この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。
土日の日記 [日記]
土日の日記
☆7月10日土曜の日記
子ども特訓コースと受験者研究会、奨励会
平手戦で私の方が作戦がまずい?
昨日は(7月10日土曜)は子ども土曜特訓コースだった。10時13時15時30分の三回で四面指し(持ち時間15分切れ30秒)初めに平手二局でその後はいつもの手合いの駒落ちだが、一番手直りの指し込みだ。
平手の感覚を磨くことと、駒落ちで地力をつけるのがねらいなので、私もバシバシ指すが、終わるとさすがにぐったりである。棋力に関係なく先着順で受け付けている。
まずはいい形を作ることからだろうか。こちらも多面指しなので、隙のないように進める。私が8五歩と攻めた局面。同歩なら8四歩、同銀、5一角だ。
将棋はバランスとつくづく思う。平手指導の場合は勝ち負けよりも戦い方の訓練と思ったほうがいい。
四枚落ち戦で下手が振り飛車だ。下手も急戦の定跡もあるがこんな風にがっちり囲ってから攻めるほうがいい気がする。
駒落ちも特訓コースだと二枚が四枚、四枚が六枚くらいに指し込むような感じだろうか。底力をつけた地力の棋力が大事だ。
平手戦で私の方がやや失敗。ここから3五歩、同歩、4五桂、4四銀、7一角と攻めたがやや無理筋だ。力試しでもある。
攻めなくてむしろ大勢勝ちをねらうのが勝負のコツだが、指導ではある面で意味がない。互角の戦いの膚感覚を知るのが大切だ。
これは六枚落ちだが、下手が押され気味だ。
怖いから駒が前に出ないか、恐れを知らないで駒が前に出すぎるか、初級から中級の場合はそのパターンで負けることが多い。
四枚落ち戦で、ここから下手がどう攻めるかだ。
囲いを作ってさあ攻めるというときも、あわてない、焦らないで、確実に駒を進めるのが大事だ。目標は?持久戦を心がけたい。
平手戦で私の方が攻めに出ている。あまり自信はない。
将棋の攻めは中盤の初めと中盤の中程、中盤の終わり頃では少し異なる。でも攻めの基本は守りの駒をはがすのには変わりない。
相矢倉はがっぷりで戦う練習にはいい。
自分の攻めだけでなくて、相手からの攻めも考えるので、攻防のバランスを磨くにはよい。
四枚落ち戦
駒落ちは戦っている分には下手有望だ。駒落ちは肉弾戦歓迎、離れて戦うのがよくない。下手よしでなくて、形勢互角をねらうのがコツだろうか。
六枚落ち戦だがうまく組まれている。
あれこれ考えながら特訓をしていると、その子その子に何を教えればいいのかの参考になる。教えるというよりも感覚の問題が多いが・・
☆駒落ちは思っているよりも下手が有利でない、局面をもっとからく見た方がよい。コツは守りは堅く、攻めは遅くとも確実に・・である。
☆平手は互角で戦うことに徹する、決して有利な戦いを望まないほうがいいかもしれない?コツは常に形勢を考えることだ。
受験者研究会も10時からあった。夏休みの日程を渡しながら、話をした。将棋は強くなる勉強と勝つための勉強では微妙に違うニュアンスがあるかもしれない。勝敗の行方は何が左右したのか、自分が指した将棋の分析が大事な気がする。いわば悪手の分析のようなものだろうか?
自分が悪手の専門家のように思えてきた?
夕方は奨励会の続々と結果報告が入る。
上田3級が2級に昇級した、前回に昇級の一局を負けたので心配していたが、何とかクリアしたようだ。よかった。
奨励会の後は何人かの棋譜調べをしているが、今日は宿泊組同士お互いに任せた。ときどきチラリと局面を見るが、勝つときは勢いがあるようだ。強くても勝てないときは、何かが原因で勢いが失せているような気がする。将棋に集中できていなくて負けているのは論外で、自分が思っている以上に泥沼に入りやすいのが、将棋の怖さでもある。
まだ大丈夫はもういけない、もういけないはまだ大丈夫なのだ?だれしも壁にぶつかるので、勝っているときと負けているときの処し方がカギだろうか。
悩めばキリがないが、悩んだ方がいいのである。
☆7月11日(日曜の)日記
伊丹日曜コースと一門研究会、参議院選挙
今日は(7月11日日曜)伊丹日曜コースだった。席主の梶井さんが用事があったので、S谷さんとS吉さんと梶井さんの奥さんに手伝ってもらう。今日は子ども多くてなかなか大変だったかもしれない?
昼前に雨が本格的になる。
帰宅して、妻と息子と三人で一緒に投票に行く。珍しいことだ。誰に入れるか、どの政党に入れるか、坂道で話をしながら・・最後にポスターで確認をする。
投票が終わって三人で「にしむら」に行く。息子は同級生のS君の赤ちゃんを見に宝塚に帰ってきたそうだ。そういう年齢になったのだ。
息子と雑談しながら大阪でのひとりの暮らしぶりを聞き出す。何とか大人になってきたようだ?
私の大好きな天ぷら、うまく揚げるのが夢だ?
食事の後でHIROに行ったが、満員なのでやめて家に戻る。息子はまた友人と会うので帰って行った。
今日は森一門研究会で14名出席だった。優勝は千田三段、二位は荒木二段、三位に竹内三段だった。10秒将棋トーナメントも荒木二段が優勝だったようだ。
珍しく午後は部屋で休んだり、研究会を見たり、少しゆったり過ごした。弟子の成績も流れがあって、全員好調というわけにはいかないことが多い。勢いをつけて自分のペースで進んで行ってくれるのがいいのだが、そうもいかないことのほうが、これまた多いのだ。
生活が緩んでいないか、それを何となく知るのが長年のカンでもある。それぞれ自分の人生なので、最後は自分自身の選択になるのだが、私の師匠としての仕事は、弟子にとって自分の出番があるかどうか、あった方がいいかどうか・・である。本来はあまり人に干渉したり、人と関わるのは好きでない・・自分のことで自分なりに篭って朝から晩までこなすのが性に合っている。
夜は選挙速報を見る。自民善戦、民主苦戦の予測通りの状況のようだ。もともと私はどんないい人でも個人が薄まるので、組織や団体は苦手である。だからどちらがどうとも言えないが、こういう結果になった真の分析が知りたい。
きちんと託すものがいない中での、どういう選択の選挙結果なのだろうか?よくわからない・・
選挙速報は最初だけ見て、早朝からのサッカーを見ました…
寝不足です(笑)
日本の人びとはいつからこんなに気が短くなったのだろう…
と思ってしまった選挙結果でした…。
by おじゃまま (2010-07-12 08:36)
おじゃまま様
選挙速報をずっと観ていました。これもひとつの勝負事かもしれません?
気短になった日本の人々、というよりも任せられない原因は何だろうかなあと思います。おおらかさがないのか、余裕がないのか・・それとも批判精神が発達しているのか(そうとも思えないのですが)・・今回の結果もひとつの選択ですね。
by モリノブ (2010-07-12 20:21)