誕生日対局負け [日記]
昨日は私の誕生日で、対局日でもあった。朝、あと一時間くらい眠い感じで起きる。最近は早起きでなくなった。7時半くらいまでグズグズしてしまう。底疲れというか、チビのこともあるのだが、弟子の成績不振もけっこうこたえているのである。何とか打開の糸口・・と書き出した途端に金太郎が頭に〇〇〇をかけてきた。「コラッ!」と叱ると飛んで逃げた。
対局は王将戦で阿部隆八段である。やはり完敗だった。
この局面で阿部八段が1時間の長考で▲1六歩、これは次に▲1七桂から▲2五桂のねらいだ。▲3六歩から▲3七桂でないのがミソなのだ。私は仕方なく△4四銀だがそこで▲3六歩で困った。
△3五歩▲同歩△2四飛だと▲3八飛△2六歩▲3四歩とされて不利。図で▲3六歩△4四銀▲3七桂だと△3五歩▲同歩△2四飛となって、▲3八飛とできない。これが微妙な間合いですでに形勢が悪くなっている気がした。
実戦は図から▲1六歩△4四銀▲3六歩△6四歩▲7五歩△6三金▲7四歩△8四角▲5七角△7四金▲7五歩△8五金▲1七桂以下負け。
△6四歩では自玉のキズになるので△6二角も考えたが、▲1七桂△3五歩▲同歩△2四飛▲3八飛△3六歩▲同飛△4六歩▲同角△4五銀▲3四歩でやはり厳しいようだ。図からの二手(▲1六歩と▲3六歩)で投了したくなった将棋だった。この前が問題だったのだろう・・どっと疲れた将棋だった。
終わってからスグに帰宅した。まだピアノのレッスン中だった。
デジカメをいじってしまって画面の大きさが変わった?いつもは縮小にするのだが、そのままである。
夕食はレッスンが終わって19時過ぎにロイヤルホストに向かう。以前に店の人に「早くポイントを使って下さい。貯まっていますよ」と言われていたのだが期限を見ると1月24日までだった・・未練たらしく「もう使えないですかね・・」と店の人に聞く・・「申し訳ないのですが・・でもあれれこれは来年の1月ですよ」
年齢とともに自分の全身のエネルギーの衰えと、精神面の無力さみたいなものを感じているが、もともとちいさな楽しみ、かすかな希望をもとにしてきたつもりなので、自分に関してはあまり変わりない。やはり気になるのは弟子のことでの責任の重みである。でもそれも手に負えないものもあるようだ。
後何年くらい師匠としてのエネルギーを注げるかわからないが、やはり今の状況の歯がゆさといらだちと、そしてそれでも期待したいものがある・・
チビは次第に体力が戻りつつある。薬や食べ物やチビの生命への執念みたいなものと、いろんな人の励ましもあるように思う。当分はチビの体調が我が家の元気度のバロメーターみたいだが・・
今期は各クラスともに順位戦の昇級結果が早く決着がついているようだ。観ているほうは最後まで混戦の方が面白いのだが?
◎17歳・里見が初の女流名人獲得 倉敷藤花と2冠に
将棋の第36期女流名人位戦五番勝負の第3局が10日、東京・将棋会館で行われ、131手で挑戦者の里見香奈倉敷藤花(17)が清水市代女流名人(41)を破り、3連勝で奪取した。里見の女流名人獲得は初めて。元女流棋士の林葉直子さんの15歳、中井広恵女流六段の16歳に次ぐ史上3番目の若さで、女流将棋界で最も伝統のあるタイトルを手に入れた。
☆棋譜をみたが、パワーあふれる指しっぷりだった。
チビちゃん、すこし食べられたようでよかったですね…。
17歳で女流名人って…。すごいですね、高校生ですか。
by おじゃまま (2010-02-11 11:20)
おじゃまま様
食べられるのは限られていますが、食べられるとほっとしますね。
里見さんは今年高校卒業ですね。将棋界も動きが出ていますが、弟子にも大いに期待しています。
by モリノブ (2010-02-12 17:35)