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クリスマスイブ [日記]

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高齢で病み上がりとは思えないほど、チビは遊ぼうよと庭を走り回っている。次第に我が家の家族らしく、食い物には目がないようになりつつある・・

 3日連続の忘年会が終わり、今日はクリスマスイブである。今朝は7時半に起きて、紙、布の日なのを思い出し、整理して出す。掃除の苦手な我が家では?何処から手を付ければいいのか大変である・・とにかくゴミ出しを忘れないこと、掃除入門向けの一手詰めからである。

 トビオとクロに半生の餌を与えていたが、小粒で物足りないらしくて、何度もサークルから出たり入ったり(そのたびに細かく砕いたおやつを与えているせいだ)わざとらしく振舞う。トビオは知能犯のところがあって、庭から部屋の中に入りたいときなど、わざとくしゃみをするふりをしたりすることもあった。

 今は年齢のせいで耳も遠くなり、目もあまりみえていないのだが、おやつを待つときに空を見て、きちんと姿勢よく待たれるのである。私はその姿勢に負けて、おやつを与えてしまうのだが、「だから我が家はみんなわがままに育つ」と妻に言われているのである。(いちばんわがままは誰だろう?)(ルンルンと予想した人が多いと思うが、実は私なのである)

 トビオのその仕草は何とも言えない哀愁が漂っているのだが、目的はひとつおやつなのがトビオらしいのだ。トビオは上品で、自分の思うようにならないときでも決して鳴かないで、じっと我慢して待っている。上品さと食に対する無心の欲がトビオのバランスなのである。

 昼間は「年賀状」の時間に当てる。一夜漬けの取り組みである。この時期は何とも言えない歳月の重みが肩にのしかかってくることもある。誰しも確実に年を取るのだが、年齢に比例した切迫感の差だろうか・・無常観や物言えぬことを飲み干すようなものだろうか。

 夕方、早めの夕食を済ませて、いつもの肉屋さんのチキンとHIROに立ち寄ってクリスマスケーキを取りに行く。(ケーキはプレゼント用だ)

 「クリスマスのサンタさんが楽しみだったなあ」妻の言葉に私は「サンタさんからプレゼントをもらったことがあったかなあ」子どもの頃の記憶にない。貧しい我が家はクリスマスが終わりそうなときに半額のケーキを買いに走ったような・・それでも子ども心に恥ずかしさはなかった。おいしかったのだ。

 私はこういうときでも自分がいじけなかったこと、力むことなくそういう風に育ったのが母への感謝なのである。これは大きかった。恥ずかしさの容量が大きいのは強いのだ。見栄を張らないで生きること、これは何よりも大きな糧である。

 まあ胸を張ることでもないのだが・・自分の立つ位置の羅針盤だろうか。

 

 

 


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