カルチャースクールと特訓コース、奨励会2,18 [日記]
昨日は(2月18日土曜)明け方に雪が積もっていた・・
午前中は大阪教育大付属〇〇小学校のカルチャースクール「将棋講座」に行く日だった。金太郎を早めに出したが、ケージに戻ってくれないと困るのである・・その日の状況で確信はなくて、毎日、腹の探り合い?なのである。鬼ごっこが始まると(ケージに戻るのをいやがって逃げ回る)私も執念深いので、金太郎が根を上げるまで追跡する?
最後はあきらめて観念するが、運動のようにも思っている節がある?ケージに戻るとのどが渇くので水を一杯飲んでいる。「きんちゃん、いいこやったら、またあそぼうな」と言って最後は必ずフォローする。しばらくすると「ポン」と言って歌をねだられるのだ。
金太郎のいいところはあまり根に持たないことだろうか・・でもヨウムもそうだが、動物はいじめられた人間は決して忘れないという・・いじめとしつけは全く違うのである・・
カルチャースクールは年に2回のペースでかなり続いている。以前は他の部門も指導に来ていたプロの人がいたが、今は少ないようだ。私が関わると継続性はある傾向にあるかもしれない。長ければいいというわけではないが・・
今年は2回目で参加は23名だった。
外ではサッカーや何とかゴルフの講座もあった。教室からの見晴らしのいい風景だ。
午後からは「土曜特訓コース」と「受験者研究会」だった。いっぱい指していっぱい将棋を堪能するのである。ある意味で指導マシーンに徹するのである。それが好きだ。理屈の前に盤に向かうのが好きだ‥なかなか上達してくれないのが悩みだが、なかなか強くならないものだからこそ値打ちがあるともいえる?物は言いようだ。
土曜日は奨励会の例会でもあった。藤原結樹2段が三段に昇級した。次期の三段リーグに間に合ったが、一門の二段陣はこれまで昇級の一番を何度も負けていて、トラウマ化しつつあるのが気になっていた。だれかが突破してくれないと他の弟子も進めない‥状況だった。そういう意味でも大きい昇級だった。
藤原二段は初段のときに1級に降級を経験している。そこで復活して、二段でも昇級の一番を負けて、また再スタートでの今回の昇級である。大きな糧を得たので三段リーグでもその体験を生かして奮起してほしい‥同門の三段陣も苦戦のなかで奮闘しているが、みんな粘り強く執念深く取り組んでほしいと思う。
今回は上位陣が成績がよくて、級位者が不振だった。将棋は勝つのは大変だ・・あきらめたり油断すると転がり落ちてしまう‥踏ん張っても下がっていくこともある。それでもふんばっていくしかないと思う。
弟子を持ったことでうれしいこともめげることもあるが、勝負の辛酸をなめるのが掟のようなものなので、結果が出ようが出まいが、常に起き上がることを前提に向き合っていくしかないとも思っている。めげている時間もない‥私はそう思っている。
弟子自身が将棋と向き合って戦っていくしかない。思うようにままならないことがほとんどなので、結果がでないとき激励はしても、同情は一切しないのが、自分なりの「一線の誓いごと」と思っている。この心情は村山聖九段との出会いで得たものかもしれない‥
夜は石川二段と山口3級が宿泊、上田1級が棋譜調べをして帰宅した。