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将棋漬けの一日 [将棋]

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 今日は伊丹日曜コースだった。いつもより多かったので、手合いを付けてもらっている席主の梶井さんも大変そうだった。今日は珍しく全員には指導対局ができなかった。

 始めは静かな雰囲気だったが、途中から崩れそうになる。なかなか2時間集中するのは大変そうだが、子どもの頃から騒がしい雰囲気が苦手だった私には、逆に理解できない・・もうひとつ将棋の魔力が伝わっていないのだろうなあ・・?勝負の点ではもっと気合をこめてもいいくらいだ。

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 持ち時間は双方10分切れ30秒である。感想をしていると私の方も時間切れになりそうなときもある。時計を叩く子がいるが、チェスクロックは押すものだ。将棋教室では最後に大盤を使って、棋譜並べしながら、全員に次の一手を答えてもらう。反応でだいたい棋力もわかるのだ。恥ずかしくて答えにくい子もいるが、答えるのが当たり前にしている。

 何でもそうだが、日々の日課にしてしまえばこなせるもので、あらためてまなじりを決して事にあたろうとするのは、たいてい続かない。時間の長さでなくて、日課にするのが習い事の鉄則、コツかもしれない。

 帰宅して昼食の後でひと休みする。10分でも居眠り可能な私にはこの時間が大きいのである。

 朝から宿泊組らがミニ研究会をしている。今は弟子の将棋の修業も難しくて、ともすると将棋の勝ち負けや強さだけに目が向いてしまいがちだが、人間のなせる世界は微妙なものがある。そういったものが芸なのだが、芸よりもシビアさが上回る?時代かもしれない。

 午後からは室谷さんとH君の特訓日である。

 私は日課みたいなもので(月課?もよい)継続するのが好きである。得るか得ないかわからないが積み重ねて掴むものがすきなのだ。先々の読みの結果だけで判断して動くのは癪に障るのだ。意地っ張りのまま、倒れていきたいものだ。決して君子にはなるまい(なれまい?)

 修業というのは、他人のモノサシや評価をくつがえすためにあるもの、そう思うのだ。弟子にもそう思って取り組んでほしい・・頭でわかったふりをしないで、身をもってぶつかっていく感性である。

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 HIROに行く前に、珍しく私が夕食のチビの餌をやる。朝のドッグフードと違ってスジ肉入りのごはんなのでガツガツである。チビはときどき遊ぼうよと言ってはしゃぐのだが、物言わぬけれれど、気持ちは伝わってくる・・但し冗談が通用しない?日本犬特有の真面目さがある。ときどきペロリと顔をなめにくるが、そういうときは親愛の情と何か意図がある?のだ。もの言わぬ動物は、コミュニケーションを取りにくるそのアクションが面白い。

 


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関西将棋会館へ [将棋]

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 今日は関西将棋会館に行く。

 昼食は珍しく東七段、平藤六段、伊藤博六段と一緒に近くの饂飩屋さんに入る。隣の人が食べているおいしそうな「野菜肉うどん」と稲荷を注文する。「森さんは食も元気やなあ。」稲荷を追加して、東七段に妙に感心される?

 数年前の腰痛もすっかり治り、私は心身ともに元気である(と思う)元気でいないと悩みごとが満載のせいだろうか。

 昼食の後で喫茶店に入る。だいたいいつも入るのは御影である。昔はここの二階でよく麻雀もやったものだ。喫茶では将棋の話やいろんな分野の雑談があって、参考になるのである。

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 トボトボ帰宅して、ネットを更新しながら仕事に取り掛かる。

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 夕食は珍しく「餃子の王将」に入る。私は得意の中華丼と餃子で、妻は焼き飯と皿饂飩、そしてふたりで酢豚も注文で、完璧に胃袋重量オーバーである?案の定、妻は食べすぎで気持ちが悪くなる(当たり前だが決してその場では言えない・・)

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 もともと「日本一焼き飯」を注文しようとしたので私が止めた。それはメニューを見ると4,5人前とあったからだ。WIIを毎日やって節制しているゆえのまれにある反動なのだ?何となくわかるので困る。思いっきり悪いものを?食べたくなる心理だ。

 HIROに行く。ダイワスカーレット引退の紙面を見る。こうなってみると、くどいようだが、昨年、ダイワスカーレットを年度特別表彰をしなかったのは、実に冴えない話だ・・

 


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対局負け [将棋]

 昨日は棋王戦の予選で、村田智弘六段との対局で負け。気が重いが振り返ることにした。

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第1図から▲8六角△6二飛▲3六歩△5二金▲6八金寄△5四銀(第2図)

△6四歩は軽率で先を考えてついふらふらと・・▲8六角が抜け目のない手でポイントを稼がれた。△6二飛を強制されたこと(働かない動き)が大きい。

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第2図から▲3五歩△同歩▲3八飛△4五歩▲3五飛△4三金(第3図)

△5四銀も小ミスでやはり△6三金しかなかった。すかさず動かれた。△4五歩も同じなら△4三金が先決だった。理由は次に先手に好手があったからだ。

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第3図から▲7七角△3四歩▲3三角成△同金▲3八飛△6五銀▲7八金上△7六銀▲2四歩(第4図)

▲7七角が好手で、これは単に先手は負担になるはずの角を捌けるからだ。△3四歩に▲3三角成も好手で、△3五歩と飛車を取るのは▲1一馬△3三桂▲2一馬で後手不利だ。

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第4図から△4六歩▲同歩△4七角▲2八飛△2四歩(第5図)

△2四同歩は▲5一角△3二飛▲2二歩△同飛(△5二飛もほぼ同じ)▲3三角成△同桂▲3四飛で先手優勢。△4六歩から粘りに出る。持ちこたえたかと思ったが・・

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第5図から▲3二歩△同飛▲6六歩△2二飛▲4九角(第6図)

▲3二歩は全く読めなかった。次に▲3一歩成~▲2一と~▲5一角の攻めが意外に早いので驚いた。△同飛に▲6六歩と読んでいて、後手の▲4九角に気がついたが、すでに戻れない。△2二飛で△8五銀なら▲4一角の両取りがあるのだ。△2二飛に△7四歩も▲4九角△7五歩▲7七歩で悪い。

 △2二飛に▲4九角が数手前から読めてなくて、銀が死ぬにしても▲8六歩からの銀挟みと思っていたのが冴えない。

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第6図から△2五歩▲7六角△2六歩(第7図)

△2五歩は証文の出し遅れだが、攻めるのはここしかない。

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第7図から▲2三歩△同飛▲7七金右△2七歩成▲6八飛(第8図)

▲2三歩も抜け目のない利かしで、寄せるときに違ってくる。

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第8図から△1八と▲6五歩△1九と▲6四歩△6二歩▲6三歩成△同歩▲同飛成△3六角成▲5二竜△6二歩(第9図)

△1八とから香を取り△7五香の反撃を見せながら△3六角成と粘る。形勢は不利だが粘る余地があると期待したが・・

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第9図から▲4五歩△同馬▲4一竜△7四香▲4五竜△7六香▲同金△2九飛成▲7二歩△同金▲5二角△5八角▲7七金引△4四歩▲6五竜(第10図)

▲4五歩が決め手で負けである。

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第10図から△5四馬▲同竜△同歩▲6八銀引以下村田六段の勝ち。

▲6八銀引は何ともいえない手である。

 本局は朝方の序盤の数手、軽率な手が出てしまったのが敗因である。すこしづつボタンの掛け違いの流れだった。こういう負けはこたえるのだ・・

 まあ私が勝つよりも弟子が勝つ方がいいのだからと慰める。都合のいいように解釈しないとしんどいのである。


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第14回レッツ・将棋 [将棋]

 今日は宝塚ふぁみりい劇場主催の「第14回レッツ・将棋」があった。

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 午前中に昨日昇級した安用寺五段から報告の電話があった。東京からだが、さすがにうれしそうである。「おめでとう・・」

 藤原初段、荒木初段、阪上1級、千田1級がレッツ・将棋の手伝いである。11時に集合してイベントの荷物を準備して、宝塚に向かう。車が混んでいて売布神社方面から遠回りする。何事かと思ったら、清荒神にお参りする車の列だった。右折レーンを調整すれば渋滞にならないのに・・事情がわかれば答えは簡明だが現実は渋滞してしまうのだ。

 大会が始まり、抽選で決まった三人一組の団体戦が10組で入門教室を含めると参加者は50名になり盛況だった。うれしいことである。

 私も宝塚ふぁみりい劇場の会員で、最近はなかなかいけないが、例会には何度も参加した。子ども向けの舞台劇が中心だが、大人向けの演劇やコンサートもある。以前には劇団コーロの「聖の青春」の舞台劇も宝塚で開いてくれた。 

 ふぁみりい劇場はお母さん達の運営がしっかりしていて、いろんな楽しいイベントが企画されている。一緒に仕事で組むとよくわかる。充実感と活気があるのだ。

 団体戦の四局指しスイス式トーナメントが終わって、次は個人戦である。多いとひとりで10局くらい指すので時間が気になるが、不思議に?微妙にきちんと終わるのだ。

 入門教室はいつもどういう内容にするのか迷う。①駒の動かし方の練習②一手詰めの練習③平手の序盤を覚える④指導対局(平手と八枚落ち)をする⑤初心者トーナメント戦(時間が来ると判定かジャンケンもある)を行なう、飽きないように短時間で素早く・・進める。

 ☆一日で将棋を覚えて、一日で指す。習うよりも実際に指すのがよい。

 後半は個人戦や初心者トーナメントで負けると指導対局である。

 表彰式が終わると記念写真だ。参加者全員で撮るのがうれしい。

 帰宅してひと休みする。珍しくピアノのレッスンがあって、終わってからてん川に行き、私はトンカツ定食を食べた。その後でhiroに行く。ひとつひとつのイベントが終わり、次のスケジュールに切り替える。明日は対局だ。

 昨日は安用寺五段の昇級と私の誕生日だったが、お祝いのコメントがうれしかった。この調子とこの勢いで、他の弟子たちもそれぞれの壁を突破してほしい・・そう願うばかりである。


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竜王戦 村田顕弘四段に勝ち [将棋]

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朝の大阪駅、この電車に乗って行きたくなる・・対局は気が重い。

 今日は対局で、竜王戦6組村田 顕弘四段戦だったが、勝ち。これはうれしい勝利だった。相振り飛車から私が穴熊に組んで、中盤の岐れは苦しいと思ったが、その後で村田四段にミスが出て、私が押し切った。

 前局の例もあって、勝勢になってから終盤はミスが出ないように心がける。でもやはり夕食以降はバテ気味でフラフラの状態である。

 朝、電車の中でカバンの中を見ると、ダルマが入っていた。後で妻が入れたのだとわかった。昼間は児玉七段と食事に出る。けっこう混んでいて、時間を気にしながらステーキ(と言っても800円の定食だが)をごちそうする。児玉さんは怪訝な表情だったが、徳を積むのだ?

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帰りのJR福島駅、勝つとほっとする。


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逆転負け [将棋]

 今日は今年初の対局だった。王将戦予選で相手は吉田正和新四段である。もちろん初手合いである。やりにくいが、胸を借りるつもりだった。でも途中で勝ちになって、さすがに・・と思ったのだが、バテてしまった。残念であるが、190手も指せばしょうがない。

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 第1図から△9三角▲同角成△同香▲4四歩△同歩▲6五桂(第2図)

 吉田四段の△9三角は疑問で△7三飛▲7五歩△9三角▲6五桂△7五角で悪いようだ。

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第2図から△3八歩▲同飛△4七角▲4四銀△3八角成▲同金△6八飛▲3七金△3八歩(第3図)

△3八歩から△4七角は気がつかなかった。なるほど手筋である。

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第3図から▲4三歩△同金▲7七角△6九飛成▲6六角打△3九歩成▲同銀△5 五歩▲同銀△4八歩▲同銀△5七歩▲同銀(第4図)

ここでも少し私の方が悪いと思ったが、二枚角で反撃して手ごたえを感じる。形勢を挽回した。△4八歩から△5七歩は悩ましい手筋の歩である。巧みな戦いぶりだ。

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第4図から△7三桂▲同桂成△同飛▲4四歩(第5図)

吉田四段の△7三桂は好手で、またも不利か?素直に応じて第5図だ。

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第5図から△3六歩▲同金引△3四金▲4六銀引△6五桂(第6図)

吉田四段の△3六歩はまたも手筋で困った。手筋を連発しての受けである。▲4六銀引では自信のない局面となった。

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第6図から▲3二歩△同金▲2六桂△7七桂成▲3四桂△6七成桂▲4三歩成△同飛▲2二桂成△同金▲同角成△同玉▲3九歩△5七成桂▲同銀△3三銀打(第7図)

吉田四段の△7七桂成では△2四金だったようだ。本譜は穴熊玉を薄めて▲3九歩で優勢と思った。

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第7図から▲4四歩△同飛▲4五歩△6四飛▲6五歩△3五歩▲同金△7九角▲4六銀打△7四飛▲4四歩△3六歩▲3八金△9一角▲5五桂△1一玉(第8図)

手筋を駆使して迫る吉田四段だが、私の勝勢になった。しかし△3六歩、△9一角、△1一玉と見せ場を作る。

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第8図から▲3二金△3七歩成▲同桂△3一歩▲2一金△同玉▲4三歩成△同銀▲同桂成△4六角▲3三成桂△3七角成▲2八金打△同馬(第9図)

 ▲3二金からは寄せに出て勝ちにいった流れで、勝ちと思ったのだが。

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第9図から▲2八同金△3二金▲4三角△3九竜▲2九銀△2二銀(第10図)

問題の局面で▲同玉△3七金▲同玉で詰みがなく勝ちだった。読みきれなくて▲同金とする。

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第10図から▲3二成桂△同歩▲3八金△2八金▲同金△3五竜▲2五金△4四竜▲3四金打△3一金▲4四金△同飛▲3四金△3六桂(第11図)

▲3二成桂では▲2二成桂△同玉▲3四桂△同飛▲同金でまだ勝ちだった。▲3八金に△2八金で怪しい雰囲気になった。

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第11図以下▲4四金△2八桂成▲同銀△3八金▲2九銀△3六桂▲3八銀△2八桂成▲同玉△3六桂▲3七玉△4六角成以下吉田四段の勝ち。

逆転負けパターンで後手玉に詰みのない形である。ちょっと悔いの残る敗戦となってしまったが、最後は力負けの感触だった。それにしても手筋の効き目を学んだような一局だった。


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第12回ピピアめふ子ども将棋大会 [将棋]

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 第一部小学3年生以下の部、86名参加だった。一局目が終わった頃の風景。かなり賑やかだろうなあと心配していたが?みんな将棋に集中できていたようだ。予選は1勝通過で決勝トーナメントになる。予選やトーナメントで負けると一般戦があり多い子だと10局以上指す。いっぱい指していっぱい戦うのがよい!

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第一部入賞者

優勝  長谷川千浩
準優勝 三田会詳  三位高橋裕汰  四位豊田颯太

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第一部決勝戦

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第二部は14時開始だった。第二部53名、中学・高校の部25名、宝将戦20名で98名の参加だった。熱気ムンムンでほぼ満員の盛況ぶりだった。

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第二部 小学四年生以上の部入賞者

優勝  丸尾祐太
準優勝 松本 啓  三位奧田真史  四位柏木翔太

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第二部決勝戦

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第二部、三位決定戦

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中学・高校の部入賞者

優勝  杉野 豊    
準優勝 中野 勉  三位木村誠一  四位蔵本貴寛

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中学・高校の部決勝戦

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中学・高校の部、三位決定戦

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宝将戦入賞者

優勝   井田明宏  
準優勝 下西哲伸  三位平松 廉  四位松本 幸

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宝将戦決勝戦

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宝将戦、三位決定戦

大会風景(第一部)   将棋に夢中???

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一門忘年会 [将棋]

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研究会 20秒将棋トーナメント

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 今日は森一門の忘年会だった。昨晩の宿泊組が3名で、今日は研究会も兼ねていたが、他の門下の子が遠慮したのか、一門のみで15名出席だった。棋士では安用寺五段のみが参加だったが、ゲストに桑原しんいちさん。

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決勝戦 安用寺五段vs西田三段

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三段リーグ好調の澤田三段

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昨日の奨励会で入段した藤原初段

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少し前に昇級した荒木初段

 20秒将棋トーナメント(初の試み)で、①勝ち上がりトーナメント②負け下がりトーナメント③中間トーナメントNo1④中間トーナメントNo2と、こなす。

 勝ち上がりトーナメント優勝は安用寺五段を負かした西田三段だった。昨晩から考えた、バラエティーに富んだシステムで、とにかく何局も指す趣向である。

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忘年会前に記念撮影

 13時過ぎから忘年会が始まった。料理を揃える妻がパニック状態で、それでもてきぱきとこなす。(私も揚げ物を手伝う)

 初めに師匠の挨拶。安用寺五段の乾杯。それから食事タイムとなる。

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笑顔が似あう 安用寺五段

 次はクイズコーナーで、なかなか好評だった。私は昨年と同じ問題でも同じミスをする。頭が固くなってるのかな・・手伝いは竹内三段である。

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改名の竹内雄悟三段(以前は大悟)

 次は自己紹介コーナーで、自己紹介と今年いちばん印象に残ったこと(将棋に関すること以外で)だが、みなそれぞれである。

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大石三段 何故かお茶を買いに走る(弟弟子にさせないのが偉い?)

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桑原さんの職業を当てさせる。世界を旅する人・・サラリーマンなど。正解はアルゼンチン・フォルクローレ、ギタリストです。

 それから質問責めコーナーで、クジで当たった坪井3級と西田三段に一人ひとりが一問ずつ質問をしていく。即興で答えるのである。答えにくい質問ほどよい。

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「彼女は?の質問に」まごつく坪井3級

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鋭い質問にも堂々と?重い口調の西田三段

 それから恒例のプレゼント交換で、1000円以内のクリスマスプレゼントを各自でクジを引いて交換する。私は西田三段からの目覚まし時計だった。私のDVD2本セットは、誰だったかな?

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竹内三段の指導対局 外からチビが観戦だ

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トビオはどこでも誰でもお構いなし

 16時に一応終わって、居残り組は将棋を指す。桑原さんも竹内三段と大石三段の飛落ち指導を受ける。桑原さんは裏芸の手品を披露で、さすがに器用だった。

 子ども達が帰った後で、安用寺五段と桑原さんとでHIROに行く。

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HIROにて

 今日はいい忘年会で、弟子のメンバーも世代も雰囲気も、少しずつ変わってきたことを痛感する。勝負の世界は明暗が付きものだが、常に上下に流動的で、思うようにままならないことが前提の世界である。自分を信じつつ、実らないかもしれない田を植えていくようなものだが、結果を黙って噛みしめながら進んでいくよりない。

 私は弟子の活躍を期待することよりも、むしろ案じることの方がはるかに多いのだが、それが縁だと思っている。縁というのは普通から腐れ縁から良縁までいろいろあるが、すべてを含んで飲み干すことなのかもしれない。通じる通じないは別として、何かを一緒に担うことなのである。基本的に、あれこれ案じたり少々腹がたっても可愛い存在なのである?

 がんばってほしいに尽きる。

  

 


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日曜コースと伊丹忘年会 [将棋]

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 昨日は午前中、日曜子どもコースAだった。指導対局は阪上1級で、手合いが西田三段、私が総括の担当だった。昨日の土曜コースもそうだが、初めに今年最後の教室なので、しっかり引き締めようと話をしておく。

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 全体を見回しながら、姿勢やマナーをチェックする。いつもだと子ども達も慣れてしまうので、たま厳しい審査?が必要かもしれない。うるさ方に徹する。こういうときはしゅうとになるしかないのである。

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 将棋を見回っていくと、全体ではレベルが上っている手ごたえを感じるが、終盤は危なっかしくて見ていられない内容が気になった。一瞬の逆転が多くあって、思わず目を瞑りたくなる。スリルがありすぎる?

 

 指導対局では駒落ちなので、平手の将棋とは少し違う世界なのだ。どちらも必要だが、棋力アップには駒落ち、実戦効果なら平手だろうか。どちらも習うより慣れろで、千里の道も一歩から・・で取り組む気持ちが大切な気がする。

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 午後は日曜コースBで、中級コースなので人数は減るが、指導対局が西田三段で手合いが阪上1級、私が午前と同じで総括だった。普段は私が指導対局に専念しているので、見えていなかった要素に気がつくこともあった。継続と変化は相反するが、どちらも必要な栄養素のようなものなのだろう。

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 終わってから全部の駒のチェックをする。いろんな書体の駒を使っているが、次第に混ざってしまっているので、ときどき総点検するのだ。「駒はそれぞれ書体が違うから、混ぜないように・・それから駒は予備に歩が二枚あるから注意して」と言っているのだが、おろそかになりがちである。

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 夕方から「伊丹将棋センター」の忘年会に出席する。場所は昨年と同じで、塚口の「さと」だった。一年が経つのはあっという間だ。

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 伊丹将棋センターは席主の梶井さんのアットホームの方針が浸透していて、いつもいい雰囲気なので楽しみだ。初めにビールで乾杯してからチューハイに切り替えるのが、最近のペースだ。チャンコ鍋をつつきながら歓談する。

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 忘年会のトーナメントがあったらしくて表彰する。景品はお米券で、これは家でも喜ばれるはずだ。私の将棋大会でも景品としてお願いしている。メダルもそうだが、梶井さんの智恵を拝借させてもらっていることも多い。今は毎週木曜日に弟子藤原1級と阪上1級の指導対局を行なっている。人数が少ないときだと何局でもチャレンジ可能なので、実力養成にはもってこいだ。

 第1.3日曜日は「伊丹こども日曜コース」で、私が指導している。第1.3木曜日は「木曜コース」で阪上1級の指導が中心である。

 Hさんから双玉詰将棋を出題されて、29手なのらしいが解けない。手が読めるM君にも見せて協力してもらうが、難しい?。ほとんど手を読みつくしたので、そういうときはグルグルと堂々巡りすることが多いのだ。

 帰宅して、早めにバタンである。飲むとすぐに寝てしまう。そして案の定、今朝は3時半くらいに目が覚めてしまって、ブログの更新をすることにした。

 


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西部支部に行く① 11,29 [将棋]

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7時30過ぎに家を出て、新大阪9:05分発のぞみに乗る。それから岡山で降りて伯備線に乗換えだ。阪急電車と比べて、JRは待つ時間が多いが乗ると早い。

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岡山発10:05分の特急やくも7号に乗る。同じ列車に横綱の白鵬がいて、やはり目立っていた。何でも出雲のほうでイベントに参加らしい?事情はよく知らない。

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米子の駅に着いて西部支部のKさんが待っていてくれたが、そこに大阪のIさんがいてビックリした?!昔からなじみ深いそうだ。世の中不思議である。

 始めに米子から松江に向かい(車で30分くらい)観光案内します。とのことだったが、天気が大荒れで、雨嵐、雨、晴れ、曇り、これが10分おきに変貌していく奇妙な天候だった。私には、なかなかの写真日和である。

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昼食は、一福の天ぷらそばだった。丼の中にダシ汁をかける。

 

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松江城観光、雨でも決行する。駐車場のおじさんが、帰りに「だんだん」というのを聞いてうなづく。私も毎朝NHK朝ドラは見ているのだ。

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松本城に似た、白と黒にインパクトがあって、きれいな城だった。城に登ると武士になったような気分になるのは、単純だからかな。将棋の玉の囲いを連想する。

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天守閣から松江市内を展望するが、大荒れの空模様で台風のようだった。モノクロトーンの風景が美しい。

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鎧は美しいが、重いだろうな。私は多分走り回って使い走りタイプである。

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天守閣の中、嵐が去るまで動けない・・にじみ出る古い木の匂いがいい。

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武家屋敷に行くが、雨。

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かと思うと晴れ。今日の天気はシンデレラのわがまま姫のようだ?

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松江城の堀めぐりの船が見えるが、今日はあいにくの雨だ。

 

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中海の埋め立て道路経由で、米子に向かう。Iさんに地図を見せてもらって納得するが、宍道湖と中海と地形と交通ルートが難解だ。この写真は松江城の中洲で、この邸宅の人は小船でしか渡れないそうだ。優雅な暮らし?買い物も船らしい。

 

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中海を渡る橋が見える、七つあるそうだ(六つだったかな?)水鳥もいる。

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夕景、こういうドラマチックな空のシーンが好きだ。

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橋を渡る避難所から降りて撮影する。まだ天気は荒れ模様。雨上がりのときを選ぶ

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その内に虹がでてきた。空の架け橋のようだ。源さんも今は虹の橋にいるのだ・・

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雨嵐と晴れ間が混ざり合ったような、今日の象徴の風景

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西部支部道場に着いた。子ども中心の静かな対局風景だ。早く終わった子もいる。ちょうどよい広さの道場で、将棋道場向きに設計して作ったそうだ。将棋大会もできるので、何かと便利がよい。寝泊りも可能らしい。土曜日は子ども教室で、のびのびと、そしてきちんと指導されているのが伝わってきた。

 さっそく指導対局三面指しをする。駒落ちが主力で平手も二局あって、強いなあと思ったら、元気いっぱいの西部支部のエース達だった。ぐいぐい指してくる感じで、溌剌さがよい。駒落ちの他の子ども達も、定跡にこだわらずに、力で戦うのが好印象である。むしろ参考にもなった。

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見るからにおいしそうな鯛の刺身、私の大好物の蟹も出た・・

 西部支部道場を出て、支部の忘年会の会場に向かう。北浦海岸、大西分家だが、車で着いても真っ暗なのでどんなところかさっぱりわからなかった。

 しばらく待って、支部の人が集まり、忘年会が始まった。毎年恒例で、飲んで食べた後で、トーナメント戦があるのだが、このシステムが面白い。勝者組と敗者組の勝ち上がり組と負け下がり!組の勝者が最後に二枚落ちで決戦して勝った方が名人である。これは素晴らしいシステムだ。決勝は明け方になる。

 北浦名人戦、オールナイト将棋大会なのである。私も森伊蔵(そんな刺客がいたかな?)として参加したが、一局目指導員さんと平手で対戦した。矢倉戦だったが、これが滅法強くて、私よりも手が見えていたようで苦戦の末に逆転勝ち。(これはまずいとみて緩めてもらった?)次は二枚落ちだが、きちんとていねいにこっぴどく負かされたのである。これでオールナイトは免除になって、二階の和室で少し酔いを醒ましにかかるが、そのまま寝てしまった。

 指導対局のつもりだったのだが、いいほろ酔い気分になってしまったようだ。

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  里見香奈新倉敷藤花も、子どもの頃から西部支部とはなじみだそうである。私の弟子の来海3級もよく通って来たそうで、踏ん張りを期待している声も感じる。倉敷まで10数人が応援に駆けつけているので、そのお祝いムードもあったようだ。

ひとりひとりの自己紹介があった。

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 宴会で盛り上った後は、さっそくトーナメント戦である。朝まで戦うので、負けたりバテると二階の部屋に上って雑魚寝する。将棋合宿の雰囲気だ。

 風雲急の旅の一日目だった。

西部支部道場日記←ご覧下さい。

 


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