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有段者研究会 [日記]

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 昨日の晩に日記を書いたのだが、間違えて消してしまった。今までにも何度もあったが、そのつどコピーしておかなければと思うのだが、忘れてしまう。

昨日は(3月19日月曜)有段者研究会の日だった。8名出席でいつもよりも多かったが、奨励会も三段リーグが終わると、感慨がある。みんなそれぞれの思いを持って次回のリーグ戦に挑むことだろう。半年かけて戦うので、心技体ともにバランスを保っていくたくましさと日頃の精進がすべてのように思う。

また奮起してほしいと思う。

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 弟子の奨励会も今はほとんど上の方ばかりになっている。ここ数年は一門の新入会も少なくて苦戦続きである。それでも毎回「何人の奨励会員がいますか?」と聞かれるといつも即答できない。ひとりひとりの顔を思い出しながら数える。

 以前はタテの関係がもっと深かったのだが、今はそういう機会が少ないのと、そういう時代のせいもあるかもしれない。後輩を叱るシーンも減ったが、昔ほど先輩を敬うシーンも減っているかもしれない。お互いにある意味で余裕がない‥

 今のは一般的な話だが、一門の弟子たちはまだそういう傾向が少ないと信じておこう?

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 叱るのはエネルギーが必要で、また目をかけていないとできないことで、今はそういう意味でも、自分自身にとって、何らかの意思を持っていないと、生きていく色が薄くなってしまうと思う。逆に言うと色を濃くすると、しがらみや神経を消耗することもあるので、自然に気を使わなくていい相手同士で仲間を作る傾向にあるように思う。

 師匠からみて弟子にとってあやういのは、惰性とマンネリと過信と不信?で、なくしてほしくないのは一念と反骨心である。

 摩擦を避けることと、ややこしい部分の接触を避ける、いい意味でも悪い意味でもこれがひとつの風潮と思えるが、大切なのは社会性だろうか。自分自身は常に不安を抱えているが(社会性の欠如)だから弟子にえらそうなことは言えない。私は弟子にこうあってほしいというのは薄くて、ひとりひとりが自分なりに生きて行けばそれでいいのだと思っているが、①将棋はすべて仕事で、仕事をきちんとこなす②日々規則正しい地道な時間を持つ③毎日ひとりで考える時間を持つ、これがいいように思う。

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 私はどちらかいうと人付き合いが面倒で、子どもの頃の通知表には「仲良くしないと、楽しい学生生活が送れませんよ」「協調性がないので、団体生活になじむようにしましょう」就職して寮に入った時も先輩に「お前は身勝手だから、みんなに好かれないと幸せになれないぞ」と諭された。でも自分には無理と意思っていた‥

 とにかくみんの邪魔をしない、目立たないようにわがままになる、そういうワル知恵を使った?人に好かれようと努力したこともあったが、私には無理である‥

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 裏の裏は表、案外欠点が長所になったり、逆に長所が弱点になる・・物の見方は視点を変えると違って見えることもある・・先入観やきめつけはよくない‥

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 昨日書いたのとまったく違う日記になってしまった。自分の思いを書いたときは、いつもはその部分をやっぱりやめとこうおかと全部書き直すこともある。理屈っぽいのは面白くないが、きれいごともつまらない‥うまく言えないが生身で生きている感性がいいなあと思う。


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