる場所にある鐘を突いた。その途中にあるお地蔵様。人の痛みを和らげる‥
ゼロ戦のレプリカで等身大らしい。慰霊塔とともに、下にある部屋に特攻隊に関する資料がおさめられている。
自然に咲くミモザが満開に近い。
ゼロ戦とミモザの風景を撮った。
ミモザは枯れだすときれいではないが、目に黄色が沁みる。
黄色沁みる 黙して眺める ミモザかな
桜の花も咲き始めてきた。
いい時間を過ごせてよかった。さあ仕事だ。
月曜~木曜の日記 3,24~3,27 [日記]
☆月曜~木曜の日記 3,24~3,27
★月曜日の日記 3,24
最近は余裕のせいか、あわてて出ない。
ここにいるときは遊びの真っ盛りである。
金太郎がいると部屋は汚れて壊れて?お手上げだが、いなくても変わらない?気もする。
遊びが一段落すると、わたしのそばに来る。
この日も仕事三昧の記憶しかない。寝転んでミニ盤で検討、修正、パソコンで原稿を書く作業の繰り返しだ。
★伊丹火曜ナイター 3月25日
台所でも慣れてきたせいか、あれこれ探りを入れてくる。
クロは薬をもらって飲んでいるが、トビオのときは薬をきれいに残して食べて困った。クロお構いなしである。
伊丹将棋センターに向かう。第2,4の18時~24時まで「火曜ナイター」である。なぜか対局の前日に重なり困ったが、まああまり影響しないのである?
裏側から見た「伊丹将棋センター」で、駐車場がある。六台まで可で、それにプラス私は違う場所に止めている。
この日は8名出席で、熱戦が繰り広げられた。持ち時間は10分切れ30秒だが、時間がたっぷりあるのでじっくり指せるのが特徴だ。深夜に及ぶのだが、学生たちは18時から22時くらいまでである。
★水曜日の日記 3月26日
天気が悪い朝だった。
朝のパンがなかったので、久しぶりに「ヤキタテイ」に来る。モーニングを注文した。
この日は「有段者研究会」だった。7名参加。4月5日に三段リーグも開幕なのでみんな気合が入っている。出だしが大きいのである。半年かけてなので、体調も含めて総合力の戦いだ。
研究会のときは、金太郎はリビングで遊ぶ。体重を測ると500グラムだった。
園田競馬のネットの馬券予想回収率で私がトップになっていて驚いた!予想ランクはまだ下である。この日、配当は低かったが?園田競馬のWIN5もゲットした。日頃の熱意のたまものかなあ?
私の場合はとにかく一着の馬を当てることに終始しているのだが、いつもいつもやっているわけではありません?!
★木曜入門コース 3月27日
クロの餌やりの時、台所でウロウロする金太郎
子ども教室の木札は金太郎が噛んでボロボロなのもあったが、噛まれないように工夫した。
何はどうあれ、春に向かってまっしぐらの季節である。
この日は「木曜入門コース」だった。休みもいて少なかったが、今期の最後になる。相変わらず元気でにぎやかであるが、少しづつだが力はついてきている‥と信じよう?
低迷や停滞が多いのだが・子ども達の将棋はいつ開眼するかわからないものでもある。盤面に集中してきちんと指すことを言い続けるしかない。
コツコツ、ボチボチ、ゆるゆる、強くなっていくものである‥指導も急がば回れである。
ピピアめふ「子ども入門教室」 3,23日曜日 [日記]
☆ピピアめふ「子ども入門教室」 3,23日曜日
この日は「ピピアめふ子ども入門教室」だった。一年で数番目に?緊張するイベントである。基本的にうまくいかないものと思って取り組んでいるが、受験のような心境でもある。
この日は藤原三段と伊丹で子どもを教えているSさん、普及指導員を目指している息子の三人が手伝いだった。
午前中は駒の動かし方を知らない子ども対象の「入門教室」だった。定員を超えた25名参加。駒の動かし方を大盤で説明するのだが。ここがひとつの勝負だ?毎回工夫するのだが、失敗も多い。今回は駒をひとつひとつていねいに説明した。取れる駒と取れない駒を問題方式で出す。
この後はすぐに「将棋を指す体験コーナー」にする。駒の動かし方を書いた紙を手に指してもらう。ルールはまだ教えていないが、知っている子もいるので任せる。
その後で早速「対局」である。荒っぽいが子どもだとこなせるようになってくる。その間に目を光らせて、入門ながらもレベルを見て似たようなレベルの子ども同士を対戦させる。10分くらいたつと判定で、ほとんどがジャンケンになる。
空いている子と私も対戦して引き分けでじゃんけんすると負けた。私はいつもグーを出す癖があるのだ?
一局終わるごとに大盤でワンポイントのみ教える。「飛車を使う」二局目が終わると「角を使う」そうやって五回対局と大盤を使って進行させた。
肝心なのは全く動じない子どもをチェクすることで、そういう場合に私が対戦するのがいいようだ。
「知らぬ間に将棋を覚える入門教室」をキャッチフレーズにしようかなと考える?
午後からは「初心者教室」で参加者はどうやら25級から15級くらいの子どもの気がした。こちらは子ども同士の対戦と大盤解説と「六枚落ちの指導対局」をした。途中で私がへばって困ったが、何とかこなせた‥
この日の出来は40点くらいかなあ‥
帰宅してクロに餌をやりながら、金太郎と話をする?
入門のイベントが終わるとほっとする。しかし反省点も多くて、課題は山積みである。駒の動かし方を覚えてから20級くらいになるまでの道のりが難関だ。
今の子ども達はおそらく遊びに対する感覚が違う。たとえば石ころ一個で1時間遊べるかどうか‥‥のような気がする。ルールを自分で作る遊びもあってよいのだ。その延長に将棋の駒もあるのだろうなあと思う。
私は自己陶酔のひとり遊びのプロだった?欠点は友達と遊ぶのが苦手だったことだった。今でも似ているのである。
三田王将戦 3,22土曜日 [日記]
☆三田王将戦 3,22土曜日
この日は家では「土曜コース」と「土曜教室」があったが、私はJR三田駅で下野五段と待ち合わせて「三田王将戦」の会場の中央公民館に向かう。
最近は土日に仕事が重なることもあるのだが、将棋連盟の仕事をできるだけ引き受けることにしている。その分、子ども教室が気がかりだが、程よいバランが保たれればと思っている。
いろんなイベントに触れて、自分の足元を見直すいい機会にもなるのだ。
顔見知りの子ども達や教室の子ども達も何人か参加していて、将棋の勝負もそうだが、将棋以外での姿勢や態度も実は気になるのである?
全体を見回ったが、Aクラスのレベルはかなり高くて、Bクラスは年齢差が大きくて、子どもの低学年、高学年のクラスは元気があふれている感じだった?
途中から下野五段と一緒に指導対局をする。指導では平手でも駒落ちでも常にできるだけ形勢が離れない戦いを心がけているが、結構熱戦が多くて楽しかった。
終わって打ち上げに向かう。三田は宝塚よりもいろんな店が揃っている気がする。「宝塚は大阪や神戸に近いからですよ」なるほどなあと納得する。私の大好きな鍋だった‥コース料理と選択するのが柔軟な三田の人の発想のようだ?
終わって打ち上げ参加者で記念撮影をする。通りゆく人が「撮ってあげよう」と親切だった。酔っぱらっていたのかな?
ほろ酔い気分で気持ちよく帰宅する。皆さんお世話になりました。
木曜、金曜の日記 3,19 20日 [日記]
☆木曜、金曜の日記 3,19 20日
木曜日の日記 3,19
カバンを開けていたずらする金太郎
この日は何をしていたかなあ?思い出せないときは、たいてい寝転んで「逃れ将棋」の問題の検討と修正、それからパソコンに向かって解説を書く仕事である。
一問々々見直しながらなので効率はよくない‥ついつい手を入れなおしたくなるのがクセなので困る。
金太郎といる時間が長いと、どこか精神が健全である?人間の欲の多くを望まないせいかなあ‥ほとんど何もいらない。
☆金曜の日記 3,21
この日は祝日だが、オフにしていた。まとめ仕事ができる(しなくてはいけない)のである。でもまあ少しはいいかとJRAのチャンネルをひねり、少しはいいかとネットで馬券を買う。こうなるとまずいので、途中でテレビを切った。
金太郎がクロの餌やりに付き合うのは日課だ。できないと機嫌が悪い。
窓に写っている姿をみて話しかけている・・自分とは思っていないはずだ。
この写真はどこだったかな?
金太郎を早めに寝かしつける?
朝が早いので、明日の教室の準備をする。それからテキストや盤駒を並べてOKである。明後日の入門教室の準備も兼ねる。
そして深夜まで仕事に取り組んだ。なんと真面目な暮らしだろう?そういうしかないなあ。ストレスをためないようにするのが大変のはずだが、むしろ安心するのは困ったものだ。
いい人間になるのはよくない、悪い人間もよくない、羅針盤の調整が難しい。
中山寺の梅林 3,19水曜日 [日記]
☆中山寺の梅林 3,19水曜日
なあにという表情だ。
ひなたぼっこしているとご機嫌だ。
用事があって庭に回る。「きんちゃーん!」というとパタパタして歓迎してくれる。
仕事を一休みして、中山寺梅林に行くことにした。
渋い椿も味わいがある。
舞うような梅を支える樹がたくましい
はるかに甲山が見える
通りがかりの親切な女性に撮ってもらう。
観音様が見える。梅見客が多かった。
妻はウルトラマンに見えるそうだ?いずれにしても人を救ってくれる。
記憶の中の風景?
この世とあの世の境の風景はこんなものかなあ・・
上がるための石が少ないが亀がいた。
枝垂れ梅
中山寺の山門の仁王像
クロと金太郎 3,18火曜日 [日記]
☆クロと金太郎 3,18火曜日
クロの餌やりには金太郎が必ず一緒の日課になった
私がクロの構いっきりのとき、金太郎は私の眼鏡を外しに来る。
金太郎がクロの背中に乗った。その後でクロの足を噛んだ!「コラッ」
朝のゴミ出しのとき、きれいな朝焼けが見えた。
新しいおもちゃを早くも噛みに来る。よく見ているのだ・・
ケージに戻るのをイヤがって逃げ込む。「わかった、わかった」
この日も一日中、仕事に浸る。
仕事に明け暮れ 日々金太郎
京都河原町「いまふくふみよ展」に行く 3、17月曜日 [日記]
☆京都河原町「いまふくふみよ展」に行く 3、17 月曜日
最近は特に家にいることが多いので、金太郎はまあまあご機嫌だが、この日は出かける。
悪い表情の金太郎。
京都の河原町で野間五段と待ち合わせる。先に昼食にした。愛想はないがあっさり系で立食いうどんにした。
坂本竜馬、中岡慎太郎、遭難の地とある。歴史はどこかでつながり続いているのだ・・
昨年も来ていたのだが、場所は野間五段に任せる?モダンなビルだ。「グンイデルビ」と読んでしまった。正確には右から読むのだ。
12時からなので少し間があったので、近くを散策する。トビオの親友のようだ?
裏通りは情緒あふれる風景だった。
図書館でなくて、図書館という店?かな。
高瀬川に面する
「いまふくふみよ展」に入る。思わず見入る美しさだった。すんなりとひきこまれていくものがある。確か軍艦島に行かれてのモチーフとお聞きしていたが、その世界の荒涼たる美しさも漂っている気がした‥
いまふくさんが来られて、挨拶の後で創作のお話をいっぱいうかがう。ひたすら膨大な時間をかけておられるが、一切の苦心を見せない、見えないのがいい作品、創作姿勢とのお話は面白かった。
ビルの入り口
また裏通りを通ることにした。京都は裏路地がいいなあと思う。
京都の若旦那風の野間五段と、むさくるしくて貧しそうで売れない作家風の(?)客のコンビ。
喫茶フランソワに入る。女性客が多かった。
この界隈はとっても京都らしい雰囲気が漂うところだ。
☆伊丹日曜コース 送別会続編 3,16 [日記]
☆伊丹日曜コース 送別会続編 3,16
この日はゆったりめで起きた。
伊丹将棋センターの日曜コースだった。最近は昔に戻って生徒が少ない?席主のKさんが療養中なので何とか踏ん張りたいが、私は営業力ゼロである?少ないと子ども達にゆっくり教えられるなあと思ってしまうのだ。
経済観念はあるのだが、それ以上にまあいいか‥の精神である。やはり教えるのはうまくない、どちらかいうと一緒に将棋をトコトンいっぱい指そうかである。これを殿様商売という?殿様ではないのだがビジネスには不向きなのだ。
こういうタイプが社会で生きぬくのは至難である‥それは自覚している。
2枚落ち戦でここまでは下手も上出来だ!ここから力の発揮どころである。
角落ち戦の昇級試験将棋だが、やや下手勝ちにくい気がする。
帰宅するとYさんとNさんの送別会第2弾の我が家の「人参料理改革委員会」の最中だった?人参料理もおいしかったが、このうどんギョーザも絶品だった。
ぷりおさんもサンドウイッチで委員会に参戦されている?ていねいな味でおいしかった!
Yさんは幻の料理人の雰囲気が漂う?これからの男は料理、なのである。
送別会の第二弾も話題は競馬が中心で盛り上がる。
トランプで遊ぶ。私は遊びの分野では意外にもプロ中のプロなのである。自分で考えたトランプゲームがいっぱいあるが、ほとんど忘れた。単純なのが好きだ。
決勝はてーやまさんが勝った。
ジェンガで仕上げる。これは神経戦でけっこうきつい。時間に追われた将棋の終盤に似ているかなあ。最善手はほぼひとつなのだ。
いつ崩れてもおかしくないのだが‥コンピューター将棋なら読みきりか?迫力満点だ。
あっという間に時間が過ぎて、駅までふたりを見送る。転居の前にMさんと一緒にYさんとは麻雀をすることになった。
楽しい送別会でいい時間を過ごせてよかった。また会いましょう!
チャンピオン戦、土曜特訓 3,15 [日記]
☆チャンピオン戦、土曜特訓 3,15
この日は子ども教室の第3回チャンピオン戦だった。五局指しで手合いはいつもよりも上手にきついのがミソである。誰にでも優勝のチャンスがある・・大会方式で腕を磨く、普段よりも戦いに集中してほしい、それがねらいの月1回のイベントだ。
私は指導対局をしないので、じっくり観戦できる。確かにチャンピオン戦に参加して続けて行けば刺激剤になって、普段の教室にプラスアルファが加わって、より棋力アップにつながると思う。
四月からは「個別集中コース」の企画も練っている。今までは全体のバランスを考えて自重していた面もあったが、私の考え主導でやってみたくなった・・
午後からは「土曜特訓コース」だった。参加が多かったので、IさんとF君に指導の手伝いをしてもらう。手厳しい?駒落ちは上手も下手も棋力アップにつながる。
もちろん子ども教室は強さ重視だけではないが、今後の自分のやりたいジャンルはそういう方向のような気がしている。「上達することに向き合う」ことである。
勝つことではない‥上達すること・・がいいなあ。