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奨励会 11月4日 [将棋]

 

 一年前の11月5日(土)に宝塚で劇団コーロ「聖の青春」の公演があって、この写真は二回公演の間に行なわれたバックステージである。子どもたちが舞台に上って遊んでいる。聖役の大村卓也さんもいる。もう一年経つのかと思うと、早い。

 

 今日は、午後からの近大の稽古が学園祭のために中止だった。思わぬ休みでほっと一息つきたいが、そうもいかない。まず12月に出版される本の、まえがきとあとがきを書き直す。それから午後にピピアに「子ども教室テキスト」の印刷に行く。

 それから部屋の片付けをして、トビオ、源さんのサークル、水槽の掃除をする。今は一年でいちばんいい季節だと思うが、時間がいくらあっても足りない。一息ついて居眠りをする。

 夕食の後で、義母と一緒にダイエーに買い物に行く。途中で携帯が鳴った。今日は奨励会なのだ。電話を受けるたびに、あれれ前回と逆で、オセロのように真っ黒に裏返ったようだ。結局、大石三段2-0、澤田1級2-0、荒木3級3-0以外は成績不振だった。この間の研究会後半でのだれたムードが気になっていたが、イヤな予感はよく当たる。

 常に勝ち負けは付きものだが、勝ったとき負けたときにいかに自分をコントロールするか、それが大切だ。今の弟子に足りないのはある種の感受性のような気がする。将棋の問題とは別のところにあるようで、頭が痛くなる。

 ちょっとした気の緩みや甘えがあるとたちまちしっぺ返しがあるのが勝負の掟なのだ。勝つのが普通の状況になるには、普段の生活での心構えしかない。日常の細かいことができていないと、いくら将棋の勉強をしても滋養にならないのだ。いつも弟子にこんなことを言っているつもりなのだが、念仏を唱えているようで空しいものがある。

 まあ、みんなそれなりに頑張っているのだろうから、ある面では息長く見守るよりないのだろう。それぞれひとりひとり淘汰されるかどうか、戦っていくしかないのである。

 


2006-11-04 22:41 

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