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第42回京滋職団戦 [将棋]

 昨日(9,23)は夜遅く帰宅して、今朝日記を書いている。 昨日は朝7時半過ぎに家を出て、阪急電車で京都に向かう。第42回京滋職域団体戦があった。9時過ぎに「京都新聞社」七階ホールに着いた。9時半過ぎに開会式があり、その後座席のミスなどあり、混乱していたが、10時に予選第1局の開始を宣言する。

阪急電車の新車両だろうか。

 昔、私の師匠の故南口繁一九段がいつも元気な声でお客さんに挨拶していった光景を思い出す。夏のアマ名人戦の大会の開会式のとき、挨拶の途中で倒れられたのだ。それから10数年の闘病生活を過ごされて亡くなられた。毎年の大会のたびに思い出す。

 師匠が檀上に行かれる前に、「森君、昨日の将棋はどうやった?」と話をされたのが最後だった。南口先生は手術の後で意識は回復されたが、それ以降言葉を話されることはなかった。お見舞いに伺うと、いつも力強く私の手を握り締められ、涙を流されていたのだった。

 師弟関係は、ある意味で利害関係ではないから、必要とするか必要としないかである。自分が弟子を持って、接してきて言えるのは、信頼関係がないと成り立たないことだろうか。信頼するというのは、甘やかすことではない。徒労に終わっても、伝わらない気持ちを伝えようとすることだろうか・・空しい作業のこともある。

 師匠は自筆で観戦記を書かれていたが、私は読めなかった。達筆というよりも悪筆?だったろう。その棋譜を確認するのも私の仕事だった。増田裕司五段はいわば南口先生の最後の弟子でもある。「森さん、増田君を頼みます」奥様から依頼されて、私の弟子となった。そういう意味では私は師匠に少し恩返しできたと思う。しかし増田五段はこれから南口先生への恩返しも残っている。これからしっかり活躍することである。長い目で地道にあせらず取り組んでほしいと願う。

☆職団戦スナップ

 大会が終わってから、兄弟子の中尾修六段と京都新聞社のSさんとで麻雀をする。近くの店だが、ここは場代が安い上にサービスが抜群だ。結果はまたしても兄弟子の一人勝ちだった。私はトントンで終わる。帰りの電車の中は、心なしか若い人ばかりだった。周囲を見ていると、いつのまにか知らない世代ばかりに見えるのだが、時代の変遷は静かに訪れるのかもしれない。

天気が崩れている怪しげな空

 昨日の昼間、テレビで「福田康夫首相誕生」を見る。京都新聞からも号外も出ていた。なかなか秋は来ないが、確実に季節は移り、時代は巡るものなのだろう。


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しがまゆみ

新型9000系の阪急電車、先週宝塚線を走っているのを目撃して、気になっていました。運転開始したばかりみたいです。私も昨日夕方偶然乗ることができて、うれしくて、子どもに「9000系乗ったで!」と自慢しました。他には神戸線に1編成走っているだけのようです。阪急電車、大好きです!
by しがまゆみ (2007-09-24 21:33) 

モリノブ

しがまゆみ様 
 新型9000系なのですね。中はサロン風で、おまけにドアにこの写真のテレビがついていて驚きでした。東京の地下鉄でも見ました。
 京都線ではイスが前向きと横向きの混合型の電車に乗り、これも驚きでした。
 知らぬは我が身ばかりです。
by モリノブ (2007-09-24 23:35) 

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