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子ども教室 [将棋教室]

 

 今日は午前中、子ども土曜コースだった。見学1名を含めて24名出席だった。大石三段が休みで、代わりに竹内大悟二段が手伝いだった。前回はかなりうるさかったのだが、今日はまずまずの雰囲気だった。子ども教室がうまくいかないと精神的に結構こたえるのだ。どうしたらいいのか考えていると、その晩は子どもを叱っている夢を見たりする。ともかく、将棋に取り組んでほしいだけだ。

 今日は級差が開いている子ども同士の、大駒落ちの手合いを組んでみた。やはり上手の勝ちが多かったが、初手合いもあって新鮮ではあった。自分が駒を落として下手と対局するのも、案外楽しんでいる子もいる。教えられる側ばかりだったのが、自分が教える側に回ると、ひと味違うものも生まれるかもしれない。

 将棋では”棋力によって異なるが、何がわかっていないか”がわかっていないと、教えているつもりでも、馬の耳に念仏となってしまう。教える側の自己満足から脱皮するのが大切だろう。顔を真っ赤にして「フッー疲れたなあ」とつぶやくA君、見ると三局しか指していない。

 私の教室では持ち時間は10分切れ30秒でやっているが、初級者同士は時計を使わない。パチパチ時計の叩き合いでも困るからだが、時間を取らないと終わらないケースもあるので、途中から時計を使う場合もある。将棋は考えるゲームなのだが、基礎を身につける段階では、考えるよりも、早く手を動かして早く指した方がいいだろうと思う。力が付いてくると、今度は早く指さないでじっくり考えた方がいい。

竹内二段の指導対局 

 阪上2級の指導対局

 ここ数ヶ月、指導対局を弟子に任せて、私が手合いを付ける側に回って子ども教室を見ているのだが、実感としては指導対局の方が疲れない。将棋は何局指しても、いっこうに疲れないのだ。むしろ将棋以外に目が向いている子を、振り向かせるのがきついことなのかもしれない。これはプロを目指している奨励会の弟子も同じかもしれない。

 教室の指導やプロになる修行には、簡明なマニュアルがあって、それに基づいたカリキュラムがあれば越したことはないが、そんなものはない。作ればあるのかもしれないが、理屈だけで出来るものでないのが私の実感である。いろんなプロの世界があるが、結局は人を育てるのでなくて、いかに人が育つか?が大きなテーマなのだろう。

 これから10年後に師匠として教室の先生として、自分がどういう思いを味わうか、どういう悔いを持つか、不安がいっぱいで怖い限りである。子ども教室の子ども達や、弟子達に、結果はともかく自分がきちんと向き合うことしかないのだろうなあと思う・・

 ☆明日のテレビ「熱中時間 鉄道特番」BS2 11月11日(日)21:00~22:00に、私の将棋教室に通っている村山大地君のお父さん、村山茂さん(伊丹市在住)が出演されます。番組の中の「熱中倶楽部」で、最後の方の7~8分だそうです。

 是非ご覧下さい。再放送BShiは11月12日(月)12:00~13:00


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