晦日の大掃除

　

　きょうは晦日で、さすがに家の掃除をしないといけない。それでも午前中は体が重くて反応が鈍い。いつものガソリンスタンドが年内で閉店なので、きょうで最後になる。店の人はいつものように愛想がいいが、心なしかさみしそうである。。「明日で終わりです。長い間ありがとうございました」「こちらこそありがとうございました」と言いながら、挨拶をした。カードの残金が足らなかったはずだが「これでちょうどです」別れはつらい・・

　世の中の景気は回復しているように言われているが、身近に感じるのはその逆である。しかも小さくても頑張っているところが、店を閉じる傾向にあるように思えてならない・・うがった見方であっても、世の中に暖かさが消えかけているのは間違いないのかもしれない。商売の厳しさと言ってしまえば元も子もないが、別の何らかの要素が加わっているとも思える。

　努力が実らない世界は味も素っ気もない。結果がすべての世界は、所詮狭い世界なのである。（これもうがった見方だが）ある日あるとき、人間の限りない可能性や、未来への夢、そういったものが消えうせてしまったのだろうか。シビアという言葉でごまかす（これもうがっている）つまらない世相が巨大化しているだけなのだろうか・・ビジネス理論とか、勝者の論理とか、そういったものを蹴散らすような世界観はないのだろうかなあ・・（ないのだろうなあ）

　中山のダイエーに買い物にいき、用事を済ませて昼食にする。ダイエーの食堂は久しぶりだ。天ぷらうどんとタコ焼きを食べる。ごく平和である。

　その後で宝塚にも出て、買い物を済ます。帰宅して、少し休んでから、大掃除にスイッチを切り替える。二階の部屋、一階と片づけをしながら、年末大掃除モード全開である。大雑把に済ませて一息つく。妻に言わすと、私はたいていの仕事はこなせるのでは（誉め殺しの傾向である）と言う。きつい肉体労働は無理だが、けっこう執念深いので、相当いけるかもしれない。人間、受身になると逃げ腰で、何かを守ろうとするが、弱い動物でも追い詰められたら、反対に逆襲して向かって行くものだ。私はほぼ弱い動物の要素が強いので、常にそのパターンだろうか。

　寝ているときでも、心の中でも、悪者に噛みつきすぎて、実際の歯もなくなってしまったのかもしれない。（実際は寝ているときの歯ぎしり？）

　今年もあと一日で終わりだが、夜に玄関のお飾りを付ける。２９日は苦に通じる、３１日は一夜漬けで、だから３０日（２８日）がいいらしい。

☆アルバム＜川西市　加茂　２００６，１２，１９＞

兵庫県川西市加茂はノスタルジックな風景です。

コメント 2

森先生には裁判所からお手紙が届きましたか。私の所には税務署から呼び出し状が届きました。お金持ちでもないのに訳が分からず、嫁ともああでもないこうでもないと一もめいたしました。仕方がないので、私が電話で尋ねてみると結局、間違いということが判明。そこからは攻勢に転じ、「そのせいで家庭争議になったではないか。間違いの証拠に詫び状を書いてくれ。」　「検討します。」　ということで、後日お詫びの手紙が届いて一件落着しましたよ。
by 95 (2007-12-31 06:09) 

９５様
　出かける前に郵便受けに入っていて、一瞬ヒヤリです。こういうときは何か思い当たる節はないかと、光速でカンが働きます。（過去の過ち？）
　９５さんのところは税務署ですか。奥様の気持ちは重々わかります。日頃の行いでしょうか？
　よいお年をお迎え下さい。
by モリノブ (2007-12-31 14:01)