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土日の日記 特訓コース、奨励会、京都職域記念対局 [日記]

 

☆土曜の日記(12月4日)

 特訓コース、奨励会例会

 

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 土曜日(12月4日)は土曜特訓コースだった。朝から四面指しで3回行なう。割と定着してきたが、月2回にしてからはまだ少し定員までには余裕がある。私の好みからするとこういった形が向いているかもしれない。もちろん大勢で子ども達同士の対戦も必要である。まあいろんな形を試して、幅を広げるのがいいように思う。一日で60~70局くらいは指しただろうか?

 後半は私もフラフラの状態だが、駒を動かす作業?だけ淡々とこなす。いい手を指すよりも、基本のフォームを繰り返すような感じだろうか。こうやってみると今の子ども達は棋力に関係なく対局数が少ないような気がする。私の子どものころの将棋ノートを見ると、一年で1000局くらい指していて、毎日の成績と印象に残る将棋をメモしている。感心するよりも、呆れる?好きさ加減かもしれない。それに詰め将棋は一年で100局を目標に作っていた。こちらも今と変わりない。

 ふと思うと、今とすべてが全く変わっていないのだ・・

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 初めに平手を二局指すのだが、平手の場合は①互角の形勢がどこまで続くか?②戦法や駒組みのさじ加減(実際に指して覚えるしかない)③攻めと守りのフォーム、この点に注目するのがいいようだ。

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 平手が終ると駒落ちだが、こちらは一番手直りである。でも上手がどうしても勝てない(下手が上手にでなくて、上手が下手に勝てない手合い)のが「絶対手合い」?がわかると、そこからは下げないようにした。普段二枚落ちの手合いなら、四枚か五枚が絶対手合いのようである。勢いで六枚までいく場合もあるが、何度も繰り返すと、絶対手合いまでいくと、子ども達が妙な自信を持っていたりする?自分の力を知るのがスタートだ。

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 逆に二枚落ちの子どもが飛香落ちから飛落ち、角落ちまでいくケースもたまにある。これが「可能性手合い」みたいなもので、力がついてきている証なのだろう。

 六枚落ちの子どもだと八枚まで行くが?それ以下はやらない。今のところは八枚落ちの子どもの特訓がギリギリのレベルだが、将棋は指導や普段の対局と、勝負になると違った要素も出てくるので、手合い割りはわりと激しいのである。

 以前K七段と二枚落ちの勝負をしようと試みたことがある。上手は持ち時間10分で切れ30秒、下手は初めから30秒だったが、お互いに下手を持って何度か負けそうになってしまうのだ。あわてて「攻めない作戦」を使って何とか凌ぐ・・駒落ちはいざとなると、下手がむやみに攻めないで全体で戦かう方針でないと、どんな手合いでも勝つのは大変なのである。それを認識してから、きちんと攻めることを教えないと、「攻めて勝つのが義務」というプレッシャーがマイナスになることが多い。

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 六枚落ちの9筋攻めで、ここからが勝負である。終盤になると、どんな手合いでも「勝ちきる難しさを知る」ことが大切だ。六枚落ちでもか勝ちきるのは労力がいる。それが「実戦力」みたいなもので、この「実戦力」を養うのが特訓の目的である。

 終って休憩して早めの夕食にする。今日が泊まりのY君と一緒だった。

 夕方に来客があった。「聖の青春」の「驚きももの木 20世紀」の番組に縁があって、そのお話をしたいとのことだったので、来てもらったのだ。Mさんと歓談している間に、今日の奨励会例会の結果報告が入ってきたが、ほぼ全滅状態である・・

 いつもそうだが、いいことがあると必ずしっぺ返しを味わうようになる・・気持ちが高ぶると、必ず反動がくるのである。金太郎のデビュー?があってウキウキ気分だったが、さっそく気分が重くなる。電話で「3連敗です」『1勝2敗です」「2連敗です」「1勝1敗です」ほとんどこんな電話で、さすがに滅入ってきて、受話器を置きたくなるのだった・・

 村山聖は2勝1敗でも暗い表情だった。「2勝1敗ならまずまずやろう・・」と更科食堂に行って食事しながら慰めると、逆ににらまれて「1局でも負けたらダメです・・」わかっていないなあ師匠は・・そんな表情だった。村山聖は奨励会の前日はいつも眠られなくて朝まで起きていた。初めはこちらも驚いて「寝ないと余計にしんどいぞ。」寝床で横にならせるが、興奮と緊張と不安が混ざっていたのだろう。それが当たり前になっていたので、私もしょうがないなあと気にならなくなった。

 奨励会のときもそうだったが、村山聖は対局の次の日は20時間くらい眠っていた。

 今の弟子のことを思ってあれこれ思考錯誤しながら考えるのだが、やはり大切なのは「勝つことの難しさを身を持って知る」ことがまだまだ頭でっかちのような気がしてならない。自分の弱さを知らなさ過ぎるのと、勝つことの大変さを膚で感jじるのが甘いのかもしれない。要するに将棋に打ち込むエネルギーが足りなさ過ぎるのである。それと勝ちたい、負けたくない気持ちの方が強すぎて、肝心の将棋の内容がおろそかになっている・・日々の身の回りもそうである・・

 常に自分のことを思うと説得力がないのが残念なのだが、一手の重みを知る行為はなかなか掴み取れるものでもない。いろんな気持ちや感情のゆさぶりがつきまとうので、そこで努力をストップしたり澱んだり、停滞してしまうことが多いのだ。案外多いのは、頭でっかちな悲観で、それが先走って何のかんので日々の鍛錬を怠っているケースである。大切にする順番が問題なのかもしれない・・

 H君のご両親とロイヤルホストに行く。久しぶりなのであれこ話しをした。

 今日は5名宿泊で、棋譜調べの後で雑魚寝状態である。いろいろ大変な状況だが、それぞれに自分でたくましく打開していってほしいと願うのみである・・自分自身もそうである。

☆日曜日(12月5日)の日記

 子ども日曜コースと京都職団戦優勝チームとの相談将棋

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 日曜日(12月5日)は午前中、子ども日曜コースAだった。将棋大会もあったせいか、あれれ?ここ数年でいちばん出席者が少なかったようだ。だから静かでのんびりかと思うと、それが普段と変わりない賑やかさなのである・・

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 私は10:20頃に出かける。京都で「京滋職域団体対抗戦」職域の部の優勝チーム、京都市役所(2年連続優勝)との「大駒落相談将棋」の対局だった。昨年は完敗しているので、今年は何とかいい勝負をしたいと意を決して出かける・・のだが、紅葉シーズンで電車は満員で立ちっぱなし、いつものようにゆっくり眠れなかった・・

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 阪急大宮駅でタクシーに乗って、兄弟子の中尾修七段宅(京将クラブ)に向かう。「手前で降りてもらえませんか」歩道のところに止めにくいのだが、(もう少し言い方があるだろうに・・)こういった些細なことがいろんな含みになったりする・・運がよくないときは切り換えだ、そう思ってパン屋さんに入る。家でおにぎりを食べてきたのだが、気分転換である?

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 タクシーで二条城の前を通る。

 対局は午後1時から始まった。この将棋の棋譜は年内の12月20日過ぎに京都新聞の夕刊に掲載予定である。私が自戦記を書く。大熱戦となったのでお楽しみに!

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 終って打ち上げを兼ねて麻雀をする。いつも四条烏丸まで出るのだが、もともとここはフリーの雀荘らしい。今日も善戦で、少し勝ちで終って先に帰らせてもらう。このところ日々麻雀の番組を観ている効果があって?冷静に下りられるようになった。冷やかしの勝負を止めてから?勝率が少し上った気がするのだが、勝負は勢いもあるなあとつくづく思う。流れが悪くなると見事にすべてが裏目にであるのである。

 帰りの電車も混んでいた。

 深夜の23時半ごろに着いた。

 今日のGⅠジャパンカップダ-トは、妻に買ってもらっていたが負けだったようだ。阪神競馬なのだが、週末が仕事なのでほとんど行けない・・

 

 


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