土曜教室 [将棋教室]
昨日の朝の大阪駅の環状線ホーム、ごったがえしている
今日は「子ども土曜コース」だった。手伝いが大石三段、阪上2級に藤原1級の3人だった。早朝から藤原1級に、子ども教室の準備をさせる。今までほとんどの弟子に手伝いをさせたが、その経験は大きいと思う。
3月4月の教室は、例年、退会、休会と新入会が入り混じる季節である。長年通ってくれた子が来なくなるのはさみしいが、このシーズンは仕方がない。また将棋をやりたいときに向き合ってくれたらうれしい。もう何人の子どもと関わっただろう。
ときどき道で声をかけられるが、こちらは縮んでいくのに、子ども達は大きくなるのでわからないこともある。電車で声をかけられてびっくりすることもある。いつかどこかで会う楽しみは、子ども将棋教室ならではのものかもしれない。
午前中、妻がピアノのレッスンも休んで病院に行ったが、芳しくないようだ。いつもの風邪薬に、もうひとつ薬を加えてもらったらしい。こじらせているみたいだが、休んでいる。そのせいで、子どもがいつもより騒がしい。普段は、私が頼んでいるのもあるが、妻のにらみが大きいのだ?
昼食は私が作っていたカレーライスだ。ご飯は4合炊いて、4人分ぴったりだった。
午後からは「土曜教室」だった。私はいつも三面指しだが、終わる頃は少しフラフラだった。まだ教室は明日もあるのだが、やはり3連投はきつい。(こんなことをいうとバチがあたりそうだが)終わってからいつも通り「キヨ」に行く。
夕食は阪上2級、藤原1級を連れて、ラーメン「桂」に行く。いつも道を通るたびに、お客さんが入っていないかなと気になって覗くラーメン屋さんだ。年配のご主人と奥さんでやっているのだが、何と奥さんのほうがラーメン担当で、ご主人は接待とギョーザー係りなのである。
ちょうどテレビの画面でチベット、ラサの暴動のニュースが流れていた。10人死亡(もっと死者が多い情報もある)「北京のオリンピックもあぶないなあ」とご主人。各国からの中国に対する弾圧抑制へのコメントも流れていた。悲しいニュースである。
それから捕鯨のニュースなどなど、日々の出来事はとりつくしまもなく、事件が報道される。
妻が、まだ鼻声だが、少し回復のきざしがあるみたいでよかった。週明けまでには治したいのだが、どうなるだろうか・・
<追記>
チベットの抗議行動(暴動ではない)の件で、藤原新也さんのブログを読んで、何となく想像していた推移のような気がしてきた。今朝の新聞では、政治とオリンピックは別という各国の表明のニュースが流れている。心配である・・
戦争で勝ったら相手を皆殺し これは世界で普通のことです
ヨーロッパでも 中国でも
日本人だけ感覚が別なんです
将棋もそうでしょう 取った駒をつかいますよね これ日本人だけの感覚です
だから 日本が世界を引っ張っていけたら平和になるんですがねー
by yumehito (2008-03-16 17:49)
衣食住や苦役から開放されても、本質的な不安だけは消えないというのは自分でも現実でして、現役引退後に図書館で仏教関連の本をよく読むようになりました。
昨年読んだ「チベットの生と死の書」は、信仰や死後の世界といった神秘的な内容ですが、教えの師匠クラスは多くが宦官じゃないかと思うぐらい、女性的な穏やかな印象です。そういう点では、中国によるチベットへの弾圧や殺害事件は、非常に不可解です。宗教的な動きに対する処刑を繰り返す中国への不信感が高まり、政治から経済活動にまで影響するんじゃないでしょうか。
by mura (2008-03-16 21:08)
yumehito様
日本人の感覚がむしろ特別というのは、よく聞きますね。情け深い、へっぴりごしが、むしろいいなあと思います。平和というのは、へなちょこでも構わないから、戦争をしない、人をいじめない、差別しないことのように思えます。
by モリノブ (2008-03-17 08:34)
mura様
教えの師匠クラスが、穏やかな発想というのは意外な気もしますね。宗教もそうですが、本来人を救うものが争いのタネになる。この皮肉さが、知性の弱点でしょうか?経済活動が高まると、人間性喪失が引き換えになる、この世は矛盾が多いですね。
by モリノブ (2008-03-17 08:38)