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有馬記念希望的観測 [写真日記]

 

 きょうはオフだったので、朝から少しゆったりした気分だった。どこか遊びに行きたかったが、結局、昼前までぐずぐずしてしまう。久しぶりに定跡コースで、宝塚から三田に抜けて、R176を走り、先ずはデカンショで「エビフライ定食」を食べる。「きょうはエビが小さいので三匹にしました」単純にうれしくなる。頭からガジャとかぶりつくと、独特のエビの味がする。

 時間的に遠出は無理そうなので、これまた久しぶり篠山市今田の「ぬくもりの湯」に行くことにした。車を止めると、大きなイノシシの藁人形があった。「干支でなくて、ここの名産だからのようですわ」駐車場の係りの人が教えてくれた。初めはぶっきらぼうだったが、親切だった。

 ぬくもりの湯はいろんな湯船があって、源泉かけ流しの38度がいちばんいい。30度の湯船は水のようで、41度の湯船は熱すぎる。階下には大きな露天風呂もあって、のんびりできる。いつもよりも長めに入った。「昔は須磨の海岸まで行って、鯛と農作物を交換して、篠山に鯛を持って帰ったのですわ。正月には喜ばれて儲かりましたわ」湯船での話は聞いていても面白い。

 温泉を出て、下にある店をのぞくことにした。地元の農産物の店があり、そばに「足湯」もあり、豆腐の店もあった。アイスクリームと豆腐を食べた。今度はしし鍋に挑戦しよう。「有馬記念でいっぱい勝ったら来ようか?」「負けたら100円の豆腐かな」と私が茶々を入れる。私は悲観論者なので、妻の楽観的願望的発想がうらやましいと思うこともある。私の発想は常に、負け、底、絶望、悲観からの出発なのである。だから常にどんな状況でも、覚悟だけは充分しているので、割と平気なのである。恐ろしく味気ないほど、楽観的観測は皆無なのだ。「白けるなあ、面白くない」といつも妻に言われてしまうのだ。

寄せ豆腐、おいしかった。100円

 でも大丈夫だ。そう言っている割に、少々の底値や負け、悲観、絶望には慣れきっている体質なので、意外とタフなのだ。めげながらも、心象、心証、辛勝、針少的、希望的観測を常に生み出す体質でもある。要するにしつこくてあきらめないのである。それが私の取り得だろうか。

陶芸の里、立杭を通って帰る

 帰宅するとき、また眠くなって、いつもの千刈水源地で止める。10分ほどして回復した。水位は低くて、底の村が見えそうな気配するあるようだ・・夕景の光線が薄いけれど、きれいだった。

 夕食を終えてから、ひと仕事して(原稿の仕事)HIROに行く。スポーツ紙を見ながら、有馬記念を想定する。なかなか面白そうだが、情が入らないように、淡々と分析したいものだ。昔を思うと、ギャンブルでも随分冷静になっているが、ぬくもりの湯のしし鍋が浮かんできた。有馬記念希望的観測事業に取り組んでみようか、少し身を乗り出して、記事を読むのだった。

清荒神の夕景

清荒神駅

 きょうも一日が暮れる。

 


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鶴橋散策、奨励会例会 [写真日記]

 

 今日は近大の稽古の予定だったが、手違いでなし。あわてて一緒に外出中の妻に連絡して、鶴橋で待ち合わせる。久しぶりに鶴橋界隈を散策した。市場は人混みなのだが、写真は気が引けるのだ。逃げ腰でときどきシャッターを切るが、ぎこちないものだ。キムチを買う。1キロが1000円で「安いねえ」と妻が言うが私はわからなくて、一切れ味見をさせてもらう(ご飯が食べたくなった・・)

鳩がホームに落ちていた餌を取りにきたが、人がきてあわてて逃げる

大きな柳とアベック

古い地図のようだが、鶴橋の市場の店の案内図、迷路パズルのようだ

 魚市場は閉まるのが早いのだろうか?

市場の外の家の壁に書かれてあった

いい看板です

 そこから市場の中に入って散策のつもりが、迷子になってしまう。鶴橋の市場はまさに迷路なのだ。半端な迷路でなくて、本格的な迷路だ。いろんな店があって活気があるが、甘く見ていると自分がどこにいるのか不明。「あのう、JRの鶴橋はどちらに行けばいいのですか?」店の人に聞く。「そこの通りに出て左に曲がれば行けるよ」少し面倒臭そうに手馴れた返事だ。通りに出ると数百メートルなのだが、市場の中に入ってしまうと、たどり着けない。

 

 

 「せっかくだから焼肉を食べていこうか」もちろん賛成だ。少し早めに焼肉屋さんに入る。今日は仕事をしていないのだが、まあいいだろう。まだ夕方前なのだが店の中はけっこう客がいた。

こちらは焼肉店が密集している、美味しそうなにおいが・・

週末、大阪駅はごった返している

満腹して、電車の中で居眠りしながら帰宅する。

 今日は奨励会だった。西田初段が二段に昇段した。おめでとう。教室を手伝っている弟子が勝ってくれると、ひときわうれしい。大石三段も久しぶりに連勝で、これでペースを取り戻したようでよかった。

森門下の奨励会員です。こういうとき、誰かを抜かしているようで不安である。

三段 大石直嗣  澤田真吾 

二段 竹内大悟  西田拓也

1級 藤原結樹  荒木 隆

2級 阪上善隆 千田翔太

3級 高田陽平

4級 来海孝之 坪井祐二

5級 野場敢滋

6級 橋詰雅斗  石川優太  島田健太  上田 洋

 どうも人数は多いが、将来疑問?の弟子も多いのが現実だ。何とかなると思っているとどうにもならないだろうし、何ともならないと絶望し骨身に沁みて自覚を持てば、あるいは何とかなるかもしれない。そんな気がする。言葉でもない、理屈でもない。現実だろう。

 写真家の木村伊兵衛さんの言葉ではないが、”何か大きな反省がなければ、自分を甘やかしてしまう。いくらそれを刻んでも将棋が変わり、結果がでないと何にもならない。そういうことを思いきって変えるのは自分の仕事を全部はき出して世に問うこと”

 自分の仕事を全部はき出して世に問う・・難しいが、自分でこの意味を考えて自分で問うことしかないのだろう・・


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東条湖おもちゃ王国 [写真日記]

 

トビオの真剣な眼差しは「餌」の一点だ。

ザクロが本格的に熟して真っ赤な血の色だ

今日も源さんはひとりで玄関に来て、降りるタイミングを計っていた

 今日は午前中、飛び駒会のテキスト作成、昼食を早めにして、久しぶりのドライブに出かける。どこに行くのか決まらなくとも、車を走らせる。宝塚の長尾トンネルを抜けて、西谷に出て三田方面に行き、R176号線に乗るのが定跡となった。

 以前から近くまで行ってもわからない三田のレストラン「DONO」を探しに行く。途中でスーパー「フレスコ」に立ち寄って買出しする。道の駅みたいに全体に安い気がした。結局、R141号線からまた「DONO」がわからなくなって、R75号線に入る。そこから東条湖の標識が出たので行ってみることにした。東条川渓谷を走ると、東条湖に出た。

三田フレスコ

東条湖

 東条湖ランドはなくなったが、今は「東条湖おもちゃ王国」となっていた。その前に東条湖に下りる。私は初めて来たが、冬はスケート場だったのだろうか?今日は貸しボートは営業していたみたいだが、観光客はいなかった。釣をしている人がひとりだけボートに乗っていたようだった。”観光船はしばらく休みます”の立て札があった。廃墟もあったが、再生の雰囲気も感じる観光地だった。動物園や遊園地がないのは、息苦しくてたまらない。今の時代は、繁栄という言葉の裏に、大切な何かを失っているのだろう。そういうことに麻痺しているのかもしれない。

 

 おもちゃ王国は、子ども連れでけっこう賑わっていた。入場してから、人形を見ながら遊園地に入る。天気がよくてよかったが、まさに子どもおもちゃ王国そのものだった。

 

 帰りはR315号線を走り、R141号線に出て、ふと気がついた。「DONO」は別の道筋ではないか!やはりそうで、立杭の方面に行く岐路で左に折れればいいのだ。すぐ先に「DONO」が見えて、今までの謎がすべて解けた。今度は予約して入ってみよう。次第にいろんな道がわかってきて、つながってくる。

「DONO」が見える

 帰宅して、トビオとクロに餌をやり、源さんの相手をして、飛び駒会のテキスト作成の続きをした。

 私の職業は「棋士」なので、アンケートだと自由業と書くのだが、棋士になってよかったのは、唯一、時間があることだろうか。昔は時間がありすぎて、遊びすぎて自堕落の傾向もあったのだが、いつの頃からか真面目?になった。自分の人生の持ち時間を考えるようになってからだろうか。それもあるが、心のどこかで明日を信じなくなったのだ。私は人も信じていないので(悲観的ではなくて)裏切られてもしょうがない、人を信じるとか明日があるというある意味の甘えをなくしたい、明日がない日が来ても今日はジタバタしないで暮らせるようにしたい、・・そうありたいと思っている。

 現実は、未練たらたら、オドオド、セコセコ、ムカムカ、イライラ、シュンシュンと

雨にも負けて、風にも負けて、夏の暑さにも、冬の寒さにも負けて、それでも生きていく、と思うのだった。

 

 

  


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国民文化祭、徳島 [写真日記]

☆写真日記

11月3日(土)徳島の国民文化祭に行く。もちろん将棋の仕事でだが、スナップ写真はあくまで仕事の合間です。

三宮バスセンターで、神戸~徳島の高速バスに乗る

淡路島を走る

将棋会場の「徳島体育館」に着いた

時間があったので、いろんな会場のブースを見てまわる

セブンブリッジ

 講演会

午後1時から5時まで、指導対局三面指しをする。隣は神吉六段がいた。

ホテルに入り、夕食に出かける。

夜の徳島駅

11月4日(日)

 仕事は10時からなので、早めにホテルを出て街を散策する。これは朝の徳島駅だ。

別会場の公園、まだ準備中だ

 何だかチャプリンの映画のような光景

手を上げて 足を運べば 阿波踊り  なるほど!

 

将棋会場のブース

 午前10時、森信雄七段杯将棋大会Aクラス、Bクラスが始まった。同時に「指導対局」も開始。日曜日のせいか子どもが多かった。徳島に住んでいる藤原1級が手伝いに来てくれた。こういうことがきっかけで、大きなプラスにはねかえってほしいと期待したい。

 天童から来られている「天竜」さんご夫妻。実演だ。私もお守り駒に名前を彫ってもらった。いい記念です。

弁当です

朝からみっちり指導対局をこなして、4時前に終わった。

帰りのバスの時間まで、自由行動だ。

駅まで裏道を歩くことにする。

古い旅館で情緒たっぷりだ

秋の日差し

夕景の徳島駅

帰りのバスから、吉野川を渡る。5時発のバスに乗り、帰宅したのは9時半ころだった。

 昨日は奨励会で、阪上3級が2級に昇級した。これに喜ばないで、きっちり次も仕事をしてほしい。大石三段も連勝で、これからが勝負だ。全体にはまずまずで昇級のチャンスを迎えている弟子が多い。普段の精進でプレッシャーを吹き飛ばしてほしい。成績の悪いのもいるが、みんな勝つわけでないからしょうがない。チャンスをモノにするかどうかは、地道な精進の積み重ねしかない。

 不安も大きいが、心配してもキリがない。それぞれ自分との戦いなのである。

  


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将棋と落語 [写真日記]

 

 今日は午前中、伊丹子ども教室日曜コースで8名参加だった。伊丹将棋センター席主の梶井さんが退院されて、今日は復帰されていてよかった。11月からは土日、月火と営業して、水木金と休む予定とのことだった。無理をされないで、なおかつ営業は続けていってほしい。

四枚落ち、指導対局

六枚落ち戦

ピピア庵という茶室、

開場前の光景

 帰宅すると、今日は一門研究会の日だった。15名参加なのに靴が16足あると、妻が不安そうな表情で話す。ミステリーかと思ったら、荒木君が前回、誰かに靴を間違えられていたので、その靴を持ってきていたせいだった。事実がわかればなるほどである。

 

 一門研究会は11月は休み、12月も日程は変更だ。最近は奨励会の日程によって、教室も研究会も一定しないので困るがしょうがない。

 午後から妻と一緒にピピアめふにいく。第40回めふ乃寄席(10周年記念スペシャル)の招待券を、林家竹丸さんからいただいていたのである。しかもゲストに桂九雀さんも来られるので、行かない手はない。2時開演だが、1時に着くと、すでに竹丸さんが受付あたりにおられたので挨拶する。「今度、徳島に行かれるのですね。関西将棋会館のネット通信で見ました。」竹丸さんは落語家の前は新聞記者という変り種なのである。そのときの勤務地が徳島で、5年間おられたので、懐かしいだろうなあと思う。熱心な将棋ファンでもある。

 整理券を貰ってから、地下のコープで弁当を買って食べる。研究会のカレーはあったのだが、足りないとも見た。1時半に開場だったが、前売りが完売で、我々はその次だった。いつも将棋大会で主催側なので、客としてくるのも参考になる。席はほぼいつもと同じで後ろの方に座る。ロータリー寄席とは少し客層が違うような気がした。

 2時開演で、お囃子で始まるのが情緒たっぷりで、いかにも落語の会にきた心境になるのだ。林家竹丸さん(つる)林家染左さん(青空散髪)そして桂九雀さん(はてなの茶碗)で仲入りとなる。九雀さんの落語は久しぶりで(ご無沙汰してすみません)貫禄が出てきましたねえ。いつものように2キロ先まで届きそうな通った声で、愛嬌たっぷりのお話だった。

 仲入りの後は桂阿か枝さん(金明竹)そしてトリが笑福亭呂鶴さん(お楽しみ)だった。呂鶴さんは、初め本当に酔っ払いかと思ったほどで、迫真の熱演だった。圧倒されるのみだ。

 終わってから少しだけ楽屋に入れてもらい、桂九雀さんに挨拶をする。飲み友達の本間五段がフランスに行っているが、「毎月1回、必要なものを頼まれて送っていますけど、この間なんか、本間という字の印鑑を送りましたわ」独特の九雀さんらしい口調だ。落語の会報に、趣味の詰め将棋を掲載(自作とのこと)されているそうだ。

 ピピアを出て、余韻を残したままHIROに行き、コーヒーを飲む。帰宅するとちょうど、研究会が終わって、みんな帰るところだった。

 チャンピオン戦は澤田新三段3-1Y2級、Aクラスは大石三段が優勝で、2位が千田2級、Bクラスは石川6級が優勝だった。10秒将棋は竹内二段が優勝。研究会は段も級も関係なくやっているので、好調の者が好成績となる傾向にあることが多いのだ。けっこう奨励会の成績をにらんでの目安になるので、手抜きできないものなのだ。

 週末の仕事が一段落して、少しほっとした。

 落語界の方が、将棋界に比べると、先輩後輩のけじめがきちんとしているように思うがどうなのだろう?ましてや師弟関係は・・芸の世界なら当たり前だろうか。タテの関係が崩れているのは、いい世界ではないだろう。どの世界でも、友達のような先生などというのはあり得ないと思うのだが・・先生は恐いのがいいのだ!私は甘いが。


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安用寺五段来宅 [写真日記]

 

 昨日はブログの更新ができなくて、今日も遅れてしまった。別に毎日更新しなくてもいのだが、何となく借金を背負うようで気になるのだ。午前中、安用寺五段が来宅した。友人と台湾へ4泊5日の旅から帰って来たそうだ。昨年はベトナムだったので、「なかなか筋のいい旅やなあ」と感心する。「ヨーロッパだと日数が足りませんので」旅の目的地は、その人の嗜好だが、何となく人生観みたいなものの片鱗もうかがえるかもしれない。

 私は完璧にアジア志向である。但し、どちらかいうと僻地がよくて、自然の中の少数民族のもとで一緒に暮らしたい、そんな願望がある。都市なら、古い街が残っているところで、未来都市空間みたいなところには興味が薄い。

 台湾は以前、直前まで行く予定が、サーズ騒動で中止にしたのだった。「台湾では、いろんな店で小龍包ばかり食べていました」おいしそうでゴクリである。

「安用寺君なら、台湾のオミヤゲはパイナップルケーキと思うわ。名産がわかっているから」と妻の予想が的中した。私はチョコレートかなと思っていたので、驚くばかりだ。「よくわかったなあ、パイナップルケーキ」と聞くと「自分で食べてみておいしかったのと、店の人に名物と言われたので」とのことだった。なるほど。

 台湾の旅行の話を少し聞いてから、早めに昼食に行く。「牛の力」という焼肉の店だ。最近オープンしていて気になっていたのだ。「我が家は野菜ばかりの食事だから、弟子が来るとありがたいなあ」ひとりつぶやく。牛の力はギュウのチカラと持っていたら、ウシのチカラだった。ランチを注文する。なかなか丁寧な感じで?おいしかった。

 食事を終えて、伊丹の昆陽池に行くことにする。安用寺五段は初めてとのことだった。昆陽池の渡り鳥はさすがにまだ早いのだが、それにしては白鳥や鴨、アヒルなど多かった。カラスや鳩も餌を便乗しようと集まっている。

☆アルバム 昆陽池の秋 2007,10、23

子どもの目に集中している

昆陽池の風景

白鳥が水の中で餌を取っている

カラスの行水

仲良くスヤスヤです。

☆新刊発売「棋神 」中野英伴写真集

 将棋、思考の風姿

東京新聞出版局 定価2667+消費税

 中野英伴さんは温厚な方で、私が将棋世界に「風景」を連載しているときも、励ましの温かいお言葉を頂きました。中野さんの集大成ともいえる写真集が完成しました。写真を撮るときに、存在を感じさせない「風姿」は、棋士の対局風景であり、また中野さんの写真を撮る厳しくも静かな姿勢かもしれません。お奨めの1冊です。


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西成将棋愛好者の集い [写真日記]

 昨日は西成労働福祉センター主催の「将棋愛好者の集い」将棋大会に出て指導対局をして、その後で西成市民館で「10面指し」を行なった。それから「百番」で打ち上げだったので、帰宅して早めに眠ってしまった。ほろ酔い気分のときはそのまま寝て、朝早くに日記を書こうと思ったが、7時半を過ぎていた。

 

 西成労働福祉センター主催「将棋愛好者の集い」将棋大会入賞者。ABCクラスに分かれて30名以上が参加した。当日まで15名くらいの申し込みだったが、当日参加が多かったそうだ。「途中で仕事師に会うとそちらに引っ張られますからね」気まぐれなのがいい。

A級決勝戦の盤面。毎年ここの今宮文庫という図書館で開催されている。

「三徳寮」の奥に「今宮文庫」がある。中に入るとお風呂もあって、労働者の人と出会う。ありむら潜さんに案内していただく。

何でもない風景だが、右手が中学校。真ん中のスチールの棒には「学校の下に屋台を置かれないように、小さな穴が開いていてそこから水が出る仕組みです」あいりん地区の複雑な環境事情の一端なのだ。

派手なのれんの大衆浴場。近くには女湯のないお風呂屋さんもあるそうだ。

<大阪市西成区の三つの建物に3千人以上の日雇い労働者が住民登録していた問題>そのひとつのビルだそうだ。こういった問題は単なる強制でなくて、穏やかに解決して行く方法を探るのが自然だと思うが・・

 将棋大会が終わってから、次の会場に向かった。西成市民館での初イベントで、「10面指し」である。昨年指導した人もいて、楽しく指せた。

 

 駒落ちは少なくて、平手でさっさと始まる。ひとりのおじいさんに平手の中盤バシッと飛車捨ての好手を指されて、一瞬ヒヤッとする。参ったなあと思っていたら、すぐに悪手で救われた。惜しかった!10面指しは1時間足らずで終了した。ネットでときどきコメントをいただく職員のSさんとお会いして、これまたビックリした。「初めは申し込みが二名で困っていたのですが、当日になって10名を越えました」今度は単独イベントで来たいなあと思った。

あっという間に日が暮れて、屋台に日が灯る

三角公園、キリスト教関係の団体による、お話と炊き出しがあった。話よりも食が優先している雰囲気だ・・

三角公園の入り口には大きなテレビが据えられている。立ち尽くして見ている人も多かった。不思議な日常だ。

ふるさとの館

萩之茶屋本通、黒岩重吾さんの小説を思い出す

右上、アーケードの上に何故か監視カメラがある。

今池商店街、趣がある。

パチンコ屋でなくて、安売りスーパーです。徹底した、けばさ!

例年の打ち上げ会場「百番」飛田新地のそばにある。センターの人といつもわりと本音で話す会なので、楽しい打ち上げだった。

 もうひとつの「百番」は昔の遊郭の建物がそのままで、豪勢な作りの居酒屋である。ちょうど定休日だったが、今度は中に入ってみたい。特に外人の人を案内すると、感動するそうだ。

 新世界一番街の交差点、この界隈も安宿が多いので、外人のツーリストが増えてから、雰囲気が変わってきた。異国情緒満載で、これから人気が出てきそうだ。ホテルのロビーにはパソコンが置かれてある。

 

 JR新今宮駅、夜のホームは家路に急ぐサラリーマンの人が目に付く。ここは南海電車の乗り継ぎもあるので、結構多い。私はここから大阪に出て、阪急電車に乗り換えて清荒神駅まで帰る。所要時間は1時間間余りである。 


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近大稽古、奨励会 [写真日記]

 

 今日は午後からは近大の稽古で、午前中はのんびりしていた。珍しく妻と一緒に電車に乗った。阪急梅田に着いてから、JR大阪駅で環状線に乗り換える。今日は行楽日和のせいか、駅はごった返していた。京橋駅で妻が降りて、野崎観音方面にいくようだ。私は鶴橋駅で近鉄に乗り換えて、長瀬まで行く。

 長瀬駅に着くと、ここも学生でごった返していた。ゾロゾロ着いていくみたいに、近大の正面につながる真っ直ぐな道を歩く。歩きながらコースの写真を撮った。ときおり選挙カーから大きなスピーカーで、がなる声が聞える。

 東大阪市では確か一年前にも市長選挙があったはずだ?詳しくは知らないが、歩きながら聞えてくる演説を聞いていると、(気になったので帰宅して調べた)どうやら議会の保守側が、革新の市長に不信任決議をしての再選挙みたいだった。「この選挙で1億○○かかります。税金の無駄使いを許してはなりません!」「私は保母ですが・・」帰りの駅のホームでも応援演説が聞えてくるのだった。28日が投票日らしい。

 今日はK先生の都合で、早めに稽古が終了した。携帯で妻に電話すると、ちょうど京橋駅に向かっている最中で、待ち合わせることにした。無事に会って、大阪駅に出る。新しい駅の横のビルの書店に立ち寄る。ハウツーものが増えている印象だ。高村薫さんのエッセイの文庫本を買った。その後で早めの夕食にする。そこから阪急まで行くのだが、何処もかしこも混雑している。大阪特有の横断歩道の赤信号での青信号までのタイムが見える。青になるまでの時間を表示しているのだ。60秒から始まるようだ。せっかちなのだなあ。

 どこにも寄らないで帰ることにした。妻もバテ気味のようである。いつも田舎をのんびりドライブしているので、都会の喧騒はぐったりだ。

 帰宅して待っていると、奨励会の結果報告が入ってきた。澤田真吾二段が三段に昇段した。今期の三段リーグには間に合わなかったが、三段に昇段してよかった。但し、これからがまた別の意味でも難関でもあるので、気を引き締めてがんばってほしい。今の時代は、少しでもほっとする間がないのが気の毒だとも思うが、鉄は熱いうちに大きく打て、である。今の森一門の、棋士達を吹っ飛ばすように?大石三段とともに大いに期待したい。

 他の弟子の成績は、執念が足りない結果のように思った。それはイコール自分の冴えなさにも通じるので、参る。もっと結果を出してくれないと、頭の痛い、きついものがある。何よりも自分のことなのだから、もっとしっかりと・・自分に対するプレッシャーが足りない・・グチをこぼしてもしょうがないが。

☆アルバム 長瀬駅~近畿大学の道


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丹波~城下町柏原 [写真日記]

 

 今日はオフなので、ドライブに出かける。初めは「蕎麦巡り」で、三田から立杭の近くの「摂州三田蕎麦処 権二朗」に入る。私は天ざる、妻はざるそばを注文する。割と狭い店内だが、「今日はお客さんが多くて、蕎麦が品切れ寸前」とのことだった。初めに蕎麦茶と揚げ蕎麦が出てきた。チョボ髭を生やした店主さんは、やさしそうな方だった。

 もともと私は四国の生まれで、うどん一本だったが、最近になって蕎麦もおいしいなあと気がついたのだ。年齢もあるのだろう。蕎麦の店はこだわりの職人さんの店が多いので、面白そうだ。ここの蕎麦は細い面で灰緑色らしい(他のブログを見るとそう書いてあった)が、思ったよりも量は多かった。後で蕎麦湯が出てきたが、乳白色でスープのようだった。

 権二朗を出て、R176号線に出て、篠山方面に走る。確たる目的はないが、R176号線を走るのがお気に入りなのだ。イナロクと呼ぶらしいのだが、私はへそ曲がりなので、そう呼ばない。イチナナロクと呼ぶ。

 篠山を越えて、鐘ヶ崎トンネルを越えて「旧の鐘ヶ崎トンネルに行ってみようか」と妻の提案に同意する。新のトンネルを越えて脇道に入ると、すぐに旧の鐘ヶ崎トンネルがあった。その横に「明治のトンネル徒歩500メートル」と書いた立て札があったが、やめにする。寒かったのと、山道で人の居る気配もなくて気が乗らなかったのだ。私はこういうとき意気地がないのだ。このあたりに「鬼の架け橋」があるらしい。

 旧鐘ヶ崎トンネルを抜けると、静かな景色に出会う。新トンネルの開通でR176の道筋が変わり、廃墟に近いような喫茶店があった。どことなくさみしげな風景だった。新のR176号線に戻り走っていると、近くに廃墟があった。少しだけ立ち寄ってみることにする。秋の日差しにススキが揺れる。物悲しい気分になる。

 

 

 柏原に近くなったところで、また廃墟があった。少し先にコスモス畑があり、色濃く可憐なコスモスが揺れてきれいだった。

 柏原駅に着き、車を駐車場に入れて、散策することにした。昔、弟子を連れて「あまご村」にハイキングに行ったことがある。そのとき陶芸もして、みんな湯飲みなどを作った。そのとき山崎七段の作った入れ物が、大きくて丈夫なので、今は我が家のクロの水飲みとして君臨している。

 街を散策するのは二度目だが、城下町は整っていて、歩いていても飽きることがない。古い建物とモダンな建築が大事に残されているようだ。

 「写真を撮っているのですか?この辺りはいいでしょう。道が狭くて車が少ないのですよ。先日も警察の車が入って来て、身動き取れなくて困っていたので、助けてあげました」近くのお寺の門を撮っていると「どうぞお入り下さい」と堂内をわざわざ開けてもらって、案内された。最近は何故かこういう巡り会わせが多いのだ。「金箔で塗ってあります、相当古い年代のもあるのですよ」どうやらお寺の住職さんだったようだ。あれこれ説明してもらった。

 おさん最中の店で、最中を買う。ここは「おさん茂兵衛」の話の土地なのだ。駆け落ちのとき、くしゃみをしてしまって捕らえられたという、おさんの森もある。

 ちょうど秋の日差しが、斜め30度の写真に最適の光線となって、街を照らし始めていた。こういうときの風景にはうっとりする。ものがみな生き生きしてきて、自然のやさしいスポットライトを浴びるようなのだ。

☆アルバム「城下町 柏原」

やぐら

堂内に案内された

JR柏原駅

 


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山羊のメリー [写真日記]

 今日はややこしい天気で、曇っていたり晴れたりで不安定だった。午前中、仕事をして(新刊本のようやく初めの原稿を送った)午後からは出かける。久しぶりに三田の乙原方面を目指す。

野菜も黒豆も売り切れだ

田園風景が広がる

蕎麦畑

 乙原のバス停前で止まり、山羊のメリーを探すが見当たらない。いつもの池にいなかったので、もういなくなったのかなあ・・と思って小さな川の方を見ると、メリーがいた!「メリー!」「メエー」いつもの素っ気ない返事だった。妻もほっとした様子で声をかける。しばらくして、川に下りてメリーのそばに行く。初めは品定めするように鼻を持ってくるが、ときに押し付けてくる。でもその間も草をついばむことは止めないのが、山羊の特徴である。

 川の向かいの樹に長い綱をつけて、行動範囲が広く取れるようにしてある。山羊の食欲は凄いもので、寝ている時間以外は、モシャモシャ食べているようだ。笹の葉っぱをやると食べたが、ぬれた葉っぱは匂ってから横を向く。何でも食べるようでいて、結構餌に関しては慎重なのだ。動物はしゃべらないが、何らかの意志は伝わってくるし、周囲にも敏感だ。

 山羊のメリーと会えて、今日は来てよかったと一安心する。そこから茅葺の喫茶店「丹波屋」に向かう。今は秋のせいか、お客さんも多くて、この古風な雰囲気を味わいに来ているようだ。11月いっぱい営業で、冬季は閉鎖して、春にまた営業を始めると聞いた事がある。「抹茶セット」を注文する。抹茶とわらび餅だ。いろりがあって、もうすぐ秋も深まると火がないと寒い季節になる。

 帰りに「有馬富士温泉」(花山の湯だったかな?)に立ち寄り、私だけ温泉に入る。車が多かったが温泉の中は少ない。打ちっぱなしのゴルフかパターゴルフに来ている人が多いみたいだ。女性がひとりでゴルフバッグを担いで、車でさっと帰る姿が多かった。私はゴルフをやらないのでよくわからないが、これも時代だろうか。

 露天風呂に自分ひとりしかいないのは、心地よいものだ。雲が消えて、青空が見えた。

 帰宅して、飛び駒会のテキストを完成させる。最近は泥縄式の仕事ばかりだ。ときどきバタンと眠ってしまうが、必ず源さんも横で眠っているのだった。夕食後にこれも泥縄で、大掃除を始める。明日は土曜教室があるのだ。「脳が冴える15の習慣」によると、先ずは身近な片付けがよいとのことだった。2時間くらいして終わる。いつもこんな調子ならいいのだが、大抵は片づけよりも、ちらかすのが私の本分なのだ。

☆山羊のメリー写真集 2007,10,12

  

またメリーに会いに行こう!

 


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