文部科学大臣杯小中学校団体戦 [日記]
今日は昼前から大阪に出る。清荒神駅のホームで電車を待つ。見慣れた風景だが、日記として残しておくと変貌がわかる。世の中の移り変わりと自分の暮らしの変化、そのバランスが微妙に違ってくるのが歳月だろうか。少しずつだが分かれ道の選択があって、何がしかの決断をしている。
大阪環状線の弁天町で降りる。藤原六段とばったり会った。私は反対の出口に行こうとしていたようだ。ここは以前に何度か来たことがあるのだが、迷ってしまう。案内所で聞いてベイタワーがわかった。
会場に着くと、ちょうど予選が終わって昼食のときだったようだ。外で座り込んで泣き崩れている子がいた。ふと糸谷五段の子どもの頃のことを思い出した。小学生名人戦西地区大会のベスト4くらいで負けると、場所もお構いなくお父さんの足を蹴って泣いていた・・ものである。
控え室で休憩して待つ。指導は小林健二九段、畠山成幸七段、藤原直哉六段、青木清六段、阪口悟四段と私のメンバーだった。こういう場所は久し振りである。
指導対局風景
三面指しで角落ちから八枚落ちまで様々だった。全部で100名近く指導対局希望者がいたそうだ。知り合いの人がおられて挨拶を交わす。私は普段から子どもの指導ばかりしているので、どの将棋も興味がある。素早くクセを見抜いてアドバイスしたくなるのが習慣になっている。全体にもう少し粘り強さがほしいと思った。
同じ学校で3名の団体戦は集めるのが意外に大変なのである。個人戦とは違ったよさがある。
福井のY君、T君の学校はベスト4に残ったようだ。その後も勝って、決勝大会に進出した。名人戦の解説でも福井に行ったよしみもあり、いい結果が出て我がことのようにうれしい。ここまでくれば決勝大会も健闘を祈りたい。
隣の小林九段の指導風景だ。
帰りはもと来たコースを通る。こういう高い天井、吹き抜けはやや苦手である。歩くコースが長いのでどちらかいうと元気印の建築なのである。からだの弱いものにやさしくないと思うのだが、偏見だろうか?
今日も書店で本を買った。「筆に限りなし 城山三郎伝」加藤仁著である。時間が少ない暮らしだからこそ、よけいに読書しないとだめなような気がしている・・自分の行動パターンが固定化してくるのはまずい。
しかし困ったことに単行本を電車の中で読み出すと、ウトウトしてしまうのだ。ついついスポーツ紙の予想欄ばかり見ているクセがでる。
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