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将棋教室などの一日 [将棋教室]

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  昨日の晩は風と雨が強くて台風のようだった。深夜に雨の中をチビがしきりに部屋を覗くので見に行くと、不安げだった。何故か小屋に入らないのである。ひょっとして恐いのか、心細いのか?・・玄関に入れてみる。初めはなじまなかったが、一晩入れたままにしておく。紐で繋いでいたのでイヤがるかと思ったが、朝起きてみるとこの写真のとおりでグッスリ眠っていた。

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 今日は午前中、自宅では「子ども土曜コース」だったが、弟子に任せて私は大阪教育大付属池田小学校に行く。PTA主催のカルチャースクールの将棋講座で、ほぼ毎年引き受けている。「将棋は人気があって参加は抽選です」うれしいことだ。

 今年は定員いっぱい30名くらいで、大盤解説、トーナメント(一般トーーナメント・敗者トーナメントA・初級トーナメント・敗者トーナメントBと四つある)その合間に指導対局をする。スタッフは保護者の担当の方で、すでに進行もなじみで手馴れているので助かるのだ。

 途中で賑やかなときもあったが?例年よりは手間がかからなかった印象である。今回は平手中心で指導をした。

 表彰式が終わって、控え室に案内されて、休憩して家に帰る。

 午前中の様子を妻に聞くと、教室の雰囲気はあまりよくなかったようである。一年でも波があって、なかなか平穏な将棋教室とはいかないのである。せっかちな私は、頭から湯気が出ることもけっこうあるのだ。子ども教室は子どもとの根比べみたいなところもあって、きちんと言わないといけないのである。でも子どもに根負けしないで、ひたすら自分のペースで将棋に取り組むしかないのである。レベルは別として、いかに将棋に目覚めさせるかは難題なのである。

 奨励会や棋士の弟子も似たようなもので?私から見ると、子ども教室の子ども達と、ある面ではさほど変わりない・・のだ。ゆえに師匠を尊敬しないにしても?師匠に似ることはないのだから、もっと勝負にのみ(他のことは鈍い方がいい)貪欲に、執念を持ってほしいものだ。

 師匠という存在は、弟子にとって実際に占める比率が少ないほどいいものなのだ。弟子に尊敬される師匠よりも、存在が薄い師匠がよい。そして師匠にとっての弟子は、弟弟子たちからあこがれる存在になってほしい・・それが本音である。

 教室が終わって喫茶キヨに行く。久し振りのFさんを交えて将棋の話題で盛り上がる。Mさんから先週の「飛び駒会に行ったのですが・・」言われてハタと気がついた。休会のお知らせを忘れてしまっていたので申し訳なかった・・

 帰宅すると居残り組のメンバーがいて、千田1級作の詰め将棋に苦戦している。どれどれと見たのがまずかった。解けないのである。「30分ほどして、S君、M君、T君、今度までに解いて・・」千田君はご機嫌で申し訳無さそうに帰って行った。

 こうなると意地である。また10分くらいしてようやく私が解いて、かすかな貫禄を示した?でも子ども達と張り合って解くのはからだによくない・・

 ふと気がつくと今日はバレンタインデーである。四十歳過ぎまで、かつてはイヤな一日だった。家に篭るしかないのだから?

 今はうれしい一日である。大好きなチョコレートをいっぱい食べられる!とはいかないが、コツコツと食べて行こう。これは小さな幸せ、そして大きな感謝なのである・・


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子ども日曜コース [将棋教室]

 今日は午前中、子ども日曜コースAだった。日曜コースでは久し振りに私が指導したが、途中で手合いが滞っていたようだ・・指導に夢中になって写真を撮り忘れた。この間から気になっているように、じっくりと持久戦できちんと指すように指導しているが、なかなか行き届かないようだ。

 午後は日曜コースBで、こちらも私が指導した。先日の特訓メンバーが多いので、ややダレ気味かもしれない。将棋はていねにに指導しているつもりだが、全体に指す手に覇気がない印象だ。おしゃべりのつど集中力を欠いているのがわかる。駒の音だけでもわかる?ようになった。

 今年に入ってから、将棋にやや熱を入れすぎた?せいか、珍しく子ども教室が終わってから将棋から気持ちを離れたくなった。気分転換が必要だ。そう思っていたのに、すぐに詰め将棋を作りブログを更新して、ブログの創作次の一手を作る。呆れるなあ・・

 今日の京都競馬11RのGⅢ「シルクロードステークス」は10点連複を買ったが、はずれたようだ。でもこんな風に1000円だけ買って遊ぶのが健全のようだ。外れてもあまり影響がない・・10番ウエスタンダンサーと12番スプリングソングを軸に5番8番9番11番15番への連複だったが、一着は8番アーバンストリート⇒二着4番ソルジャーズソング⇒三着9番モルトグランデと入った。

 疲れ気味のせいか、やや気が重い日々である。充電が必要のようだ・・(一年中必要か?)

 


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日曜コース [将棋教室]

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 今日は午前中、子ども日曜コースAだった。風邪などで出席はいつもより少なかったが、今日は指導が西田三段で手合いが阪上1級に任せて、私は子ども達の将棋の研究?にまわった。こんな風に初めからほぼ全員の将棋をチェックするのは初めてだったが、さすがにフラフラになる。

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西田拓也三段の指導対局

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 将棋を指すときに難しいのは、始めから平手戦だからである。平手の序盤は教えにくくて、入門から初級者の場合はてんでバラバラの序盤になりがちだ。概して大駒だけを動かすパターンが多い。いわば攻めっ気のある方が勝つケースが多いようだ。

 入門から初級の場合は、将棋は体験時間が必要で、少々のことは目をつむって、対局数を増やすのがいいような気がする。但し「一手詰め」の修練は必要だろう。

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 初級から中級になると、「終盤力」が課題で、今日も見ていると、終盤に関しては級の実力の半分しかなくなるようである。例えば5級の子なら終盤に関してだと10級くらいになってしまう。だから初級から中級にかけて、どんどん勝ちだす子は終盤の実力が、逆に倍になっているようだ。例えば10級の子でも5級の終盤力になると、どんどん勢いが増すのだろう。

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 序盤は本を読んだり、棋譜並べをしないと身につかない。また①玉を囲う②守りにも注意する③攻めと受けにメリハリがある、こうなってくると、将棋の型が出来始めるのだろう。しかし何と言っても、”覚えてから10級くらいになるまでの道程が難関である”頭でなくて、膚で何かを感じないと身につかないものがあるような気がする。

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対局の姿勢を正すのは大きくて、集中力がなくなると、まず姿勢から崩れ始めるのである(他人事ではなくて、私にもあてはまる)

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 終盤になると①玉を捕まえる能力②自分の玉の安全度を知る③判断力、であるが、わかりやすく言うと、ハンターみたいなものだろうか。将棋は序盤、中盤、終盤で駒の価値観が変わるのが厄介なのだ。

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 初級の場合は特に、先ずは①駒をタダでとられない②相手のタダで取れる駒を取る③取られないように守る、初級のときは駒を取ったり取られたりの戦いがある。

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終盤の泥試合、ここまで指せれば指運か?でも持ち駒が多すぎる子は「寄せのスピード」が課題だ。

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  午後からは日曜コースBだった。こちらも出席は少なかったので、阪上1級が指導で、手合いが西田三段、私は子ども達の将棋をチェックした。日曜コースBは中級~上級なので、形がよくて姿勢もまずまずだが、早く指しすぎる傾向がある。持時間は15分切れ30秒だが、早い子は10分以上余している。

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 カンのよさで素早いのもいいのだが、やはり勝負どころでは腰を据えたいものだ。将棋はどの局面でも、その状況にフィットした自然な手を選択するのがいいのだが、理屈はわかっていても、何がしかの偏りが出てしまうのだ・・

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 阪上1級の指導対局より

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姿勢はいいが次第に熱が入りだすと、駒があっちこっち向いてしまう。

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昇級試験指導対局は持ち時間が20分切れ30秒になる。

子ども教室が終わってからひと休みして、夕食。湯豆腐の鍋だった。私は鍋が大好きで、おいしかった。

 その後でHIROに行く。今日は妻の競馬の結果は配当は低めだが、しっかり当たっていたようだ。りっぱな有段者で解説もなかなかである。私は次第に入門者に逆戻りしている?いや競馬で運を使わないように、弟子に回そうと思っているのである。勝ち運には限りがあって数少ないものだから、大事に使わないといけない。むなしい負け惜しみと聞えるが・・競馬も技術の要素が強いようでもある。

 大河ドラマの天地人を初めて見た。直江兼続は戦国時代の中でも私の好きな人物である。聡明さとまっすぐさ、日本の歴史上では珍しいキャラクターのように思う。


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シンプルライフ志向? [将棋教室]

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対局開始どきは姿勢はよい。持続ができるかどうか?

 今日は午前中「子ども土曜コース」だった。新入会の子ども達も少し慣れてきたようだが、全体には少しざわついていたようだ。ときどき見回るが、まずは姿勢を正すことだろうか。ひたすら将棋に熱中するのが一番楽しいものなのだが・・

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駒をきちんと並べるのが第一歩

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そろそろ姿勢と盤面の駒が崩れ始める?

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困ったな?の思案顔

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気合よし!、手付きも将棋も気合が大事だ

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熱戦風景

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 指導対局中である、今日は15局指した。いつも緩めない。今日は有段者の試験で2敗。どちらも上手の逆転負けだった。いいことだ。

 午後は「土曜教室」で、今日は途中からややフラフラ気味で、それだけ全体の棋力があがって、上手が苦戦なのはいい傾向なのだ。将棋は駒の勢いみたいなものが大切なのだろうなあ。気持ちに迷いがあるときはいい結果もでないものだ。

 気分がもうひとつすっきりしないのは、全体に弟子の成績が最近よくないのも一因かもしれない?先月で奨励会を退会したS君のことも、師匠としてはやや悔いが残る。みんながみんな勝ち捲くる状況もあり得ないのだが、私は鈍感のようでいて結構敏感で、敏感かと思えば鈍いのだ。何のこっちゃわからないが、弟子の成績は気にしていないほど気になるし、気になるとキリが無いので気にしない、精神衛生上微妙な複雑さがあるのである。

 譲れない部分と緩めないといけない部分、弟子に関してはこのあたりが、言葉で説明できないものがある。ゲンコツが最大の愛のムチだった時代の方が簡明か?情報過多の時代は、情報縮小も大事な作業かもしれない。もっと単純になったほうがいいような気がする。シンプルライフということか?

 心の中で次第にその願望が強まっているのだが、現実は自分の内面もそうだが、複雑怪奇なものに取り囲まれているのであろうか?新聞の記事を見るのもイヤなことが多い昨今である。見ないほうがいいのかな・・明るいニュースがいいなあ。そう思ってしまう。

 今日は戯言だった。

★明日の「京都大賞典」と「毎日王冠」の馬券を買った。

 「馬の耳に念仏」です。

 


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将棋教室 [将棋教室]

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 今日は午前中は「子ども土曜コース」だった。手伝いは大石三段、阪上1級、藤原1級の3名である。今の時期は運動会の練習とかで、将棋に関してはみんな調子を崩しやすい。今日はどうだっただろう?

 ブログの継続もそうだが、暮らしの中で自分のペースを維持していくのは難しい。今は新聞を見ていると陰鬱な事件が多くて滅入る。あまりにもいろんな刺激が多すぎて、精神のどこかが麻痺しつつあるのかもしれない。情報なるものの選択は厄介だが、情報に流されない、のまれない、惑わされないのは並大抵ではない。

 自分にとって何が大事なのかを見極めて、決していい人ぶらない方が気楽な気がする。ヤワでなくたくましさが必要なのだろう。理屈はいいから生きぬくことだ。

 午後からは「土曜教室」だった。淡々と指導対局をこなす。野球で言うと将棋も駒を持って打席に立つようなものだが、ストライクとボールの見極めが中途半端だ。指導するのは、勝負するだけでなくて何らかの示唆が必要だが、私は心もとない。こんなことを書くとお客さんが減りそうだが、「どのレベルで何を教えるのか」わかっていそうでわかっていないような気もする。

 将棋はきついが楽しいもので、私も何のかんの言っても、今の弟子よりは(恐らく?)将棋に関わっている時間は長いのだ。勝負は苦手(嫌いではない)だが将棋は飯よりも好きだからである。但し人に言われると不愉快になったりする。

 勝手にシンドバッド、ホットケーキである。意味不明。

 

 


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将棋教室 子どもへの期待 [将棋教室]

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今日の夕食は、私がバテ気味なので、てん川で「うな重と蕎麦盛り」セットにした。美味しかったが、少し足りなかったので、HIROでトーストも食べる。

 今日は午前中「子ども土曜コース」だった。私が指導をするのは何だか久し振りのような気がする。梅雨のさなかだが、みんな元気いっぱいにやってきた。有段者の試験指導対局は3名いたが、N準初段(森教室特有の有段者の準制度で、準初段の次に初段となる)が二枚落ちでクリアして昇級した。試験ではなかなか勝てなくて、(特に弟子だともっときつい)その原因である「終盤力」がつかないと昇級できないようだ。

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  子どもの中にはメキメキ上達する子も入れば、負けてばかりで低迷の子もいるが、肝心なのは、結果にのみ左右されないで、元気に将棋に向き合うことだろうか。但し家で少しでもコツコツと詰め将棋を解くなど地道なことに取り組んでいればの話だが・・

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 指導しながら考えるのは、私の場合はその子の弱点を知ることだ。そしてそれをどうすれば克服できるかを考えながら指導する。これが意外に難しい。ともすると、将棋の場合は特に、上手が下手をいじめて勝つようなことになりかねない。終盤の腕力でねじふせるからだ。それも仕方がないのだが、明日に望みを繋げるようなものがほしい。何がわかっていないのか?これを探るのが子ども教室のテーマでもある。

 強くならないのは教えるのがヘタかもしれない・・いつも根底にある疑問符である。実際にも思うようには、なかなか強くなってはくれない。強くさせるのだけが目的ではないが、子ども達には強くなってほしいのが私の本心である。今の子ども達は日常の限られた時間の中で、いろんなことに取り組まなくてはいけないので、集中力が分散する傾向にある。

 もっと静かに、内面の自分の時間を持ち、何かに取り組むことが必要な気がする。黙ってみつめる、そんなものが足りないのかなあ?言うは易しで子どもを持つ親の課題でもあるだろう。静かにたくましく・・将棋を通じてそうなってほしいが、子ども教室の賑やかさを思うと、夢のまた夢だろうか・・それでも子どもへの期待は持ち続けていたいものだなあと思う。将棋を通じていちばん身につけてほしいものは「たくましさ」かなあ。そして弱くても構わない、負けるな、また強くても決して威張るな、である。

 午後からは「土曜教室」だった。1時から5時まであっという間に過ぎる。私は最近はいつも教室が終わる頃にはフラフラ気味である。居残り組が5時を過ぎてからも将棋を指して帰る。いつもは阪上1級だが、今日は千田1級が指導係だった。

 明日は奨励会受験予定者研究会がある。ひとりひとりみていると、さすがに疑問符ばかりだが、徐々に自覚を持つようになっていくのだろうか?気持ちを持つことと、膚で感じて実践するのは別だ。将棋はいわゆる「泣き」が入らないとなかなか強くならないものだ。将棋の技術の勉強よりも、子どもであれ自分の人生をみつめる姿勢を持つような、背中に一本シンが通らないとだめみたいだ。

 それでも「子どもはいつか変わることもある」のだ。それを期待して、コツコツと見守るしかないのである。

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今日の源さん


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将棋三昧? [将棋教室]

  今日は午前中、伊丹子ども教室だった。振り替えと見学でいつもよりも多くて賑やかだった。私は今朝は早起きで、すこしバテ気味である。昨晩の弟子の将棋の検討もこたえる。しっかりしてくれ・・

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 午後からも「飛び駒会」でさすがにフラフラだったが、大盤解説が始まると元気になっていた。将棋自体では動じないのだが、弟子の成績や将棋の内容を気にしだすと身がもたないのだ・・頭をフル回転させてみるが、大変である。勝つのは運だが、負けるのは実力、そんな言葉があるが、勝つのも負けるのも実力のような気もする。

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 負ける理由を探ると、行き着くところは努力不足や、執念不足、心がけ不足、心構え不足、体調不良など要因はいっぱいある。探しても探しきれないものだ。(皮肉である)負けが混むと本人はあせり落ち込むだろうが、負けのエネルギー(貧乏神みたいなものか)は案外日常の些細なことから、見つめなおすことが必要に思う。

 子どもは負けると泣く子もいるが、その意味は?何で自分が負けるのか、何で勝てないのか、何で強くならないのか、など様々だろう。

 私が将棋で泣いたのは、子どもの頃からしょっちゅうあるが、棋士になってもふとんをかぶって3日くらい寝込んだこともある。自分の愚かさと、運のなさに(自分の怠慢をさしおいて)神を呪う気持ちになるのだ。大方は自分の運命を受け入れたくない、受け入れられないのが原因である。でもいずれ、自分の運命を受け入れるしかないのである。葛藤というよりも、静かな負けの悟りだろうか・・人生も同じだろうか。

 負けを知り 運命を嘆き バラの花

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囲碁大会

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日曜子ども教室 [将棋教室]

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 今日は午前中は「日曜コースA」だった。指導対局の三面指しをしたが、16局指して勝者がなしだった。Aコースは初級コースなので、四枚落ちから八枚落ちまでだが、やはり勝てそうな局面から、そこそこの「終盤力」が必要だ。

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 駒落ちの将棋では、定跡形から攻める手段でもよいが、基本的に「攻めて勝つのでなくて、全部の駒を活用して戦う」方針がいいように思う。攻めて勝たないといけないのは、下手のプレッシャーになりがちだ。以前私も半分遊びの、プロ同士でお互いに二枚落ちを指したことがあるが、下手を持つと、とても定跡形では戦えなくて、持久戦に持ち込んだ。

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 特に子どもの将棋は、盤面の駒の活用が偏りがちなのである。すぐに持ち駒を使いたがるのだ「盤面の遊び駒の活用」これが実戦でもいちばん役に立つ格言かもしれない。但し持ち駒を貯めるのでなくて、終盤になるとスイッチを切り替えて、今度は「玉をねらう」感覚にしないといけない。

 初級~中級 子どもの将棋上達法

 ①駒落ちは攻めて勝とうとするよりも、全部の駒で戦うのがよい

 ②常に遊び駒の活用、盤面の駒の活用を考える。

 ③終盤は玉をねらう、玉に向かって攻め駒を動かす

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 午後からは「日曜コースB」だった。今日は少なくて、ゆったりした雰囲気だった。それでひとりひとりチェックしながら指導をしたが、やはり「終盤力」がついてくると、自信につながるようで、はっきりと上達の証が見える。なかなかそこまで行かないが、それは何故だろう?

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 終盤が強いというのは、かなり体験を積まないといけないのと、将棋の終盤の感覚は独特のものがあるのだ。終盤に入ると、寄せ合いと持久戦の両方を視野に入れながら、判断しないといけないのが難しい。終盤は駒の損得よりもスピードという格言は強い人向けのものである。

 中級~上級 終盤で大事な考え方

①相手の守り駒をはがす精神だ

②遅くとも確実な攻めをねらう

③相手からの攻めは、なるべく手抜き心がける

 注=この上達法はあくまで、なかなか思うように上達しない子ども向けのものです。

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 結局、午後のBコースでは、飛落ちから四枚落ちまで九局指導して、下手が4勝した。緩めたのでなくて、力が付いて来たのはうれしいことだ。私は下手が戦うように仕向ける指し方をするのだが、ともかく「戦う」ことが大事なのだ。戦いというのは、確実さが大事だが、ときには決断を持って飛び込む胆力も必要な気がする。

 将棋に限らず、戦いは女々しい考えをやめて,潔くなることが大事なのだろう。

 6月は値上げラッシュのようで、HIROも店長さんが「申し訳ありません、今日から値上げでして・・」お詫びしていた。電器店で電池を買ったときも「すみません、今日から割引のカードが効きません」どこもかしこも値上げの様相である。変わらないのは国の税金の無駄使いだけか・・

 自分の身辺を引き締めないといけないのと、せちがらい時代が本格化しそうである。守りを固めないと、たちまち路頭に迷うのも現実味を帯びているのかもしれないようだ。そんな中で自分のペースを守りぬくのは容易でない。ひとりひとりの人生の覚悟と、社会のシステム構造にギャップがあって、バランスがどうなっていくのだろう。

 そんなことを考えていると、何だか面倒になって、温泉に行くことにした。わからないけれど、社会の要所にいる人間のレベルが下がっているのは間違いない。信用できない時代が来ているのだろうなあ・・

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「ダービー」のスタートだ!

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大外からディープスカイがまっしぐらに疾走!して優勝

2着がスマイルジャック、3着がブラックシェル 3連単 1-7-3

スマイルジャックはノーマークだった。この馬がいなければ取っていたのに・・これがタラレバですね。競馬は難しいですね。

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西区の「囲碁将棋麻雀大会」のポスターです。6月15日(日曜)

 麻雀が入っているのが面白いですね。私は当日、将棋の審判で出席します。そのとき、夢人さんとも久し振りにお会いします!


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土曜特別コース [将棋教室]

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  昨日は稽古でバテたので、今朝早起きしてブログを更新する。私は眠くなると数分、いや数秒で寝てしまうのである。しかもどこでも同じで場所を問わない、いちばん眠れるのは電車の中だろうか。昔は麻雀の音を聞きながら眠った。

 今日は「子ども将棋教室、土曜特別コース」だった。午前中①コースと、午後から②コースだった。少人数コースで定員は8名で、いつもの昇級手合いはなくて、平手を交えた実戦と、毎回テーマを考えて取り組む予定である。本来はもっと分散して、3名くらいを定員にして、実戦指導を10局連続で特訓とかの案もある。

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 どんな方法が効果的なのか、実践でためしてみたい気もする。基本的に私は言葉で教えるのが苦手なので、ぶつかり稽古みたいな指導が好きである。理屈は体で覚えるものなのだ。但し、子どものほうが根をあげそうだ・・?

 午前中は7名出席で、まだ不慣れのせいか、将棋の内容はあまりよくない。助手の阪上1級もフル回転だ。将棋は詰め将棋などの訓練で身につく「直感力」と、実戦の番数で身につく「実戦の勘」と、本などを読んだり、棋譜並べで身につく「知識の感覚?」とがミックスして上達していくものだろう。

 午後は11名出席で(③コースの分を②に繰り入れたので)、子ども同士の手合いもあった。いつもは助手が手合いを付けて成績も書くのだが、今日は自分で記入するので面食らっていたようだ。相手の名前を間違えたり、勝ちとか○とか記入法が違うのも面白かった。

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 総じて、平手になると面食らっているようで、子ども教室は駒落ちばかりでも、平手ばかりでもよくないのがわかる。将棋は戦うこと、この気持ちが大事だが、このことを教えるのが意外に難しいのだ。教室が終わって、阪上1級にKM君と、M君の指導を任せる。

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追記

明日のダービーの予想

 馬の耳に念仏に掲載しました。ずっと当たらないのですが、当たらないものを予想するのも面白いですね。いつかは当たるだろう・・迷うとキリがないのもいい。欲を出したり、無心になったり、ムキになったり、嘆いたり、人間の心理がモロにでます。サイコロを振るのと同じにしても、微妙な勝負のアヤが楽しめます。理屈はいいから一度当てたいなあ。

 


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将棋教室 雨の一日 [将棋教室]

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 今日は午前中「子ども土曜コース」だった。四月の新学期からなかなか落ち着かない日々のようで、みんなソワソワ状態みたいである。学校での新しい雰囲気などに慣れて、基盤が固まらないとしょうがないみたいだ。

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 それでも将棋を継続していると、知らない間に力がついてくるものだ。こういう要素は目に見えないので、わかりにくい面もある。但し、コツコツとでも確実な努力することが必要だ。あせらない、あわてない、でも持続せよである。

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 やはり将棋のポイントは終盤力である。ここを鍛えるしかない。どうすればいいのかだが、詰将棋を見ること(解くことではない)だろう。やさしい詰め将棋を見て瞬時に詰ます訓練がいちばんかもしれない。数をこなすことと、時間をこなすことと、慣れることだろう。そして終盤のセンスが棋力のバロメーターでもある。

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 午後からは「土曜教室」で今日は多かった。ありがたいことだ。四面指しの指導対局だが、後半はいつもバテ気味である。大石三段と阪上1級に日程表を渡す。最近は奨励会の例会が不定期の土曜日なので、何かとスケジュールが混乱しているがしょうがない。特に奨励会試験のある8月後半までは、例年日程がややこしくて、大変である。一門研究会と受験者研究会なども入るので、よけいにややこしいが、弟子に関しての正念場であるとも言える。

 奨励会入会試験でここ数年は一喜一憂だが、数年前に比べると、手ごたえがあるぶんだけ、無駄ではなかったかなと思う。(今の奨励会員)4年前のときは奨励会入会希望者が多かったが、精神が甘すぎて話にならなかった。

 弟子に関しては師匠が望む半分くらいの期待でいるほうが間違いがないような気がする。過度の期待や失望はよくない。お互い様である?その点では楽観的なタイプよりも、自分に辛いタイプ(根性がないとダメだが)の方がいい。とにかくおしゃべりタイプは、ぐっと我慢しないといけないし、将棋は寡黙でちょうどいいくらいだ。また表向きの真面目さでなくて、裏表のない?真面目さが必要だ。

 弟子に関しては、これからの10年間は常に私にとって修羅場であり、心配であり、かすかな楽しみもある。大きな責任、小さな期待?だろうか。そう思ってちょうどだ。

 息抜きにオークスの予想を確認する。最近はオッズを見ないで決めることにしている。わからなくなって、全部の馬券を買うしかない。これが原点だ。そこから減らしていく作業をする。写真は風景の切り取りだ、これに似ているかもしれない。

 私は勝負事だと、負けて負けて痛めつけられて、負けても負けてもそれからニヤッと笑って戦うタイプである。(不気味さを越えている)倒れるまではギブアップしない。ギブアップしても倒れない。しかし競馬はそれも通用しないみたいだ。だから面白いのかなあ。マゾ的な馬券になりつつあるようだ。


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