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土曜コース、土曜教室、小雨 [日記]

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 今日も5時頃にいったん目を覚ましたが、さすがにバテていて起きられなくて二度寝をする。7時過ぎに起きた。あれこれと浮かんでくるものがあって、でも日々のリズムも壊す訳にいかなくて、バランスを取りにいく作業を体がおこなっているのを感じたりする。

 人生は夢幻のごとくなり・・そういう面もあるように思える。

 今日は午前中子ども土曜コースだった。小雨のせいもあって出足が鈍かったが、欠席も多くて見学も多い日だった。

 全体を見て回ると、どうも序盤がヘタで、単純なミスで勝負がつくのが多いようだ。本来は個別に教えたいところだ。棋力に関係なく別の土曜日に特訓コースもあるので受けてほしい・・全員特訓コースにしようかと思ったりする?

 私はサービス精神のあるタイプではないので何とも言えないが、将棋に目を向けていない子を見ると、もったいない気がする。盤上の勝負で騒いだり遊んだりしてほしいものだ?駒を操作するのは、操り人形か腹話術の要素もあって?なかなか自分の思うようには進んでくれないものだ。

 もぐらたたきの状況になったりするが、それでも集中しなかったり上達しない点は、指導側の方針やアドバイスのヘタさも大きいのである。指導する側ももっともっと充実した意義のある内容に、腕を磨かないといけない・・子ども達との根比べに負けてはいけない?!

 午後からは土曜教室だった。最近は指導対局でも何となくバランス志向で指すようにしている。自分の好みを捨てて、いろんな指し方を試したいと思っているが、今は序盤が難しすぎて困る。現代の序盤戦術はお手上げである。もっと簡明な部分がないと教えられない?気がする。

 途中で金太郎がゲージから出てしまうハプニングがあった。あわててカーテンを閉めて電気を消して掴まえる・・金太郎もキョトンとしていた。

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 終って喫茶店に行く。いつのまにか日が暮れるのも早くなった。

 帰宅してY君とご両親の懇談をする。また奨励会受験に向けてスタートである。最近は自分にできることを自覚して、自分を生かせて相手も活かせるパターンをきちんと作りたいと強く思っている。非力で無力ながら、心の中は自分なりに必死である。どう伝えるのかどう伝わるのかは本人次第だろうか・・

 夕食の後でHIROに行く。日曜日の競馬の予想をしながら、亡くなった木下先生と阪神競馬場であった日のことをまた思い出した・・日々一期一会である。仕事に遊びに、惜しみなくエネルギーを注いで生きたいと思う。


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突然の訃報 [日記]

 突然の訃報が入った。

 同じ一門の木下晃七段が10月7日、大腸ガンのため亡くなられた・・私の師匠の南口繁一九段の弟弟子なので、叔父にあたる。享年71歳。 

 謹んでご冥福をお祈り致します。

 

 昨年、一門で京都府の木津に師匠のお墓参りに行ったとき「またこういう集まりを持ちたいなあ。頼むよ森君」と木下先生に言われた。私はほっとした。木下先生は単刀直入のズバリの発言が多いので、不手際がなかったか不安だったのだ。

 木下先生がゴルフの帰りだったと思う。偶然、電車でお会いした。妻は緊張していたが「森君、こんなに太らせちゃダメだよ」笑顔できついひと言を放つ。これが木下流の挨拶なのである。

 その前は阪神競馬場のパドックで偶然お会いした。「あれれ木下先生・・」「何や森君、奥さんも一緒か?」不思議そうに言われた。いろいろ競馬の話をする「今日はあきませんね」「牝馬はダメダ。しょせん牝馬だよ」

 私が棋士になったころは、割と口うるさいので、苦手な面もあったが、いつしか会うとニコニコされるようになった。一門ということもあって、少しだけ認めてもらっていたようである。競輪によく連れていってもらった。木下教室の合宿で高野山に泊り込みに呼んでもらったのもいい思い出だ。

 木下先生が七段に昇段のとき、私が幹事になって、一門でお祝いした。そういうときに接していて、次第に心優しい先生なのがわかってきた。辛口は照れ性なのである。

 少し前に増田六段から連絡があって、木下先生の近況を聞いて心配になっていたが・・訃報を聞いて呆気に取られるばかりである・・弟子の南九段も数日前にお見舞いにいたそうで驚いていた・・木下門下で阪口五段や牧野四段が育ったのは何よりだったろう・・

 私が何もできなかった分、増田六段や安用寺六段がお見舞いに行ってくれたそうで感謝している。

 訃報に呆然としてしまう・・ばかりだった。

 ☆10月8日帰省

 昨日は(10月8日金曜)日帰りの帰省をした。母の調子がよくないので心配で2日前に急遽決めていたのだった。

 昨晩はやや寝付かれなくて、しかも4時ごろに早起きしてしまった・・

 少しバテ気味だったので、休憩を増やしながら行った。家に着いて、いつものように昼食をして買い物をする。それから一休みして、母と話をした。近況と亡くなった兄の話が中心だった。私はほとんど聞き役だ。妻はいつのまにか気を利かしてくれて隣の部屋に移っていた。

 思い出話というのは少し気持ちが参っているとき、多くなるのかもしれない。今の現実から離れて、過去の思い出が徐々に克明になっていく。私の知らない母と兄のこともあった。帰る頃には母も少しやわらいだ表情になったようだ。

  帰りは雨だった。高速を走るときの雨は神経がいつもの倍疲れるが、休憩を増やしてゆっくり帰った。私にとって、長く深い一日だった・・

 


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