モンゴルの里 [写真日記]
今日は妻のピアノのレッスンもなくて、オフだったので、ドライブに出かける。(少し仕事が気になるが、キリがない)こういうときの呼吸は一致する。ちょうど学校のズル休み仲間のような心境である。早めに帰って仕事をする、つもりだったが、走り出すと忘れてしまい、丹波の草山温泉観音湯方面に行くことにした。
そろそろコスモスが咲き始める
宝塚から猪名川の杉生~丹波猪村経由で、12号線を走り篠山に出る。そこから176号線に戻り、300号線経由で草山温泉に着いた。このルートは山の中を走るので、少し遠回りでも車も少なく気持ちがいいのだ。
モンゴルの里
今日の昼食は、草山温泉にある「オータニ モンゴルの里」と決めていた。以前にも入ったことがあるが、いながらにしてモンゴルの雰囲気を味わえるのがよさである。
レストランにもなっているゲル
モンゴル文字、ひらがなに似ている。すべてタテ書きだそうだ。
部屋の真ん中の天井
食事の前にゲルの中を撮らせてもらう。赤が基調の色彩豊かな配色は、華やかな雰囲気がある。部屋の真ん中の空が見える天井が明るさを醸し出している。レストランでありモンゴル博物館のようでもあり、実用的な住居でもあるようだ。
昼食はサラダ、シシカバブー、モンゴルパン、ピザ、を注文した。
モンゴル パン
ピザ
モンゴル オルゴ茶(雲南茶に似ている)
食後に店の奥様(日本の方である)が「モンゴル将棋」を持って来られて、そこから話が弾み、モンゴルのお話をいっぱい聞くことが出来た。子どもの教育の話で、モンゴルでは大家族のせいもあるが、子どもでも幼い頃から団体生活の躾けは厳しく教えられ、自分の役割分担は自覚するそうだ、家族関係でもシンが一本通っている・・今の日本を思うと考えさせられる話だった。
モンゴル将棋の駒
宿泊できるゲル
モンゴルの里を出て、観音湯に入る。露天風呂もあり、いいお湯である。平日の昼間から、バチが当たりそうだが、他にたいして欲はないから、日々あれこれほどよい加減なのである。
草山温泉 観音湯
帰りは97号線で丹南町に出て、176号線から新三田、いつものコースである。少し眠くなったので「デカンショ」で休憩する。井戸水コーヒーを飲み、10分ほどうつらうつらすると、目が覚めた。
97号線からの田園風景
帰宅してあわてて仕事に取り掛かる。今日もあわただしく、あっという間に一日が過ぎていく。
ゲルの天井には穴が開いていたのですね。食事のとき、けぶくないのかなと思ってました。モンゴル将棋があるなんて知らず、写真を興味深く拝見しました。
by 内藤 (2007-09-22 09:43)
日中は酷暑ですが、次第に秋の気配が出てきました。
丹波というと穏やかな田園風景と厳しい冬、そして町興しが
盛んなところかなあと思います。
ですが、豊かな田園風景の田舎では、 高齢化と市場原理による安値競争で田んぼが死んでしまうようことが相次いでいると思います。
食料自給率100%を国策に上げると、様相も急変すると思うのですが、
これ以上金は出せないという、公共の財政圧力の板ばさみで、
問題先送りとなっています。
限界集落と集落予備軍が拡散している中で、郷里を失う国民も多いと思いますが。他人(他国)の顔色を伺うだけで、決断なき政治ではどうしよう
もありません。
by mura (2007-09-22 10:41)
mura様
ようやく秋の気配ですが、彼岸が過ぎても暑さは残っていますね。
限界集落を見ていると、世の中の人の情が消えていくのと同じ様なものを感じてしまいます。都会、若さ、豊か、成長、合理的、そんな言葉がむなしく聞えて来るときもあります。生と同時に死をみつめる世界が大切な気がします。
by モリノブ (2007-09-24 14:57)
内藤様
グルの天井から、自然の光が差し込んでくるのがいいですね。また円の建物は広々とした空間でゆったり出来ます。モンゴル将棋は駒もチェスに似ているようです。
by モリノブ (2007-09-24 14:59)