京都「若冲展」に行く [写真日記]
今日は、京都の相国寺承天閣美術館に「伊藤若冲展」を見に行く。予想以上に人が多くて、人気の高さを物語っていた。切符売り場も入場してからも満員で、鑑賞とはいかなかった。江戸時代の「奇想の画家」若冲は、以前、伏見にいったときお墓があって、その名を思い出したのだった。華麗、幽玄と書いてあったが、澄み切った鮮やかな色彩に目を奪われる。
少しあきらめ気分で、早めに出た。何しろ人だかりがすごくて、人をかきわけて隙間から絵を見るようなのだ。実物を見たので良しとしよう・・
昨日からの妻のひらめきで?「泉屋博古館」に行くことにした。同志社大学前からバスで20分くらいで、着いた。「あのう、どちらに行かれますか?」年配の男の人に聞かれて、パンフレットを見せる。「ああ、同じですね。今までこの美術館に行く人は少なくて珍しいですよ。無料券と2割引券がるので、ご一緒しましょう」と親切に誘われて、甘えることにした。
<日本の近代陶芸>では、板谷波山、宮川香山・井上良斎(二代)、伊東陶山(初代)・清風与平(三代)・清水六兵衛(五代)さらには河井寛次郎・楠部弥弌の作品が展示されている。私は陶芸はわからないが、気品のある作品ばかりだった。いつもだと陶芸は走りながら見ていくのだが、ひとつひとつ魅入られる。
<中国青銅器の時代>食器、酒器、楽器、それらが祀りの器の意味合いも備えてあるのが面白い点だ。架空の動物のモチーフやデザインが印象的だった。
中庭から望む
泉屋博古館から哲学の道に行くのに迷っていたら。妻が尋ねた人が親切に引き返し一緒に同行してくれた。私は南禅寺の方向だと錯覚していた。京都の人は親切だった。
懐かしい趣の住宅です。
哲学の道
少し遅めの昼食にする
哲学の道を抜けてから、銀閣寺に行く。
修学旅行の生徒でいっぱいだ。昔、私も中学の修学旅行は、京都、奈良、大阪だった。今はグループで行動するのが定番みたいだ。
銀閣寺、逆光でうまく撮れない。
「今の時期は子どもと(修学旅行の)外人さんばっかしでしょう?」帰りのタクシーで運転手さんが話してくれた。初めはバスを待っていたが、暑さと疲れで妻の気分が悪くなってしまったので、急遽変更する。
始発で座れるように、阪急河原町まで行っって帰宅した。
少し前に長男(中三)が修学旅行で銀閣寺に。どうして金閣寺は見ないのかと聞いたら「グループの大半が金閣寺は行ったことがあるから」と答えていました。私も高校生のとき初めて修学旅行で京都に行き、そのときの感動は今もよく覚えています。中高生の感動も少しずつ変わってきているのかもしれません。
by 内藤 (2007-05-23 09:59)
内藤様
私も銀閣寺に修学旅行生が多いので、何故だろうと思っていました。なるほど金閣寺は行ったことある子が多いのですね。
京都は何年も経ってから、修学旅行の意味がわかってくるようです。ヤンキーのグループもいましたが、たいてい素朴な子が多くて、いいですね。
by モリノブ (2007-05-23 10:06)
京都6年ほど前に家族で行った覚えがあります。日本の文化に興味があったので、京都奈良と観光しました。京都の夏はうなるような暑さで、せっかくの金閣寺も数分でタクシー(観光のためにまわってもらっていた)に逃げ帰ってしまいました。今の時期はすでに暑いですか?将棋をまた指すようになったこともあり、今行けばまた感じるものが違うような気がします。私も年をとりましたしね(28ですけど。笑)
by (2007-05-23 22:16)
尚武帝 なお様
京都や奈良の夏は盆地のせいか暑いですね。今はちょうどいい季節です。10月あたりは今度は高校生の修学旅行が増えるそうです。11月から12月は紅葉でホテルも満杯状況、いつ行けばいいのでしょうね?
京都は年齢を重ねるごとに、いいような気がします。でも人ごみはどうも・・苦手です。
by モリノブ (2007-05-24 10:14)