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小学校に指導に行く [日記]

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 昨日は(5月10日火曜)家で「有段者研究会」があった。相変わらず来るのが遅い。多分それでも早く家を出ている方なのだろう。奨励会在籍が長くなると、昼型の生活から夜型の生活になりやすいので、学生でなくなると朝も遅くなってしまう傾向があるのだ・・

 そこから生活が崩れてしまい、自分で気づかない内にどん詰まりになってしまったりすることもある・・規則正しい暮らしが出来るかどうか、自由業の生活はそれがすべてかもしれない。これはすべて自分の貴重な?体験に基づいている。いったん悪い暮らしのサイクルに入ると、抜け出すのは容易でない。

 だから朝きちんと起きられているかどうか、それが目安になる。学生だと夏休みなどの生活サイクルがそれで、いったん崩れると普段の暮らしに戻すのが大変なのだ。

 今日は9名参加だった。

 私は昨日から、大阪の淀川区にある〇山小学校へ将棋の指導で、毎月2回派遣に行くことになっていた。その初日である。

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 阪急電車の十三で乗り換えて「南方」で降りて、徒歩10分くらいだろうか。小雨の中で一回だけ道を尋ねて、何とか行けた。

 〇川小学校の「いきいき活動室」でいわゆる「がくどう」の子ども達への将棋教室である。同じ部屋で将棋以外にやっている子ども達もいる中で、まずは3面指しの指導対局をした。参加は10名くらいだった。

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 私などはそもそも怪しまれる代表のような?姿格好なので、背広とネクタイをしめているとまだ緩和される?それでも子ども達とすれちがうときは、苦手である。小走りに去られるとつらいものがあるのだ?でも今の時代ならしょうがない・・

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 まずは希望者全員に、三面指しで六枚落ちで指導対局をすることにした。この将棋は子ども達が好きな桂馬を使った攻めで、ここで4四歩と我慢しないで5七桂成と突撃するパターンが意外に多いのだ。

 8六歩、同歩、同飛、8七歩、4六飛、同歩、同角の攻めもあるが、そうなるとかわいい初級者ではない。

 ☆桂馬を跳ねたら素早い攻めをねらう

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 これも端をねらうのはいいが、どちらも失敗している?

 ☆攻めは分散せずに集中させる

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 これも「桂馬の高飛び歩の餌食」のパターンだ。こういう指し方をして来る子にどう教えるかが、指導の力量を問われるのだが・・

 ☆攻めはまず歩を伸ばしてから考えよう

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 ここで4五桂、4六銀となりそうなので手を止めさせる。「それ以外の攻めを考えよう」少し間があいたが5六歩がみつかった。4六銀、5七歩成、同銀上と進んだ。それでも攻めが難しいが、そこで4六角と銀を取る手と、4五桂と跳ねる攻めがある。

 ☆歩を使って攻めるようになると、手が続くようになる

 15時から16時半まであっという間に過ぎた。将棋を指すのがほとんど初めての子もいたが、全体には思ったよりは指せるので、次回からが楽しみだ。

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 小雨の中を駅まで戻る。下町の情景でなかなか風情のあるスポットもあった。

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 これは香港を思わせる。

 

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 昔懐かしい風景。この風景が普通だった。

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 慈愛という言葉がいい。今は自愛が多いけれど。

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 駅の光景。学生が多い街だった。

 思ったよりも早く帰宅した。有段者研究会は竹内三段が優勝で、荒木二段が二位だったようだ。後半は棋譜調べである。21時過ぎに終って解散だ。

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 ようやくケージから出られた金太郎・・うれしうそうだが、態度はよくない・・この表情は「あれれ」とやさしい声を出しながら噛むときだ?でもストレスもあるのでおおめに見よう・・

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 いつもの遊びになった。

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 こうやって木をかじるので困るが・・あまり悪いと電気を消す、鳥にとって暗闇は怖いのだ・・そういうときは、そっと私の頭に乗って神妙にじっとしている。スグに電気をつけるが、また飛んでいくのだった。そして「ガリガリ」と音がする。

 


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コメント 4

あっぷるみんと

昔は当たり前のようにレンゲ畑はありましたね。今はどこにも見つからず、寂しいです。
トビオくんもクロくんも、いつまでも元気でいてほしいですね。
金チャンの、来たばかりの姿と、餌付けの姿、拝見しました。今がどうであれ、親も仲間もいない環境で、生きるために必死に餌を食べる姿に、うるっときてしまいました。育った所が先生の所で、とっても良かったと思います。
子供たちの将棋への興味が、少しづつでもいいから芽生えればいいですね。自分が子供の時に、先生のような方がおられたら、もうちょっとマシな方向に・・・
by あっぷるみんと (2011-05-11 22:46) 

のんびりくん

はじめまして!
いつも楽しく拝見させていただいています。
以前、山崎先生に指導対局をしていただき、師匠が森先生と知った息子がこのブログを覗いて、
「いいなあ、大阪の子は、森先生の教室いっぱいあって。」とか「お父さん、大阪に転勤になったら将棋会館通えるかなあ。」とか言ってました。
小学校にも足を運ばれているのですね。
地方に住んでいる私たちには、本当にうらやましいことです。
そんな息子はただいま、森先生の「あっと驚く三手詰」を四苦八苦しながら取り組んでいます。


by のんびりくん (2011-05-12 15:08) 

モリノブ

あっぷるみんと 様
 レンゲ畑が当たり前だったのですが、今では貴重です。
 トビオとクロは14~15歳になります。早いものですね。ついこの間まで子犬だったのに・・
 金太郎の来たときの動画はすっかり忘れていました。撮っておいてよかったです。とっても元気でペットショップに入った瞬簡に声が聞えていました。
 将棋はなじむまでに時間がかかるので、根気が大切でしょうね。自分の好きなものを伝えるのは、楽しいですが難しさも感じます。
by モリノブ (2011-05-18 11:56) 

モリノブ

のんびりくん様
 山崎七段は子どもが好きなので、指導もうまいです。教室に来るのも案外身近な子ども達が少ないこともあります。
 たまに指導する方が熱っぽくっていいこともありますね。自然に望めば叶う・・どこかでお会いできることを楽しみにしています。そのときは声を掛けてください。
 あっと驚く三手詰め、ありがとうございます。
by モリノブ (2011-05-18 12:00) 

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