SSブログ

日曜子ども教室 [将棋教室]

 CIMG-c8310.JPGCIMG-c8310.JPGCIMG-c8310.JPGCIMG-c8310.JPGCIMG-c8310.JPG

 大盤解説 
CIMG-c8310.JPGCIMG-c8310.JPGCIMG-c8310.JPGCIMG-c8310.JPG

 今日も子ども将棋教室だった。午前中は日曜コースAで、手伝いは阪上善隆2級に先月から加わった竹内大悟二段だ。出席の子どもに順番に全員の詰め将棋のプリントを渡すようにさせて、まずは子ども達の名前を覚えるように言った。実は私は人の名前を覚えるのは大の苦手で、いつも苦戦する。(記憶力が衰えた・・年齢もあるのだろうなあ)


CIMG-c8310.JPG
 CIMG-c8440.JPG 

CIMG-c8317.JPG






 大盤解説で子どもを指名して当てるときに、ハタと度忘れすることがあるのだ。昔、新宿将棋センターの金田さんにお会いしたとき、「将棋センターで働ける条件の第1歩は、一度でも来たお客さんの名前を覚えることですね」と聞いて、私は無理だなあと思ったことがある。


CIMG-c8328.JPG
 

CIMG-c8340.JPG




 子ども教室の問い合わせなどの電話があったとき私が答えると、後で妻に「そんな無愛想な応対では来たい人も来ないよ」と言われる。そうだろうなあ・・。過去を遡って弟子を見ていると、意外にしっかりしていたのが山崎七段、安用寺五段だった。そしてこの仕事がこなせないのは、たいていダメである。ダメなパターンは心ここにあらずで、子どもに将棋を教えるのは自分の将棋にプラスにならないからやりたくない、そんな気持ちがミエミエの弟子である。


CIMG-c8404.JPG




 一見、自分のプラスにならないことをさせると、人間の器がわかるというのか、割と本音が見えてくる。損得の感情しかないのは結局アカンのだ。遠回りする感覚、目先の技術よりも、下積みの鍛えだろうか。


 小手先の器用さはすぐにばれるものだ。合理的なものが優先してきた時代のツケが回っているのか、今は世の中全体に底の浅さを感じる。価値観や好み、そういってしまえば元も子もない(別にそれでもいいのだが)難しい時代である・・


 時間をかけて育てる、そんな風潮が薄いのかもしれない。結果良ければすべてよし、しかも大衆は(古い表現だ)何でもすぐに飽きるし、次から次からに新ネタに飛びつく。 


 何かあると正義感みたいな理屈が作動して、魔女狩りのムードができてしまう。怖い時代である。金銭を消費(浪費?)する土壌はいっぱいあるのに、金銭を稼ぐ経済機能は益々低下して、収支がアンバランスな社会になってきたように思う。(一般的な話である)新格差社会だろうか。もっときちんと今の時代を分析する評論家はいないのだろうか。


 ものごとが澱むのは、必ず正義や道徳を振りかざす、正義の使者がいるせいである?きちんとすることと、大雑把でもいいところの見極めが大事だと思うが、今はどこかその判断が逆が多いように思えてならない。


 あまりにも真面目な部分が、私にはどっちでもいいように思えるし、どうでもよくて無視されているような小さなことが、どれだけ大事なことか、そう思うことが多い。
 

CIMG-c8463.JPG

 こういうのを、生きる時代を間違えたともいうのかもしれない。私は明らかに古いタイプの人間で、今の時代の価値観にあわせるのは無理だと自覚している面もある。だから少々のことに驚かないのかもしれない。


 もともと子どもの頃からタイムマシンで過去に遡りたい願望が強いのだ。未来に行くほど絶望的に興味が無い。これはつらいというよりも困ったなという感覚である。便利になどなってほしくないのだ。不便でも少々のんびりした社会がいいなあ・・

CIMG-c8507.JPG




 子ども教室の話から脱線したが、午後からは「日曜コースB」だった。今日は指導対局の将棋をカメラに収めて、(いつもスグに忘れる)あれこれ考えた。


CIMG-c8522.JPG



 子ども教室の片づけが終わってから、阪神競馬11Rを見る。妻に馬券を買ってきてもらっていたが、G1レース以外で、家のテレビで競馬を見るのは初めてだった。結果はあっさり本命が入り、私の馬券は全部はずした。
ルンルンは当てたようだが、本命なので配当は安かったようだ。3着の馬も予想に入っているのに、惜しかった。あまりいうと文句を言われるのでお終い。




 


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

nice! 0

コメント 2

内藤

私も人の名前や顔はなかなか覚えられなくて困ります。幼稚園の先生は、この分野ではすごくて、前に1年前に一度ちょっと1分くらい話しをしただけで覚えていました。「よく覚えていますね」と言いましたら「職業柄、当たり前です」と言っていました。
今日の先生の話は考えさせられました。自分にとってプラスでないことをする勇気はなかなか湧かないような気がします。何か打算的なところがあるのかもしれません。
by 内藤 (2008-03-03 09:13) 

モリノブ

内藤様
 人の名前や顔はなかなか覚えないですね。やはりプロ必要な職種とプロ意識がないと・・苦手です。
 打算的なところと、そうでない部分の比率が問題なのでしょうね。私は7-3かなあと思います。もちろん打算が7です。でも結果は3-7かなあ・・

by モリノブ (2008-03-04 09:53) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

子どもの指導A級順位戦最終局の日 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。