ピピアめふの入門教室 [日記]
朝は金太郎の水浴びと山口4級に手伝ってもらって庭の草むしりをした。
昨日は夕方からピピアで「入門教室」だった。午前中はあれこれ仕事をこなす。いくつも重なっているので頭の中がこんがらがっているが、テーマは常に「将棋の上達法」かもしれない。理屈と実践は異なっていて、わかっているようで何もわかっていない面もある。
もともと個人差があることと、そもそも全体の分析ができていないことに起因するかもしれない。自分がしゃかりきになるにつれて真のテーマは実は人の心や心理かなあと思ったりする。
我が家でもこの夏初めてのスイカを金太郎に食べさせる。何か勘違いしているのか?スイカの紅い甘いところでなくて、あまりおいしくない周りのところを咥えている。ヨウムは甘い感覚はわかるそうである。例えば苦味を感じるものがないと、いくら苦いものを食べても平気なのである。
他人の痛みがわからないのは、これと同じ理屈なのかもしれない・・人の痛みを感じる感性がないのだろう・・恐らくそういう人間もいる・・自分はどうかというと、何処が欠如している面もあるのだが、それにようやく気づいているのだが、人間は自分の背丈でしか生きられないのも事実だ。
自己中心的な人は誰しも自己中心的なものと思っているのかもしれない・・自分の痛さでしか、他人の痛みはわからないもののようにも思える・・
金太郎がケージのトビラを開けているシーンだ。こうやって金具を上に持ち上げると開くのがわかっている。初めは偶然と思っていたが、目線をみると理解しているのがわかった。このとき口ばしで持ち上げられないと、こんどは場所をずらせて金具をひっぱって開ける。
数秒でトビラが開いた。すぐに飛び出すのでなくて、ゆっくりした動作なのが自信の裏返しだろうか。クイズを解いた子どものようなものである。
夕方からはピピアめふの「子ども入門教室」だった。昨日はいつも手伝いの坪井1級が熊本に帰ったので、阪上二段に手伝ってもらった。見学もいて多かった。盤駒の準備、詰め将棋のチェックなどこまごました作業も多いのだが、一番大変なのは、途中で集中を欠きそうになっている子ども対策だろうか・・
そういうときは怒鳴っても放っておいても駄目なようである。テーマは常に「将棋」なので、将棋を通じて接するしかないのだろうと思う・・騒がしくなると、ともするとテーマが変わってくるのに要注意なのである。
指導しながらだと、みんな手ごたえもあって出来るのだが、子ども同士のときに別の次元の方に走ってしまいがちなのだ。要するに環境に左右されてしまうものがある。ひとり何役もこなさないといけないのが、初心から初級向けの教室の特徴だろうか。指導しながら自分も子どもに鍛えられているのを感じる?
帰宅して、夕食の後で宝塚に珍しく電車に乗って出る。用事を済ませて戻った。
金太郎も来客が重なって、少し慣れてきているようだ。もうすぐ人前でもおしゃべりしそうな気がする・・
☆旅の達人osakiさんの「旅するブログ」 宝塚日和 すごいですね?
受験者研究会、奨励会例会 [日記]
義父が金太郎に会いに来た?
昨日は(7月27日水曜)朝から受験者研究会だった。この夏もカリキュラム通りに開いているが、どういう成果があるかが問題だ・・
修業というのは何かをくつがえすためと思っているが、まずは自分自身で自分を前向きにさせる意志が大切な気がする。急には変わらなくても、苔の一念・・の面も大きい。私自身が弟子にはそういうつもりで取り組んでいる。将棋は思いをぶつける手段の要素もあって、総合的なものだろうか。しかし決して技術だけではないが、ある意味では技術がすべてでもある・・と思う。
昨日は奨励会の例会でもあった。みんなそれぞれの成績である。勝負には波があって、いいときがあると必ず崩れるときもある。また悪いときが続くと、踏ん張れば天気は回復する?ものだ。ヤマ場は波の狭間だろうか。小さな慢心や心のスキが大きなほころびになってしまうこともある。
負けているときは概して謙虚だが、勝ち出すとどうして緩みと甘さが出てしまうものだ・・この繰り返しなのだが、その踏ん張りどころが肝心だろうか。人間は開き直ると強さを発揮するが、守りにはまると脆くなる。自分の持っているプライドみたいなもののランクが問題だろうか。
夜の棋譜調べは山口4級とあとから来た坂上二段だけで、奨励会の後でこんな風なのは久し振りである。今は体がいくつあっても足りないが、ほとつひとつ先々こなしているつもりだが、なかなかこなしきれない・・仕事に不備が出ないように心がけよう。
月、火曜の日記 7,25、26 [日記]
月曜と火曜の日記
◎月曜日の日記 7月25日
対局と旅の達人来訪
月曜日は(7月25日)昼前に旅の達人osakiさんがバイクで来宅。7月28日からまたアジアへの旅に出かけるとのことで、この過密スケジュールをこなすのはさすが達人である。
我が家での昼食はいつもの外食をやめて、妻の手料理だが、osakiさんは前夜は天王寺のシェラトンホテルでホテル修業?しているので、朝食が遅かったらしい。結局、妻と私がいっぱい食べた。これが我が家のもてなしである?
午後から関西将棋会館に出かける。対局予定表になくて不安だったが、テレビ棋戦の予選である。最近はまるで、棋士のようなスケジュールである?
終ってからすぐに帰宅する。隣で谷川九の胸を借りている大石四段の将棋も気になったが、弟子の将棋は当日はほとんど見ないようにしている。
ちょうどJR福島駅からは聖天通りが見える。この界隈に住んでいたときは何度歩いただろう・・
夕食も家で妻の手料理だ。ゴーヤはしくじったらしくてでなかった。食事が終ってから、金太郎を部屋に出す。体の大きいosakiさんは恐いはずだが、意外に慣れてきていて、とうとう1回だけ頭に乗った。
それからお客へのサービスで、人形落とし、遊び場でのでんぐり回転を披露する。金太郎もお客慣れしてきたのか、全くの貝ではなくなってきた。将来はいつでも森家のために活躍してもらわないといけない?のだ。
osakiさんとは久し振りで、実家は山形なので、震災のときは三陸の方にボランティアにも行かれていたそうだ。それから旅の話やネットの話を聞く。メカ音痴の我が家では、osakiさんは貴重な人物である。
旅するブログ 宝塚日和 海外で使う動画の練習?みたいですが、リアルですね。なんだか中国にいるみたいでした。
こちらでハンガー落としも得意である。ひとつひとつを足でうまく素早く落とす。
こうやって落とす
金太郎の肖像写真?である。
火曜日の日記
◎谷口さん来訪、小学校指導日
プリンタ-の上からこちらを見ている金太郎
今日も来客があった。詰め将棋作家の谷口さんだ。家になっている桃を持って来てもらった。「こんなに朝早くでかけたのは久し振りです」
今年の我が家のザクロは不作で、実がなったのは10個くらいしか残っていないようである・・
谷口さんの詰め将棋をみせてもらう。難解作が多いので頭を絞らないと詰まない?のである。「金ちゃんですね」金太郎は相変わらずである。初めての客には貝になる。
部屋に出すと宿泊のosakiさんもいたせいか、サービス精神満点ででんぐりかえり回転を披露して、もてなすのだった。
そろそろケージに戻そうとするのだが、いやがる金太郎
osakiさんがバイクで関東に戻り、私は谷口さんと阪急電車に乗って梅田方面に向かう。
夏のビルは独特の存在感がある。
高速道路の高架下、淡い色彩が似あう
整ったデザインである。
都会の真ん中の古い家、むしろ目に付く。
今日は夏休みのせいもあって、がくどうの生徒は少なかったようだ。初めは駒落ちの指導できっちり任して、それから八枚落ち破りの棒銀を教えて、最後に詰め将棋を出題する。
少しバテた・・
帰宅して横になる。仕事は山積みだが、時間は限られている。雑事も多いのでパニックになりそうだが、こうやってこなしていくのが人生かなあと思うと、身も引き締まる思いだが・・
夕食は山口4級も一緒だった。明日は奨励会の例会だ。
その後でKーズ電気とコーナンに買い物に行く。それからまた仕事をした。
日曜伊丹コースと特訓 [日記]
最近はあわただしくて、ブログもまとめて書いてるのだが、夜に更新しにくい大きな理由は「写真のアップに時間がかかること」である。朝だと写真のアップロードが早い。アクセスの時間帯の問題だろうか。
こうやって咥えて、私のところに飛んでくる。おもちゃをもって遊びにくるようなものだが、すぐにたいてい落下さすのである。
こんどは下に降りてひとり遊びだが、でんぐり返っている。鳥には思えない遊びだ。
かと思うと、おもちゃで遊んでいるふりをして、こうやって別の新しい遊び場を探している・・
また戻って、どこか遊び場を探すのだった・・
昨日は(日曜日)伊丹子ども日曜コースだったが、夏休みと大会が重なって少なかった。しかし少ないのに騒がしい?
昇級試験の飛落ちである。ここから6四歩、6六金、6三銀、4六角、6五歩、同金、6二飛、6六金、6四銀、6七金引と進む。渋い展開だ。
これも飛落ちで、上手の方がここから4七歩と反撃して、これからの将棋だ。
八枚落ちだが、どことなくバランスが取れているのだ。7三飛が何とも言えない?
午後からは「受験者特訓」希望者の日だった。夕方までみっちり指す。私の方も将棋漬けである・・普段からこれくらい勉強すればいいのだが・・
夕食の後で買い物に出かける。夏の夕景は色彩豊かなものがある。
GⅢ函館記念は完敗だった。結果は4番キングトップガンが勝った。二着が3番マヤノライジで、3着にアクシオンが入った。私の買った12番ミッキーペトラは二番手で先行したが、後半はズルズルと下がって完敗だった。武豊騎手も厳しい試練のようだ。
WIN5は5Rのうちで1Rのみだった。さすがに100円では無理かなあ・・
夏のスケジュールを見ると、明らかに過密であるが、むしろひとつひとうに悩むことなくこなしている。悩む暇がないほうがいいのかもしれない。
日曜函館記念予想 [日記]
日曜の競馬
◎函館11R「GⅢ函館記念」の予想
☆馬連フォーメーション12⇔1,2,3,4、10,15,16
軸一頭12ミッキーペトラ⇔1メイショウクオリア.2コロンバスサークル.3マヤノライジン、4キングトップガン,10ウォークラウン、15エドノヤマト,16マイネルスターリー
☆ワイドフォーメーション 10⇔2,12、15
◎WIN5
10 2 12 5 13 (100円)
久し振りに予想、被害が少ない?金額だ。
木、金,土曜の日記 [日記]
木、金曜の日記
木曜の日記(7月21日)
☆午後から受験者研究会
午前中はダイエーの「木曜の市」に行く。ほとんど毎週通っているが、けっこう見るのも楽しいものだ。今の世間の一端が見える・・暮らしは毎日のことで、食料品売り場での買い物は日常の空気を感じ取ることができる。旅行にいったときの市場と同じである。
詰め将棋を作っていると、金太郎がパソコンの上に来た。のぞき込んでいる。しかし出るのに困ったようである。「きんちゃん、あぶないよ」と言うと「アブアイヨ」と返事する。
それならばと、パソコンのデスクトップの金太郎の写真を見せる。わかるかな?
今日は午後から「受験者特訓」を始めた。毎年のことだが、できるかぎりのエネルギーを注いでいる・・結果はともかく、みんな奮起してほしいと願う。
夕方、土曜の丑なので、「ひつまぶし」を食べる。いろいろ食べ方があって最後のお茶漬けである。おいしい・・贅沢な味だ・・しかし「ひつまぶし」は「ひまつぶし」に聞えてしょうがない。
最近、近くに「もりのぶ小児科」が開院した。車で通るたびに、どんなひとだろうなあと思ってしまう。以前、作家で「モブノリオ」という人がいて、びっくりしたことがある。もしも私が小説を書くのなら、探偵ミステリーか仁義なき戦いのような荒っぽいものか、いちばんいいのは現代の必殺仕掛け人のようなもの・・小林佐兵衛のようなtu痛快な主人公がいいなあ。
昔、天王寺の地下の赤提灯の串かつ屋さんで、ひとりで飲んでいるときに、カウンターの向こうの方に自分と同じ人物がいた!酔っ払っていたので、目の錯覚と思って、トイレに行って顔を洗って戻ったが、どうみても私だった。向こうも気づいたらしくてしげしげと眺めていた・・いまだに謎の・・夏のミステリーである。
金太郎はよく遊ぶのだが、まれに考える人になることがある。
金曜の日記(7月22日)
☆受験者研究会
また同じ場所で遊んでいる。ここがすきなのだが、よそ見しているとプリンターをこじ開けて壊すので要注意である。
鋭い目線だが、いかんせん格好は三度傘を被った渡世人、あるいはまさかりかついだ金太郎である。
金太郎はしっかり見る。何をか思わんやである。
この日は朝から受験者研究会だった。私もフル回転である。どっぷり将棋漬けである。
夜はグッタリして、マグドナルドに休憩に行く。お腹もすいた・・夜食はよくないとわかっていても、エネルギー切れである。
土曜日の日記 7月23日
☆土曜コースと土曜教室
この日は午前中「子ども土曜コース」だった。夏休みに入ったばかりなので人数が読めなかったが、普段と変わりない人数だった。
私はついつい、早く上達してほしい気持ちが出てしまうので、そういう目線で向き合っているのだが、なかなか難しいものだ・・将棋にはテクニックとともに、ある種の激しさかあるいは種の我慢強さが必要かもしれない。「じっと反撃の機会を待つ」この姿勢がほとんどかもしれない。
2時間じっと将棋に向き合うのはきつい面もあるが、本来は「好きこそものの上手なれ」ならいいのだが、今の子ども達には特に「きちんと戦う場」が大切な気もする。臆さずひるまずゆるがず・・もっとも自分にもそうなのだが。
七枚落ちで、下手が優勢だが、ここから寄せるまでは時間がかかる。「駒を前に進める」のはよいのだが、どこかスローモーで、かわいい?
これは八枚落ちで、攻めが成功して、やはりこれから「玉を寄せる」練習だ。
5七の馬が当然のように逃げようとしたので、手を止める。少し時間がかかったが、4八馬、同金、2八銀の寄せのテクニックを発見した。これが将棋の醍醐味だ。全般に子ども達の苦手な分野は「寄せ」である。
週末は人が多いので、金太郎もややストレスである。そこで出してやるのだが、スプリングクリップを外して待つと、こんな風にあっけなく自分で開ける。
右手にいる金太郎が、やはりプリンターを開けてかじっている。セルフで撮っているときに動いたのだ。
子ども教室が終わり、お茶を飲みに行って、夕食を終えて、ひとくぎりだ。
電話が鳴って受話器を取り話していると、金太郎がそばに飛んできて、腕を噛んだりつついたり好き放題である。「コラッ」と言えないのを知っているのだ。日頃頭が上らない私に、抵抗のようである?動物はよくわかっている。常に下克上をねらってもいるのだ?
すぐに電気を消してケージに戻す。「金太郎!」金太郎もばれたかという表情だ。
朝晩の金太郎との遊びは何よりもくつろぎの時間だが、なかなか目を離せないのだ・・この夏は普段の5倍くらい忙しいが、すべて全力投球である。そう思っている。
家で仕事三昧? [日記]
昨日は(7月19日水曜)台風のことが気になっていたのと、あれこれ悩ましくて眠れなくて明け方の4時くらいに起きた。それから急ぎの仕事をこなした。
くたびれたので二度寝する。また起きたらまだ7時前だった。本格的に起き出して仕事に取り組む。こんな風に集中したのは久しぶりである。少し一休みして、金太郎の相手をした。この日の金太郎は部屋の中を飛びまわっていた。
夕方トビオとクロに餌をやってから、外を眺めると台風一過の青空だった。こういうときは見事なくらい純な色彩である。
不思議な空間の空だ。
和室に移ってからも、遊びまわっていた。週末は人が多いので金太郎も落ち着かないのだろうか、のびのび遊んでいた。
母から電話があって、頭痛が我慢できなくて、また一昨日の深夜に救急車を呼んでもらったという。蓄膿でたまった膿が原因らしいが、中耳炎も重なって頭痛に激しさを加えているらしかった。目の前が県立病院だったが、今のご時勢の影響で「耳鼻科」もなくなって、なかなか通えないのだ。唯一の耳鼻科が街にあるが、毎回タクシーを使うことになるので、気になっているらしい。
「昨日は点滴をして,鼻を洗ってもらって、すこしましになったけどな」食欲も無いので困っているようだ。救急車で付き添ってもらったり、近所のSさんにはとってもお世話になっているようだ。
帰省したいが、スケジュール的に無理な日々である。「お金は気にせんでええから、しばらく通った方がええ」励ます。こういう弱気になった母はあまり見たことがない・・話をすると少し安心したようである。好物の宝塚〇テルのドーナツを送ることにした。
昼間は仕事に取り組んで、何とかこぎつけた。最近は一日中、頭の中は仕事のことでいっぱいだ。いろんなことがあるが、仕事に精出す以外に解決法はない。結果に関係なく、弱弱しい脳みそを振り絞るよりないのである・・かえすがえすそう思う。
ようやく一段落したが、今度は別のことに向き合う。脳みそを振り絞っているが、なかなか答えが出て来ない・・そういうことが多い。ずるをしてきて、頭の切れ味がない?そんな感じだろうか。感情が先にたち、理性が後回しになりそうな・・もともと私はそういうタイプである。相手に噛みつく野蛮さを持っているが?今は歯がガタガタなのでできないのだ?
この写真の金太郎が好きだ。最近は金太郎が私のそばに来て、眼鏡を無理やり外させて、何か話したそうである。挿し餌で育った生き物は自分を人間と同じと思うらしいが、多分、金太郎もそのような気がする。
壊れた蓋を咥えてじっと見上げる金太郎・・このまま私の頭に乗ろうとしている。昨日、初めて金太郎の爪を切った。嫌がるかと思ったが、ケージの外からだったので反応もなかった。これからこれでOKだ。金太郎の爪は先が尖っていると、頭に乗られると痛いのだ。もっとも私は少々の痛さは関係ない。金太郎に鍛えられているのだ。
朝日杯対局 [日記]
昨日は対局だった。朝日杯将棋オープン戦だったので10時から前田祐司八段戦で、こちらは相手のうっかりもあって、穴熊で快勝だった。強敵に勝って気分よく午後からの二局目を迎える・・
相手は井上慶太九段だった。相穴熊を避けて相高美濃囲いの戦いになった。この局面では(後手が私)少し苦しいと思っていたが、△5五桂か△5四金か迷う。この対局は持ち時間40分で切れ60秒なので、プロ棋戦としてはほとんど直感勝負である。
ここから△5四金▲4四と△同角▲4三銀△5三金▲3四銀成△5五角▲4四歩△6五歩▲4三歩成△6四金▲5三と△7五歩▲6五歩△同金▲5四と△6六歩▲5五と△6七歩成▲6五桂△7八と▲同銀で以下は負け。
厚みの戦いになってしまったので、手負けのようである。△5四金では△5五桂▲5六金△4七桂成の方がよかったようだ。
▲4三銀なら何とかなると思ったが、次の▲4四歩が「と金の遅早」で厳しかった、続く▲5三とでしびれた。△5二歩の受けが利くと思ったが、▲6五歩△同桂▲6六銀でダメである。厚みとと金で負けた一局だった。この前の中盤のにらみ合いの時点で間違えたようだ。
台風接近もあるが、まっすぐ家に帰る。屋上にカラスが止まっている。動物は本能が敏感で自然の変化に対応するのだろう。
怪しい空模様である。
台風の行方を見ながら、家の中の雨戸を閉めたり戸締りをする。
夜は急ぎの仕事で詰め将棋を作る作業に専念する。これは頭が疲れるとグッタリ休み、また起き上がる。昔、創作次の一手を創っていたときは、そういう感じで1問に7,8時間くらいかけて作っていたこともある。検討を入れると更に数時間である。根気も体力もあったのだろう。それがスーパートリック次の一手だった。
今は30分でバテる。それから10分くらい休んでまた作業する。私はこういうことが根っから好きなのかもかもしれない。これに勝負根性と将棋への執念があれば文句なしだが、その分野が劣等生である。
今は難しい時代になった。それぞれが自分に優位に進むように運んでいく・・それはいいのだが、自分以外への配慮がない・・それなら自分も同じ様に・・そういう風潮かもしれない。
世の中や国の政治が当てにならないので、自らの身を守ることがいちばん・・そうなってしまうのだろう。実際に不安、不信をいだくようなことが増えた気がする。一見男らしそうな景気のいい話をする政治家よりも、現状を真剣に分析して冷静に大局観を見据えた判断できる政治家がいないものか・・個人はよくても組織になると同じ穴のむじなになってしまうのだろう・・
今大切なことと、将来に向けて大切なこと、このバランスが微妙である。政治家の資質はこれをどう判断するかだろうか。規則で決まっている。多数決なので絶対、こういう固さがいい場合と役に立たない場合もある。規則で決まっていても見直す、多数決で少数で見直す、こういったやんわりとしたおおらかさの許されない時代なのが、現代の不幸だろうか。私の考えで勝手にそう思う。
土日月曜の日記 [日記]
土日月の日記
7月16日(土曜の日記)
☆土曜特訓コースと受験者研究会
土曜日は(7月16日)土曜特訓コースと受験者研究会があった。最近はこのパターンが多い。
土曜特訓コースは、子ども達がどんな序盤作戦で来るのか楽しみであるが、我流のままの子もいるようだ。やはり戦法を覚えて戦った方が面白いはずだ。特に今の将棋は序盤作戦が勝負を分ける比率が高くなっている・・
将棋を覚えての指導の難関は「平手の序盤」かもしれない。
これは受けすぎの陣形だ。指導を受けるのだからどんどん「攻めの訓練」に心がけたほうがよいだろう。カウンターねらいばかりでなくて、自ら攻めて戦う姿勢がほしい。
私も攻めがあまりうまくないので、ときどきしくじる?でも「離れ駒があるので攻めのチャンスだ」
駒落ちの下手で穴熊はやや損かもしれない。もともと上手はいざというとき入玉を目指すので、金銀が遠くにある穴熊だと入玉をねらいやすいのだ。穴熊の場合なら、守りの金を一枚攻めに使うのがよさそうだ。
昼休みで、金太郎をひなたぼっこさせる。金太郎の特訓コース?
午後からの特訓を始める。駒落ちの場合も「いい勝負で戦う」ことを覚えるのがいいように思う。定跡で攻めて勝つことにこだわると、なんだか宿題のようで、手順などを覚えることにこだわりすぎてしまうのだ。むしろいろんな攻めパターンを使ってみたほうが面白いはずだ。
上手は淡々ときちんと指すのがいいのだが、「相手がどう指すのか」下手の手を予測できるのが指導の達人である?
平手の序盤だが、実は私の方が雲行きが怪しい。いろんな形を試しすぎたせいか?序盤から中盤は「崩れないように指す」ことを心がけたい。「優勢にする」ことにこだわらないのがよいと思う。平手は特に互角を目指す精神だ。
受験者研究会は今日は参加者が少なかったのだが、今年の奨励会受験をうけるかどうか、決める要素もあるので、棋譜をつけている。棋譜を見るといろんなことが見えてくる。まれに普段の家での過ごし方もわかったりするものだ。うそでなくて感じることもあるのだ・・
金太郎は最近、こうやって片手でぶらさがることも多い。何となく自慢している風でもある。鳥も人間と変わらない感情と思いがあるのだ。こういうときは「金ちゃんじょうずやなあ」と誉めるのだが、ヨウムは誉めるとうれしいらしい。少しお調子乗りだがあどけない仕草なのだ。人間界のいやらしさはない?
これは以前からのお得意のポーズである。
日曜の日記(7月17日)
日曜コースと来客(尚〇帝なおさん一家)
日曜日は午前中、日曜コースAだった。夏休みが近くなって気が緩み始める頃でもあるので、対局開始のときに少しきつめに話をした。子ども教室の最近の私の方針は、さっさと強くなってほしいである?なかなかそうも行かないのだが・・
金太郎が何かを噛んでいると思ったら、この穴が開いた足のふただった。固いはずなのにどうやって外したのか興味があり、また戻した。すると金太郎は上からだと固くて開かないので、下に回って押すとスルリと外れたのだ・・なるほどと納得する。
日曜コースAだ。対局が始まるときは、みんな気合が入ってるのが伝わってくる。このまま最後までいけば、すぐに上達間違いなしなのだが・・肝心の急所の局面あたりで集中力がそがれやすいのが惜しい。
こちらも日曜コースAである。駒をきちんと並べて姿勢を正す。それから「お願いします」の挨拶で一斉に対局開始である。
指導は西田三段で、私も指導の補佐をする。これはきちんと組んでうまく攻めている。ここからの数手が勝負を分ける。将棋は局面によって悪手や好手の密度が違ってくる。密度のこい局面では悪手はまずいのだ・・
五枚落ちのきわどい終盤戦。一手違いの将棋になると面白い。たいてい下手の終盤力の勝負である。
午後からは日曜コースBだった。指導が阪上二段で私も補佐をする。いい勝負の内容が多かったので、以前と比べるとレベルは上ったように思う。これからは中盤の勝負どころでの戦い方が課題になりそうだ。
ここから6三銀、6五金、同金、同桂、6四歩、4三金、5一飛、7三桂成、同桂、7四歩、同銀、6四角、7二金、4二角成、6一飛、6四歩と進んだ。微妙ながら上手がやや無理攻めである。
教室が終わり片づけをして、競馬を見る。
その後で広島から尚〇帝なおさん一家が来られた。二年ぶりだそうである。今回はなおさんと奥さんと赤ちゃんも一緒だった・・
さあ金太郎がどう出迎えるのか・・我が家に赤ちゃんは珍しい。金太郎にとっては同世代のライバル?でもある。金太郎は面食らったようで、しげしげと赤ちゃんを眺めて不思議がっていた。金太郎は大きな大人は怖がって貝になり、子どもには甘くみて強気な態度を取る傾向があるのだ。
ご対面はまずまずだったようで、お互いに顔見知りになった。金太郎にとっては同世代の友人になってほしいものだ?
夕食は先日の澤田四段のときにも行った宝塚のガンコ寿司である。この日は特に混んでいたようだ。料理の配膳も遅れがちであわただしいようだったが、それだけ人気のある証なのだろうなあ。風情のある昔の屋敷そのものの部屋が17くらいあるそうだ。今の時代は景気の波が激しくて、客が多いか全くいないかのどちらかになっているような気もする。競争が激しくて一寸先は闇の厳しい時代である。
食事しながら親しい人と歓談するのは、最高のくつろぎの時間である。私は車なので飲めないのが残念だった。ノンアルコールビールで喉を潤す?
赤ちゃんは泣いたり笑ったり寝たりぐずったり、忙しい。ときどき観ていると金太郎のやることなすことに似ているようでもある・・
赤ちゃんをあやしに行てから、なおさんと将棋の話をする。今日も将棋の特訓ができなかったので、次回は必ずやりましょう?そのうち親子でチャレンジされるのだろうなあ?
門を出てセルフタイマーで記念撮影をした。家に戻って、少し休憩してから伊丹のホテルまで車で送った。楽しい時間はあっという間である・・
また是非遊びに来てください。金太郎ともどもお待ちしています!
月曜日の日記 7月18日
☆受験者研究会と懇談
祝日の月曜日は(7月18日)受験者研究会を1Fの和室でしながら、2Fで保護者個人懇談をする。朝10時から始まった。夕方までそれぞれの事情を加味しながら懇談していく。午後も続いたので、後半は少しバテ気味だったが、大事な時間である。
ここ数年はあれこれと取り組んでいるが、思うようになかなか結果は伴わない。私は奨励会を目指すに当たって、自分の考えを保護者に話をするのだが、弟子を持つことは大きな責任を背負うことでもある・・ともすると人間性の面にも関わってくるので、保護者とのコミュニケーションがとっても大事に思う。
そして自分の生き方にも関わってくるので、理解されるされないこととは別に、常に真摯に向き合っていないとけないとも思っている。
えりを正して弟子を取っているつもりだが、金属疲労ではないが、弟子疲労?みたいなものもつきまとっているかもしれない・・自分なりに弟子には何らかのエネルギーを注いでいるのだが、それが弟子に反映されないと虚しいものもちらつくこともある。そして結果が出ないと二重三重にきついものもある。
それなのに何故弟子を取るのですか?と聞かれたことがあったが、何とも冴えない自分にできることを細々とつなげていくと、こうなった・・そういう気がする。
なかなか師匠の凝り固まった肩をほぐしてくれる弟子がいないのだが・・それぞれに自信を持って、戦っていってほしいものだ・・修業とは自分の評価をくつがえすこと、私はいつもそう思っている。
夕方保護者懇談会も終わり、夕食を終えて、金太郎と遊ぶ。
今は自分なりにはけっこう精神的にもきつい日々だが、少々冴えなくても自分と向き合っていくよりないのである。常々弟子に言っていることを、自分も守っていくよりないのだろう・・
対局負け [日記]
昨日は(7月15日金曜)竜王戦の6組伊藤博文六段戦の対局だったが負け。序盤から気合が入っていて(相手が)じっと我慢の将棋で、私の方が気合が悪かった。どうも悩み事が多いときはダメである。一年中そういうことだろうが・・そういうことも含めて、将棋は総合力の勝負なのである。
竜王戦の決勝トーナメント久保二冠と山崎七段の将棋もあった。帰宅して気になってネットで観戦していたが山崎七段の負け。こちらの負けのほうがこたえた・・昨日は5連敗くらいした気分になった。
朝、金太郎を出す。出かける前は、少し早い時間に出すのだが、最近は素直になって、やりやすくなった。金太郎はスプリングクリップを外すと、おもむろに理解して、自分でカギを開ける。これが力任せでなくて理屈どおりなので驚く。何度か試したが、作業を始めると数秒で開けるので呆気に取られる。
JR福島駅のビッグイシュの人とは顔見知りなので、いつも挨拶して買う。この暑さでは夏は朝晩くらいでないと無理である。
観戦で来ていた野間五段と昼食に出て、それから喫茶店に入った。山崎七段とも昼食のときにレストランで会ったのだが、少しふっくらしていたようだ。弟子の将棋があると気になってしょうがないので、局面は一切見なかった。
玉頭の位取りに失敗して、この局面では仕損じた感じである。ここで▲6五桂△6二銀(△6四銀なら桂が死なないので一局だ)▲4五歩△9二玉(△6四歩から△6五歩は▲6四角がある)▲4四歩△同歩▲同飛と打開したかったのだが、躊躇してしまった。
実戦は▲4五歩△7三桂▲6五桂△同桂▲同歩△7三桂▲4六角△9二玉▲7七桂(これもおとなしすぎた)△6二銀▲6四歩△同歩▲同角△5三金▲4六角(初めは▲7三角成のつもりだが無理攻めだ)△6四歩で先手不利になってしまった。
終盤はどうしても一手足りなかった。伊藤六段によく辛抱された将棋だった。
夜はなかなか眠られないので、詰め将棋の仕事をする。ずっと作った。昔から負けたときはこんな感じで、明け方まで詰め将棋を作って過ごした。